このメールは、認定NPO法人地球市民の会の活動をご報告するメールマガジン2月号です。
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※本メールは、地球市民の会の会員の皆さま、ふるさと納税でご支援いただいた皆様、スタッフと名刺交換を
された方にお送りしています。配信解除を希望する方は最下部の「配信停止」ボタンよりお知らせください。
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いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます。
認定NPO法人地球市民の会メールマガジン2月号です。
今月はミャンマー事業チームの柴田・神崎・藤瀬・諫山が担当致します。
日本でも報道されていますが、2月1日にミャンマーにて軍事クーデターが発生しました。一時的なインターネット遮断はあるものの、当会現地スタッフは全員無事を確認できています。日々変化する現地の様子に、私たちも心を痛めつつ、過去のように多くの血が流れないことを切に願っています。
私たちは農村地域の人々に寄り添い、安全を守りながら、可能な限り活動を続けて参りたいと思っています。たくさんの心配と配慮のお言葉を頂戴しました。今年も皆さまに支えられながら、ミャンマーの地域住民の暮らしの向上をお手伝いしていくことができればと思っています。引き続き応援どうぞよろしくお願い致します。
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農業に欠かせない水を!農業堰建設の2年目が終了しました
2019年から外務省・日本NGO連携無償協力により3年事業として実施させていただいていた「シャン州・チン州の山岳少数民族地域における循環型農業普及と農業環境整備による生活改善事業」の2年目が終了しました!
2年目はシャン州で2か所の農業堰整備、チン州で研修センターの設備整備、家庭菜園推進のための給水施設整備を実施、同時に循環型農業と栄養の研修も行いました。
建設事業はコロナ禍ながらもほぼ予定通り進みました。一方、研修は集会の禁止や規制などがあり思うように進みませんでしたが、最終的には現地スタッフの頑張りで目標人数を達成することができました。
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栄養研修受講者を訪問し
家庭菜園の進捗を確認する様子 |
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2つの農業堰のうち完成した堰付近の地域はニンニクの一大産地で、乾季の潅水が非常に大変でした。しかし、この農業堰が完成したことで定期的に安定した潅水ができるようになり、農家の皆さんから喜びの声が上がっています。約280ヘクタールの畑への配水が可能となり、収入向上と生活の安定に貢献していけることと思います。 |
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シャン州ナウンカ地域の農業堰建設の様子。余水吐け部分です。 |
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生活環境を改善する水を届けるミンダ給水整備事業
チン州ミンダ町では、政府が整備した給水施設に欠陥が多く、各家庭まで十分な水が届いていませんでした。水源の水量が一番少なくなる4月頃には月1~2回しか配水されないこともあり、深刻な水不足に悩まされていました。多くの女性や子どもが水汲みに行かねばならず、また十分な水が使えないため衛生環境が悪い状態が続いていました。
地球市民の会は昨年1月、外務省NGO連携無償資金協力により、給水設備の整備を開始しました。開始直後に新型コロナウイルスの感染が拡大し、スケジュールに遅れが生じることもありましたが、現地の人々の協力を得てしっかりと感染対策を取り、無事に完成させることができました。また、地元の有志をメンバーとした維持管理員会を組織し、プロジェクト終了後も継続して維持管理できるよう体制を整えました。
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住民からは「水の心配をせずに生活できるのがとても嬉しい」などといった声が聞かれています。ミンダ町に住む12,000人以上のライフラインとして、これから長きにわたって人々の生活を支えてほしいと思います。
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省薪かまどの導入で環境保全!
シャン州にあるインレー湖は、湖水の汚染・富栄養化、周辺地域での森林伐採による土砂流入など多くの問題を抱えています。それらの問題を地域住民が自分事として考え、「みんなで湖を守る」意識の啓発のための活動を行っています。これまで環境保全セミナーの実施、地域住民主導の植林活動などを実施してきました。
緑化活動としては、植えるだけではなく、「切らないようにする」ことも住民に考えてもらうようにしています。その一環として、先日は薪の量が少なくて済むかまどの配布をしました。現在山岳部で使用されているのは鉄で作った三脚のようなものです=写真下。これは非常にたくさんの薪を使用します。
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一方、先日配布したかまどは熱を効率よく利用できるよう設計されており、現在の3分の1程度の薪の量で済みます。環境問題の解決は、小さなことからでもみんなが自覚を持って行動を起こすことが大切だと思っています。素晴らしいインレーの環境をみんなで守っていけるよう、頑張ります! |
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ライレンピーコーヒーが初収穫を迎えました!
2018年にスタートしたチン州ライレンピーでのコーヒープロジェクト。先月、ついに初めてのコーヒー加工が始まりました。
加工は「ウォッシュド(水洗)」と呼ばれる方法で行います。農家さんたちが収穫したコーヒーチェリーをライレンピーセンターまで届けてくれました。その後センターで、果肉除去→発酵→洗浄→乾燥という工程で加工を進めています。

スタッフたちは機械を使って加工をするのが初めてですが、これまで何度も研修を受けて技術を学んできたので、とてもスムーズに進めることができています。農家さんたちもスタッフの指導をよく理解し、しっかりと熟したコーヒーチェリーを収穫して届けてくれました。
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今年は一年目ということもあって少量しか収穫できず、非常にレアなコーヒーです。すでに多くの方から「飲んでみたい!」という声をいただいております。センターでの加工が終わったら、いよいよ日本への輸出準備に入ります。皆さまにお届けできる日が待ち遠しいです。
コーヒーアンバサダー、盛り上がっています!
昨年10月から始まった「コーヒーアンバサダー制度」。私たちがチン州ライレンピー地域で行うコーヒー栽培普及プロジェクトを応援しつつ、一緒に多くの人へ伝えていく会員制度です。
半年も経たぬうちに50名以上の方がアンバサダーになってくださり、各地でのイベントなどでチラシを設置しライレンピーコーヒーを伝えてくださっています。
アンバサダー会員の皆さんは多種多様なバックグラウンドをお持ちです。私たちも知らない多角的な視点をお持ちの方が多いため、アンバサダーの皆さんに交流会のゲストスピーカーを務めて頂きながら、アンバサダー同士の交流を図っています。
コーヒーアンバサダー会員は、3月いっぱいをもって募集を停止致します。この機会にぜひ、ご興味のある方はぜひお申込ください。
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電気で支援する
地球市民の会はこの度、ハチドリ電力と提携しました!
ハチドリ電力はCO2ゼロ、原発ゼロの実質自然エネルギー100%の電気をお届けしています。
毎日必ず使う電気をハチドリ電力に切り替えると、家庭からのCO2が大幅に削減されるだけでなく、月々の電気代の1%が地球市民の会に寄付されます。
電気代が安くなることも多いので、ぜひ切り替えを検討してみてもらえませんか?
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