本メールは、地球市民の会の会員の皆さま、ふるさと納税でご支援いただいた皆様、スタッフと名刺交換を
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 いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます!

 認定NPO法人地球市民の会メールマガジン7月号です。今月号は、ミャンマー事業担当の柴田、藤瀬、鈴木、神崎、諌山がお届けします。

 多くの支援者様より、「新型コロナウイルス感染症によるミャンマー事業はいかがでしょうか?」などとご心配の声をいただいております。駐在員は一時帰国をしておりますが、現在も、オンラインでやり取りを続け、現地スタッフを中心に事業を続けられております。今月号では、コロナ禍に負けずに現地で続くミャンマー事業についてお知らせします。

コロナにも負けずシャン州の環境プロジェクトを元気に実施中!

 ミンガラーバー。タウンジー事務所の鈴木です。今はコロナの影響で観光客が来られず、閑散としているインレー湖ですが、TPAはコロナにも負けずに2つの環境プロジェクトを実施中です。 

 

1)ミャンマー・シャン州インレー湖周辺地域における水質浄化啓発活動-「みんなで湖を守る」を形にするために- 

 6月~7月はミャンマーの雨季が始まり、植林をする季節。この事業でも、5500本の植林を実施しています。村のお坊さんがとても積極的!「明日植林をするから来てほしい」と当会スタッフをいきなり電話で呼び出し、村人を300人以上も動員して植林を進めてくれました。「あっちの村の坊さんも植林したがっているから、見に行ってほしい」と、別の村の紹介までしてくれて助かっています。地域の人が主体的に動いてくれるプロジェクトは、成功間違いなしです。 

 

 本事業は、りそなアジア・オセアニア財団様の助成により実施しています。 


            積極的に植林に取り組む村の人々 

2)「ホテイアオイ作製を通じた持続可能な環境保全体制の確立」 

 インレー湖に繁殖するホテイアオイ。環境を破壊し、通船障害も引き起こすので、皆から嫌われています。そのホテイアオイを引き揚げ、堆肥を作って販売するプロジェクトの2年目です。ローカルスタッフが主体となり、「雨が降り出す前にたくさん引き揚げをしておこう」などと先を見据えた行動ができるようになってきました。どうやったら良い堆肥を作れるのか、農業専門スタッフたちが熱く議論しています。 

 

 本事業は、日本国際協力財団様の助成により実施しています。 

 チン州ミンダ町での給水事業が進行中

 チン州ミンダ町では、政府が整備した配水設備
に欠陥が多く、水源から町まで十分な水が届いていません。ひどい場合には1ヵ月に1~2回しか配水されず、どれだけ節水しても水が足りない状況です。多くの女性や子どもが水汲みに行かねばならず、かなりの時間と労力が費やされます。 
 とある学習塾の寮のはなしです。寮では300人以上の子どもが寝泊まりをしています。節水のために厳しいルールが決められていて、たとえば1日に使える水の量は、1人あたり小さなバケツ2杯のみ。それだけの水で、洗顔、歯磨き、水浴び、洗濯などをしなければなりません。使える水が限られているために清潔さを保つことが難しく、皮膚病や感染症が多くみられます。 

 また、トイレの水が流せなくなることも多々あり、悪臭で健康を害する子どももいます。 

 地球市民の会は今年1月、ミンダ町住民12,000人に水を届けるための給水設備整備プロジェクトを開始しました。町から約23km離れた水源からパイプを引き、各家庭まで配水します。現在、工事の真っ最中!ミャンマーは雨季に入りましたが、頼もしいエンジニアと作業員たちが日々頑張ってくれています。工事はあと2ヵ月ほどで完了予定です。水の心配がいらない、安心できる生活がとても待ち遠しいです!

 

 本事業は、外務省NGO連携無償資金協力により実施しています。


   エンジニア(写真左)から工事の説明を受ける維持管理委員会メンバー

チン州の山奥の子どもたちが安心安全に学べる学校を

 チン州ミンダタウンシップにて、ピェー中学校分校とマジャン準中学校を建設しています。当初は1校のみ建設予定でしたが、どちらの学校も必要性・緊急性が高いことから、急きょ2校建設することになりました。

  

※ ミャンマーの公立学校は、小学校、準中学校、中学校分校、中学校、高校分校、高校といった風に、細かく分類されています。中学校分校では8年生まで、準中学校では7年生までの授業を受けることができます。

  

 ピェー中学校分校は、1995年の開校当初から使用している木造校舎の老朽化が進んでいます。これまで村の人々が寄付金を集めて修繕を繰り返してきましたが、大金を集めることは難しく、小規模・部分的な修繕にとどまっています。校舎の基礎部分の木材が劣化により折れており、倒壊の危険性もあります。傾斜地に建てられていることから、安全面を考え新校舎の早急な建設が必要な状況でした。


