国連開発計画(UNDP) 駐日代表事務所
ニュースレター7号(2012年5月31日発刊):特集「リオ+20」

UNDP駐日代表事務所が定期的に発刊するニュースレターです。世界の開発現場でのUNDPの活動や日本とのパートナーシップ、日本政府拠出のUNDPの開発プロジェクト、日本人職員の活躍ぶりなどを紹介していきます。今月号は6月20日から22日までブラジルのリオデジャネイロで開催される「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」を特集しています

特集1:国連持続可能な開発会議(リオ+20)とUNDP 

「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」が6月20日から22日まで、ブラジルのリオデジャネイロで開催されます。1992年に同国で開催された「国連環境開発会議(地球サミット)」から20年を迎えるのを機に、世界のリーダーが民間企業、NGOなどの代表者らと一同に会し、私たちが望む世界―経済・社会・環境のあり方について協議をします。UNDPからも、ヘレン・クラーク総裁をはじめ幹部職員がリオ+20の協議に参加します。リオ+20は、1)持続可能な開発を達成し、人々を貧困から救い出すにはどのようなグリーン・エコノミーを構築すればよいのか、2)持続可能な開発のための制度的枠組みを主要テーマにしています(続きはこちらから)。

特集2:UNDP親善大使のアントニオ・バンデラス氏、リオ+20での国際的な対話への人々の関心を呼びかける

スペイン出身で世界的に活躍する俳優で、UNDP親善大使を務めるアントニオ・バンデラス氏が本日、2012年国連持続可能な開発会議(リオ+20)での国際的な対話へ人々が関心を寄せるようにビデオメッセージを発表しました(続きはこちらから)。バンデラス氏の動画(日本語キャプション付き)は、こちらからご覧いただけます(右の写真をクリックしていただいてもご覧いただけます)。

第7回UNDP職員リレーエッセイ「開発現場から」 UNDPアジア太平洋地域事務所 古澤智子さん

UNDPアジア太平洋地域事務所、モントリオール議定書チームの古澤です。現在、同チームのプログラムスペシャリストとして、アジア各国のUNDP国事務所や環境省に対し、オゾン破壊物質や残留性有機汚染物質関係プロジェクトの管理、案件形成、資金調達などのアドバイスとサポートをしています(続きはこちらから)。

日本・UNDPパートナーシップ基金を通じたアジア太平洋地域でのREDD+対策の支援

森林は、主要な温室効果ガスである二酸化炭素の吸収源として重要な役割を担っていますが、近年、特に開発途上国において、その減少・劣化が急速に進んでいます。森林減少と劣化の抑制による排出削減(REDD)は、開発途上国での森林減少・劣化を防止することにより、温室効果ガス排出量を削減する取り組みです(続きはこちらから)。

ブータンでの資源リサイクル事業

ブータンの首都ティンプー市では、行政と民間企業 Greener Wayによる革新的な資源リサイクル事業が開始され、持続可能な開発に向けた官民連携(Public-Private Partnership: PPP)事業として注目されています。同プロジェクトは、アジア太平洋、アフリカ、ラテンアメリカ地域における7つの行政機関で実施されたUNDPのグローバルなプロジェクトの一部です (続きはこちらから)。

「途上国における再生可能エネルギーの可能性」についてビジネスセミナーを開催

UNDPでは、日本企業の事業機会の拡大と途上国の開発に寄与するビジネスや活動を支援するため、2006年よりさまざまなテーマについてビジネスセミナーを開催しています。2012年度は企業と途上国双方から注目されているインクルーシブビジネスの普及を目的としたセミナーを定期的に開催していく予定です。その第1回として、5月23日に、「途上国における再生可能エネルギーの可能性」についてのセミナーを開催しました(続きはこちらから)。

 アジア太平洋地域人間開発報告書を発刊

「アジア太平洋地域の国々は岐路に立っており、これから、繁栄と排出のバランスを取る必要がある。これが成功するか、失敗するかは、世界に大きく跳ね返る」。UNDPが5月10日に発表したアジア太平洋地域人間開発報告書『一つの地球:気候変動の中での人間開発を持続するために(One Planet to Share: Sustaining Human Progress in a Changing Climate)』が明らかにしました(続きはこちらから)。

「ボランティア国際年+10」推進委員会が被災地支援ボランティアを踏まえて社会提言を発表

 国連ボランティア計画(UNV)のパートナーである「広がれボランティアの輪」連絡会議(会長:山崎美貴子氏)を中心に一年間限定で設立された「ボランティア国際年+10」推進委員会は6月1日の総会をもって解散し、2011年の「ボランティア国際年」10周年を記念する日本国内での活動を終了します。そして、同員会は、昨年1年の活動の成果として、ボランティア国際年+10提言「ボランティアの価値を伝え、ボランティアを推進していこう~東日本大震災の災害支援ボランティア・市民活動をもとに~」を発表することになっています (続きはこちらから)。

世界で活躍する日本人国連ボランティアからの現地報告(3)

UNV プログラム・オフィサーとして、活躍している国連ボランティアの北嶋信雅さんからの現地報告を紹介します。北嶋さんは、日本政府の財政支援の下、サモアに派遣され、南太平洋の4つの島嶼国のUNVプログラムの管理・運営に携わっています(続きはこちらから)。

UNDP公開シンポジウム「TICAD Vに向けて~アフリカ開発の課題と可能性~」のご案内(6月13日、東京・JICA研究所)

UNDPは、来年6月に横浜で開催される第5回アフリカ開発会議(TICAD V)までちょうど1年となるのを受けて、6月13日午後2時から、東京・JICA研究所でアフリカをテーマとした公開シンポジウム「TICAD Vに向けて~アフリカ開発の課題と可能性~」を開催します。このイベントでは5月15日に初めて刊行されたアフリカ人間開発報告書2012の概要についてご紹介するとともに、政府、民間セクター、市民社会、アフリカ外交団と国連機関の各界関係者の参加を得て、アフリカ開発における日本の役割についてパネルディスカッションを行います(続きはこちらから)。

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