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いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます!

認定NPO法人地球市民の会のメールマガジン6月号です。今月は事務局長の岩永が担当します。今月は2018年5月26日(土)に行われました平成30年総会及び総会イベント、同日行われました創設者 故・古賀武夫の激動の人生を集約した古賀武夫本発刊記念パーティーをご紹介させていただきます。

◆古賀武夫本発刊記念パーティへのご参加ありがとうございました!

まずはじめに、当日ご出席をいただいた皆様、長時間でありましたが、ありがとうございました。

午後の総会から夜のパーティーまで盛りだくさんの一日でありましたが、無事に終えることができました!

今年で、創設者の古賀武夫が亡くなって10年。会長の佐藤昭二は、豪快磊落だった人間・古賀武夫を振り返り、「常に前向きで明るかった。熱いものを心に秘めていた」と述懐。「今の若者は心の栄養失調に陥っている」と触れ、本当に必要としている人に支援を届ける重要性を強調しました。

総会では、会を支えていただいている会員様など30人が出席。2017年度の活動報告をするとともに、35年目を迎える2018年度の活動計画案などについても、ご承認いただきました。

来賓でいらっしゃった国会議員さんからも、古賀武夫を懐かしむ声が聞かれました。古賀武夫が提唱した「地球市民運動」を引き継ぎ、さらに発展させていく重要性について、スタッフ一同、あらためて考える機会となった節目の総会でした。

 

総会後は、設立35周年を記念して、特別講演会を行いました。タイトルを「人口激減時代の日本の選択-外国人受け入れの課題と展望-」を開催しました。

参加者は県内外より50名程度の方にお越しいただきました。

前半は、人口激減の中で外国人材受けいれの重要性について書かれた「限界国家」(朝日新書)の著者であり、日本国際交流センター執行理事であります、毛受敏浩氏が講演。出生率や女性の年齢別人口などから、人口減少が進む実態と、学校の統廃合などの問題について解説。他国の移民政策などを基に、外国人材を日本社会で受け入れる重要性を説かれました。地理的・歴史的な九州や佐賀の位置づけから、地球市民の会に対しても「在住外国人を仲間ととらえる地球市民意識の拡大」など、活動に期待を寄せていただきました。

後半は、佐賀で外国人材を受け入れる企業・団体などが実例を披露。佐賀県介護老人保健施設協会の傍示康久事務局長は、ミャンマーの人材に現地で日本語教育を施し、佐賀の介護施設と西九州大学で介護福祉について学ぶプロジェクトを紹介。江北町のイイダ靴下株式会社・飯田清三会長も、ベトナム人の技能実習生を受け入れる経験から、外国人が働きやすい環境づくりなどを話されました。福岡資麿参議院議員は、国や行政の外国人受け入れ政策についてご紹介いただきました。コメンテーターとして、佐賀新聞社論説副委員長の丸田康循氏から、佐賀県民の外国人に対する意識の課題などについてお話しいただきました。

 
介護や運送業など、多くの業界が人手不足によって悲鳴を上げる中、佐賀の企業であっても、外国人材を受け入れる時代になってきました。そんな中でも、35年前より「人は誰でん一緒じゃった」との地球市民の理念を標榜してきた当会としても、今後、さらに佐賀・九州の国際化をリードしていく責務を感じたイベントでした。

講師を務められた毛受さんの寄稿文が、29日付の朝日新聞で紹介されました。こちらも併せてご覧ください!

5月26日のイベントの締めくくりは、当会や和道流空手道古賀道場、古賀英語道場、夢の学校の創設者、古賀武夫の伝記である「地球を翔けた異風者(いひゅうもん)古賀武夫伝」の出版記念パーティでした。道場生やプロジェクトで関わった方など100人もの方にお越しいただき、涙あり笑いありのパーティでした。

パーティは、元道場生の北原香菜子さんによる琵琶演奏に始まり、著者の橋本和喜さんによるスピーチでは、生前の古賀先生より「俺の伝記が出るなら書け」と言われていたというエピソードなどを披露。古賀先生を義兄弟と慕う(社)釜山韓日文化交流協会の朴明欽特別顧問より乾杯のご挨拶もいただきました。

そのほか、伝記本実行委員会委員長で、古賀道場を継ぐ古賀大之師範が空手の演武を披露。古賀先生のエピソードを基に元道場生のシンガーソングライター八田早紀子が作った「Flowers」の生演奏に合わせて武夫先生の写真のスライドショーが流れると、会場からはすすり泣く声が聞かれました。
 

今回、伝記本という形でまとまり、武夫先生と会ったことのない現在の地球市民の会事務局メンバーも、創業者・武夫先生の思いに触れる機会が得られました。ぜひ今後も多くの方に、伝記本を読む機会を持っていただければと思います。
 

伝記本は、事務局からも郵送することができます。以下のフォームよりお申し込みください!
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