事務局次長の藤瀬です。5月15日(土)に第20回通常総会を無事に開催することができました。昨年度は書面表決をお願いしましたが、今年は対面とオンラインでの開催となりました。
オンラインと対面合わせて約50名の方にご参加いただき、昨年度の活動と決算のご報告、また今年度の計画をご承認いただきました。また3名の新理事を迎え、新理事体制も発足いたしました。
また、寄付やボランティアなどを通じ、当会の活動を支えてくださった皆様に対し、表彰状も贈らせていただきました=写真上。
総会の後は、「ニューノーマル時代に問われるNPO・NGOの姿」と題して、イベントを実施しました。昨年から続くコロナ禍での不確実な時代にあって、どう市民組織が地域や地球規模の課題に向き合い進んでいくべきかを皆さんと考えました。
登壇していただいたNPO法人テラルネッサンスの創設者の鬼丸昌也さんは、「大きな変化が訪れるときこそ、自分らしさが大切」と強調しつつ、チーム内で対話を重ねながら自分たちの「らしさ」の共通理解を促す重要性を語ってくださいました。
日本国際ボランティアセンター顧問の谷山博史さん=写真下=は「時代の転換期に市民組織のあり方が問われている」をテーマに講演し、「行き詰まったら徹底的に議論する。自分たちの組織が民主的でなければ、現地での市民参加型の活動はありえない」と指摘し、ハッとさせられる場面もありました。

また、複雑化したグローバルな経済システムが機能不全に陥っていること、収奪型の生活スタイルによって資源が限界を迎えつつあることなどから、地産地消など地に足をつけた人間の生活に回帰していく重要性も語っておられ、創設者・古賀武夫(故人)がミャンマーで目指した「循環型共生社会の創造」を想い起こしました。
イベントを通じ、理事・事務局はじめ、支えてくださる支援者の皆さんとの対話を大切にすること、「地球市民の会らしさ」を忘れないこと、 不確実な時代だからこそ、活動を進める上で大切にするべきこれらの点を忘れないようにしたいと思います。