       教室数が足りないため一室で複数の学年が学んでいます 

 マジャン準中学校は、小学校として2012年に開校しました。児童数に対して教室が狭く、仕切りもない建物の中で複数の学年が同時に授業を行っており、集中できる学習環境ではありあません。

 さらに今年度小学校から準中学校に昇格しました。準中学校になったことでさらに子どもの数が増え、収容が不可能なってしまいました 

  チン州では政府による学校建設が遅れており、どれだけ校舎の状況が酷くても、すぐに建ててもらうことができません。ミンダタウンシップだけでも、数十もの村が何年も順番待ちをしています。一人でも多くの子どもたちが学校で安心して勉強できるよう、学習環境の整備を進めていきたいと思います。 

 

 6月16日~30日に、地球市民の会の理事を務める増田誠司と古川久美子のお誕生日企画として、「ミャンマーの山奥に暮らす子どもたちに学ぶ機会を!」と題したバースデードネーションを実施しましたが、たくさんの方にご寄付とシェアのご協力を頂き、目標金額を300,000円としていたものの、総額441,000円ものご寄付が集まりました!心より感謝申し上げます。このご寄付は全額、マジャン中学校の校舎建設費に充てさせて頂きます。 

 

 本事業は、ピェー中学校分校:積水マッチングプログラム様マジャン準中学校:バースデードネーションやミャンマー教育支援への寄付者の皆さまのご支援により実施しています。


    村総出で学校建設のための土地の整地を行いました(マジャン村)

オンラインは国境を越える!


 今年、チン州ミンダ町
の学校において、子どもたちを対象とした衛生研修を実施することを計画していました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により学校の再開が遅れ、大人数が一カ所に集まることも禁止されているため、何もできない状況が続いています 

 

 予定では、日本人歯科医師の松本先生にミンダまでお越しいただき、地球市民の会の現地スタッフに子どもたちへの指導方法を教えていただくはずでしたしかしミャンマーに渡航できないため、それも実現できていません。 

 

 先日、ミャンマー人スタッフ全員でオンラインミーティングをした時のこと。いつものようにミーティングが始まると思いきや、松本先生がサプライズで登場! みっちり2時間、手洗いや歯みがきについてご指導いただきました。レベルの高いオヤジギャグもたくさん織り交ぜられ、とても良い雰囲気!新型コロナの影響で思うように活動できず、もどかしいこともありますが、先生のおかげでとても嬉しく、楽しく、ほっこ~りしたひとときでした♪


 スタッフにとっても良い学びになりました! 松本先生ありがとうございました。 

クラウドファンディング無料イベントのお知らせ



 私たちは、2021年にチン州エタヤ準中学校の校舎建設を計画しています。既存の校舎は生徒数に対して教室が狭く、また老朽化も進んでいます。村の人々は何年も前から学校建設を待ち望んでいますが、政府による学校建設数が非常に少なく、希望を持てない状況にありました。 

 

 8月1日より、クラウドファンディングを開始し、エタヤ準中学校の校舎建設を応援してくださる方を募集することとなりました1口1,000円からご支援いただけます。子どもたちが、より良い環境で勉強を続けられるよう、皆様からのあたたかいご協力をお待ちしております。(※詳細は地球市民の会のHP、Facebookページに掲載します) 

 

 また、クラウドファンディングの開始に合わせ、Facebookでライブイベントを開催します!チン州について、学校建設への想い、エタヤ準中学校の状況、クラウドファンディングなどについて語る様子を生配信♪地球市民の会のFacebookページにアクセスするだけで、どなたでも無料でご覧いただけます。お気軽にご視聴ください 

  

 日時:8月1日(土) 20:0020:30 

 視聴方法:地球市民の会Facebookページを開くだけ! 

 参加費:無料 

 



  アジアの子どもたちの教育を支える奨学金さとおやさん(支援者さん)は、締め切りまであと2か月となりました! 残り口数は少なくなっております。お申込みはお早めにお待ちしております!

  • ミャンマータンボジ奨学金 残り18
  • ミャンマーシャン奨学金 残り8
  • スリランカシショダヤ奨学金 残り2
 ミャンマー・タンボジ奨学金では、コロナウイルスの影響で延期になっていた入寮式も無事に終わり、ご支援いただける子どもたちも決まっております。ぜひともご支援をよろしくお願いします。
※認定NPO法人である当会へのご寄付は、寄付金控除の対象です。

奨学金担当・武富
Tel: 0952-24-3334
Mail: office@terrapeople.or.jp

地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ(http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

 

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