★お寺を舞台にした新たな子どもの居場所の活動★
この1年間、子どもの居場所づくり事業でコーディネーターとして取り組む中で、だんだんと地域の方や行政、学校の先生、子どもたちとの距離が縮まってきました。お互いに信頼し、協力しあって、それぞれが無理なくできる範囲のことに取り組んでいくことが課題解決につながっていくと思います。この仕事を行う上で、子どもたちの笑顔と地域のみなさんの感謝の言葉がこの事業に取り組む上での一番の原動力です。
6月より子どもの居場所の活動場所がお寺に変更になりました。お寺は昔から寺子屋や駆け込み寺として地域の中心的な存在でしたが、今では普段からお寺に行くという機会も減っていると思います。みなさん実はお寺はコンビニよりたくさんあることをご存知ですか? 全国のお寺の数は75,744、コンビニの数は47,000と明らかにお寺の数が多いんです! この度居場所を一緒に運営してくださっている民生児童委員さんにお寺を紹介いただき、子どもの居場所として利用させていただけないかを尋ねたところ、住職さんに快く了承していただきお寺での子どもの居場所運営が実現しました。
お寺が子どもの居場所になることで、お寺がもっと地域の人、子どもたちにとって身近な場所になっていきます。お寺にきて仏様に手を合わせることにより、子どもたちは感謝する心を育むことができます。感謝する心を育むと自分を大切にすること、周りの人を大切にする心が育っていきます。お寺で子どもの居場所ゆうゆうを開催することがきっかけに、さらに地域の人がつながり、子どもたちもまた地域とつながっていくことを期待しています。