◆チン州ライレンピー町にてコーヒー研修を行いました!
チン州ライレンピー町とその周辺地域では、移動式焼畑が長年続けられてきました。十分な休耕期間を置かない過度な焼畑によって収量が年々落ち、今では作物を販売するどころか自家消費分の食糧すら確保できない状況です。現金収入はほとんど無く、1日2食、タケノコと米だけを数ヵ月食べ続ける人もいます。何とか収入源を作れないかと考え、この地域の環境に適したコーヒー栽培プロジェクトを計画しました。
1月8日から11日まで、日本からコーヒー専門家を招き、チン州ライレンピー町にてコーヒー研修を開催。参加者は9名で、一番遠い人はバイクで片道4時間かかる村から来ていました。座学にて「コーヒーとは」という基礎から、栽培から加工までの一連の流れ、コーヒーの木が病気になったときの対応などについて解説があり、実習では発芽ベッドを作って播種の方法を学んだり、卵の殻や鶏の骨など身近な物で液肥を作ったりしました。また、既に植えてあるコーヒーの収穫や果肉除去を体験するなど盛りだくさんの4日間でした。
参加者は村を代表して研修に参加しており、研修後は村の人々に学んだことを伝える“先生”となります。今後コーヒーが収入源の一つとなるよう、地元の人々共に、栽培から加工、販売までのルートを固めていきたいと思います。