本メールは、地球市民の会の会員の皆さま、ふるさと納税でご支援いただいた皆様、スタッフと名刺交換を
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 いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます。

 

 認定NPO法人地球市民の会メールマガジン5月号です。当会は、15日に通常総会を実施いたしました。コロナ禍やミャンマーでの混乱などの中、地球市民の会として、どのようなことができるかなどを話し、2020年度の決算案や2021年度の活動計画、予算案などをご承認いただきました。あらためて、2021年度も変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いします。

 今月号は、ミャンマー代表・柴田、事務局次長・藤瀬、国内事業担当・山路が担当します。

「日常」と「非日常」(会長挨拶) 
 

 わずか1年数カ月前までは何でもない日常のことがコロナ禍のために全て非日常になってしまいました。 

 

 あらゆることが一変しましたが、本来私たちが目指す国際交流、国際貢献、国際協力まちづくり、人づくりも例外ではなく、これからコロナ以前の状態の戻ることはなく、コロナと共生する中で新しい思考と行動が必要になります。 

 

 コロナに対応して、どんなにIT化やリモート化が進んでもビジネスの世界とは違って、私たちが取り組んでいるのは、人間どうしの心のふれあいや思いやり等が根本にあって行うことです。 ワクチンの接種などにより、事態は日々好転するとは思いますが、コロナ禍の非日常が今後は日常となってしまうのは避けられません 

私は、地球市民の会で大きな決断を迫られた時には、創設者・古賀武夫ならどうするだろうかと考えます。 

 

 古賀武夫さんならば「コロナは気合で吹き飛ばす」と強気の言葉を吐きながら、一方では綿密な行動計画を作りコロナの時代に柔軟に対応し実行することでしょう。

 コロナ禍の「非日常日常化の中で、これからの地球市民の会の事業、活動がどうあるべきか皆さんと共に考え、作り上げ行動しなければならない貴重な時期が今だと思います。 

 

            認定NPO法人地球市民の会

                会長 小原 嘉文

総会&総会イベントを開催しました! 

 

  

 事務局次長の藤瀬です。5月15日(土)に第20回通常総会を無事に開催することができました。昨年度は書面表決をお願いしましたが、今年は対面とオンラインでの開催となりました。

 

オンラインと対面合わせて約50名の方にご参加いただき、昨年度の活動と決算のご報告、また今年度の計画をご承認いただきました。また3名の新理事を迎え、新理事体制も発足いたしました。

 

 また、寄付やボランティアなどを通じ、当会の活動を支えてくださった皆様に対し、表彰状も贈らせていただきました=写真上

 

 総会の後は、「ニューノーマル時代に問われるNPO・NGOの姿」と題して、イベントを実施しました。昨年から続くコロナ禍での不確実な時代にあって、どう市民組織が地域や地球規模の課題に向き合い進んでいくべきかを皆さんと考えました。

 

 登壇していただいたNPO法人テラルネッサンスの創設者の鬼丸昌也さんは、「大きな変化が訪れるときこそ、自分らしさが大切」と強調しつつ、チーム内で対話を重ねながら自分たちの「らしさ」の共通理解を促す重要性を語ってくださいました。

 日本国際ボランティアセンター顧問の谷山博史さん=写真下=は「時代の転換期に市民組織のあり方が問われている」をテーマに講演し、「行き詰まったら徹底的に議論する。自分たちの組織が民主的でなければ、現地での市民参加型の活動はありえない」と指摘し、ハッとさせられる場面もありました。

 

 

 また、複雑化したグローバルな経済システムが機能不全に陥っていること、収奪型の生活スタイルによって資源が限界を迎えつつあることなどから、地産地消など地に足をつけた人間の生活に回帰していく重要性も語っておられ、創設者・古賀武夫(故人)がミャンマーで目指した「循環型共生社会の創造」を想い起こしました。

 

