このメールは、認定NPO法人地球市民の会の活動をご報告するメールマガジン6月号です。
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※本メールは、地球市民の会の会員の皆さま、ふるさと納税でご支援いただいた皆様、スタッフと名刺交換を
された方にお送りしています。配信解除を希望する方は最下部の「配信停止」ボタンよりお知らせください。
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いつも当会をご支援いただきありがとうございます!
今月は奨学金事業より、柴田、鈴木、武富がお送りします😊
長引くコロナ禍と政変の影響。ミャンマーの子どもたちは今…
子どもたちの現状や今後のミャンマー奨学金支援についてお届けいたします。
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ミャンマーの教育の今「空白の2年間の影響」
ミャンマーでは、2年間教育がストップしていました。2020年度からの新型コロナ、加えて2021年度の政変の影響のためです。
ミャンマーの新学期は6月。2020年6月からの1年間で学校が開いたのはたったの2週間でした。
2021年6月からの1年間は、安全面の不安から登校率は15%ほどと言われています。デルタ株大流行により学校が6か月しか開かず、決められたカリキュラムをこなすのに精一杯の様子でした。
2022年6月より、地域差はありますが多くの子どもたちは学校に戻っています。
しかし2年間の空白期間は、子どもたちに大きな影響を及ぼしました。特に、高学年の子の教育離れが進んでいます。
― 学びへのモチベーションが低下してしまった
― 生活が厳しく家計を支えるために働かざるを得ない
― 学校に通うより外国に出稼ぎに行くことが魅力的に見える
― 結婚してしまった …など。
本来なら高校卒業まで通っていたはずの子どもたちが戻ってきませんでした。
また、学校の先生たちは市民不服従運動(CDM)を行い、学校をやめています。先生の数が全く足りず、学校に通っても満足な授業を受けることができません。
地域によっては、紛争が続いていて学校を開校できない状態のところもあります。
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タンボジセンターの様子
ミャンマー・シャン州にある学生寮「タンボジセンター」で今年は、ワークショップに力を入れています。
日本の高校生とタンボジの高校生をオンラインでつなぎ、一緒に寄付や社会貢献について学ぶ「Learning by Giving for two」というプログラムを実施中です。
Learning by Giving for twoに一生懸命取り組んでいる生徒たちの様子
ミャンマーではワークショップ型の授業がないため、生徒たちは最初は戸惑った様子でしたが、「こんなに楽しい授業は初めて!」ととても積極的に参加しています。
以前はスタディツアーで日本の学生と交流する機会がありましたが、ミャンマーに渡航することが難しい今、オンラインで日本の学生と交流できる機会は貴重です。
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今年度からの子どもたちの通学再開に伴い、奨学金の支給も再開することになりました。
現状に合わせた支援方法に変更することが必要なため、スタッフ間で度々話し合いを重ねました。
そして、さとおやさんにもご納得いただいた上でご支援いただきたいという思いから、6月17日に説明会を実施しました。
オンライン・会場含め約20名のさとおやさんにご参加いただき、この2年間のミャンマーの社会情勢と教育への影響や、これまで支援していた子どもたちの現状、今後の支援についての方向性等をお伝えさせていただきました。
ご参加が難しかった方へは、今後説明会の動画配信や案内書等でご連絡させていただきます。しばらくお待ちいただけますと幸いです。
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チン州で奨学金がスタート!
チン州は2,000mを超す山々が連なり、非常に自然条件が厳しい場所です。人的・物的な流通が困難で、ミャンマーの中でも貧困地域とされてきました。小学校さえない村も多いため、中学校、高校への通学はなおのこと難しい状況です。
そんなチン州の「ライレンピー」という町には、周辺地域の子どもたちのための「Come School」というプライベートスクールがあります。
この度、このCome Schoolに通う高校生たちにも奨学金を支給することにしました。
Come Schoolに通う子どもたちの中から家庭の経済状況が厳しい子を20名選抜、50,000チャットずつ支給します。
選抜された子どもたち。生き生きとした様子でプロフィールを書きます
選抜された子の保護者からは、「学校には行かせたいが、本当に生活も厳しいので諦めなければならないかと思っていた。奨学金のおかげで子どもを学校に行かせることができて嬉しい」という感想もいただきました。
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ミニライブラリー事業 始動!
奨学金だけではカバーできない、教育を受けたくても受けられない子どもたちがいる現状、
「少しでも学びたい子のために学べる場をつくりたい!」という思いから、新事業を立ち上げることにしました。その名も…
『ミニライブラリー事業』!
どんな事業??
対象の村に小規模の図書館をつくり、子どもたちに絵本の読み聞かせをしたり、読書を楽しんでもらう。
―本を読む楽しさを伝えたい!
―学び続けて欲しい!
―子どもたちの想像力や学びに対する積極性を伸ばしたい!
まずは、ミャンマー・シャン州のマインピンという地域でモデルとして立ち上げ、ゆくゆくは他地域でも展開していきたいと考えています。
それに伴い、支援者の皆さまと一緒に事業を創っていきたいという思いから、ご協力いただけるメンバーを募集することにしました。
7月下旬頃に、メンバー同士のプチ交流会を行う予定です。
子どもたちの教育のために何かしたい!という想いをお持ちの方は是非! ご希望の方は事務局までご連絡ください😊
また、チン州の奨学金とミニライブラリー事業を進めるための『奨学金サポーター』という子どもたちの学びを応援するための基金があります。そちらでのご支援もご検討いただけますと幸いです。
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三★*。・.☆*.・” 。オンラインスタディツアーのご案内*。・.*★・” 。☆彡
「コロナと政変で、大好きなミャンマーに行きたいけど行けない・・・」
そんなミャンマー好きの気持ちに応える地球市民の会のオンラインスタディツアー。
毎月1回、テーマを変えて実施しています。
🔳7月:ミャンマー出張報告!~取り残された農村の今を見る~
・柴田、2年ぶりにミャンマーへ行く!
・「取り残された地域」の現状を見てみよう
2022年7月22日(金) 19:00~20:30
オンライン開催(ZOOM)
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お宝商品で支援する
ご家庭に眠る「お宝」を、私達が暮らす社会を良くするために活動しているNPO団体様の活動資金として物品支援を集めることができるサービスです。査定額を、アジアの子どもたちの寄付として充てさせていただきます。
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ふるさと納税で支援する
現在、盛り上がりを見せるふるさと納税。
佐賀県は、ふるさと納税を通じたNPO支援の仕組みがあり、地球市民の会をご支援いただけます! 手数料を除いた90%が、地球市民の会に寄付され、社会課題の解決に使われます。 |
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