 イベントを通じ、理事・事務局はじめ、支えてくださる支援者の皆さんとの対話を大切にすること、「地球市民の会らしさ」を忘れないこと、 不確実な時代だからこそ、活動を進める上で大切にするべきこれらの点を忘れないようにしたいと思います。

ミャンマーの未来をつくる「復興支援基金」募集を開始しました
 
  
 ミャンマー事業プロジェクトマネージャーの柴田です。2月1日以降のミャンマー状況を見て、聞いて、心が痛まなかった日はありませんでした。ミャンマーにいる仲間、友人、知人、家族を思わなかった日はありませんでした。メッセージや電話が来るたびに「ああ、無事だったんだ」と安心し、少し連絡がないと不安になりました。
 
 日本ではミャンマー関係の報道が減り、「最近ニュースを聞かないから、落ち着いたんだと思っていた」と昨日友人に言われました。しかし、ミャンマーの大変な状況は続いています。そんな大変な中にいるにもかかわらず、連絡してくれる時には「大丈夫、心配しないで。」「あなたたちが幸せであるようにいつもお祈りしているよ。」と言ってくれる優しいミャンマーの人たち。本当に心が痛み、そして同時に胸が熱くなります。
 
 2月1日以降、当会の日本人及びミャンマー人のスタッフとTPAとして何ができるか、ということを何回も話し合いました。始めたばかりのチン州のスタッフからは、「TPAがミャンマーでの事業を撤退してしまうのではないかと心配している」という話をされました。
 
 撤退しません。そしてこれまで一貫して守ってきた「地域住民に寄り添い、地域住民が裨益する活動」を継続していきたいと思っています。その活動の継続のために、大きく声を上げられないという現実がありますが、現時点で大変な思いをしている人のため、そしてミャンマーのこれからのために「復興支援基金」の募集をいたします。
 
 皆さんからいただいたご支援は1円も無駄にせず、必ず現地に届けます。現地に拠点がある当会だからこそ、必要なものは何かをきちんと見極め、それに沿った支援をしていきます。
 
 第1弾として、現在戒厳令が出ているミンダ町からの避難民への必要物資支援を実施しました。地球市民の会のチン州での活動拠点であるミンダ。人口3万人弱の小さなこの町で、今、大規模な衝突が発生しています。現地には当会のスタッフがいます。今回の内容もスタッフが避難地に住み、生活する中で必要であると感じているものを届けます。
 
 この基金に対する私たちの想いはこちらに詳細を載せています。是非ご協力いただけますよう、お願いいたします。
ミャンマー在留資格に関するシェア拡散のお願い
 
 国内事業担当・山路です。地球市民の会は、タイ人グループ「サワディー佐賀」をモデルに、サワディー佐賀と、一般社団法人ユニバーサル人材開発研究所と連携しながら、タイと同様に災害時に翻訳対象となっていないミャンマーとスリランカ人グループの設立を進めています。
 
 2月の国軍による緊急事態宣言により、日本で暮らすミャンマー人は国に帰ることが難しい状況が続いています。出入国在留管理庁はこのような事態を踏まえ、在留資格が満了した後も、「特定活動」というビザで在留と就労をできるように認めました。
 
 佐賀のミャンマー人が、さっそくミャンマー語に翻訳してくれました。一人でも情報を必要とするミャンマー人のために、もしミャンマー人の知り合いがいたらシェア拡散をよろしくお願いします。
 
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お宝商品で支援する

 
ご家庭に眠る「お宝」を、私達が暮らす社会を良くするために活動しているNPO団体様の活動資金として物品支援を集めることができるサービスです。査定額を、アジアの子どもたちの寄付として充てさせていただきます。
 

ふるさと納税で支援する

 

現在、盛り上がりを見せるふるさと納税。

佐賀県は、ふるさと納税を通じたNPO支援の仕組みがあり、地球市民の会をご支援いただけます! 手数料を除いた90%が、地球市民の会に寄付され、社会課題の解決に使われます。

地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ(http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

 

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認定NPO法人 地球市民の会  佐賀県佐賀市高木町3-10


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