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皓星社メールマガジン 
第13号
2022年6月24日
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このメルマガは、株式会社皓星社の「ざっさくプラス」最新情報や、新刊案内等を配信します。弊社サイトから購読を申し込まれた方や、これまでご縁があった方にお送りしています。

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  目 次

   ★第13号をお届けします

   ☆【連載】よめば羊もよってくる 第5回(SUNNY BOY BOOKS 高橋和也)
   ★【連載】在野研究者のレファレンスチップス 第13回(小林昌樹)
   ☆【連載】趣味の日本近代出版史 第13回(河原努)

   ★松本麗華のお悩み相談室 再開のお知らせ

   ☆ざっさくプラスニュース

   ★出版ニュース

   ☆近代出版研究所だより

   ★【イベント開催】学校では教えてくれない性の話

   ☆「皓星社友の会」のご案内
   編集後記

    

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★第13号をお届けします

 

皓星社メールマガジン第13号をお届けいたします。

このメルマガでは月に一回、弊社の本やデータベースの新着情報とともに、近代出版研究所の活動報告も配信してまいります。

お知り合いの方々へぜひ転送、拡散をお願いいたします。

 

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☆よめば羊もよってくる 
第5回 本という場所

高橋和也(SUNNY BOY BOOKS)

  

何事も時間をかけて取り組むのが苦手で、小さい頃から詰めが甘いとよく言われていました。今は昔に比べてそうでもない気がしていますが、決して得意になったわけではありません。せっかちな気持ちに負けて「えい、もうこれくらいでいいや」と最後の最後で勢いに任せて「ほら見たことか」とやってきたことが水の泡になる、なんてことはいまだにあります。

 

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在野研究者のレファレンスチップス

第13回 パスファインダー(調べ方案内)の見つけ方

小林昌樹(図書館情報学研究者)

 

■ある日の会話

「なんで日本の図書館ではレファレンス・サービスが広まらなかったんでしょう?」
「それは、サービスが目に見えないからさ。カタロガーの仕事は目録カードって形で残るからまだしも、レファレンサー*の仕事は雲散霧消しちゃうから、管理者や理事者からわかりづらいんだよ」
アメリカの図書館では司書がカウンターに常駐し、質問に答えてくれるサービスがあるのに、日本の図書館ではそうでないと授業で習ったが、なぜと聞いたらT先生はこんなふうに答えてくれた。昭和帝死去まもない1990年のことだった。
 

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☆趣味の日本近代出版史

第13回 森銑三が肩入れした雑誌『伝記』の創刊版元社主は、戦後に尋ね人となっていた――南光社二代目の渡辺龍策

河原努(皓星社)

 

■「帆刈出版通信」をよむ

前々回、文潮社の池澤丈雄の訃報を確認するため『出版文化人物事典』執筆時以来10年ぶりに出版業界紙「帆刈出版通信」にさわった。同紙は昭和21年に練達の出版ジャーナリスト・帆刈芳之助が創刊、芳之助没後(38年12月)は子息が後を継いだが42年に休刊(廃刊)している。通しで所蔵する機関は全然無く、国立国会図書館(NDL)に一部が残されているのみ、私が確認のために手にした束は雑誌別室扱い(かつ複写不可)になっているものだ。
 

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★松本麗華のお悩み相談室 再開のお知らせ
 
このたび、弊社ウェブサイトで第1回を掲載後、休載しておりました「松本麗華のお悩み相談室」を再開させて頂くことになりました。
この連載は、カウンセラーの松本麗華さんに、公募でいただいたお悩みに回答していただく、というものでした。企画趣旨と、第1回の内容は上記リンクからお読みいただけます。
次号14号で、連載再開に至るまでの日々のことを松本さんにご寄稿いただき、15号から本格再開となります。
お悩みは、以下のURLから公募でも承っております。
 
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☆ざっさくプラスニュース


平素より、「ざっさくプラス」をご活用下さり、ありがとうございます。
このたび、J-DAC様の「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」との連携を開始いたしました。
「ざっさくプラス」と「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」の双方を契約されている機関様では、ざっさくプラスの検索結果から「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」の本文ページへ、ダイレクトに遷移することができます。
「社会文化史データベース 性風俗稀少雑誌コレクション」は、1950年代~70年代に刊行された大衆娯楽雑誌・性風俗雑誌・サークル会誌29誌、458冊を収録している学術機関向けのデータベースです。

詳細は以下のリンク先からご確認ください。
 
【先月からの新規登載情報】
〇独自登載分

 

「東京婦人矯風雑誌」第1号(明治21年4月)~第57号(明治26年2月)
「婦人矯風雑誌」第1号(明治26年11月)~第15号(明治28年1月)
「婦人新報」第1号(明治28年2月)~第699号(昭和33年12月)
※不二出版の複製版「婦人新報」収載の3誌から10544文献を登載
「婦人新報」は国立国会図書館雑誌記事索引の採録数は1号のみ。
 
「兵役」創刊号(1980年8月)~第7号(昭和63年11月)
※戦争体験を語り継ぐ会(神原常経代表)発行の資料と研究誌。茶園義男、永瀬隆、熊田政行、黛治夫、外山三郎、船坂弘、久米茂、富田晃弘、常石敬一らが寄稿。佃実夫の遺稿も。7号以降未見。
 
「EOS(イオス)」0-0(1982年9月)~03(1983年6月)
※ペヨトル工房のアートカルチャー誌。編集人は今野裕一。 特集は0号から「都市からアートへ」「アートはライブ!」「音像100パーセント」「ポストモダン」。「ドキュメント・ヨーゼフ・ボイス・イン・ジャパン 」の4号は未見。
 
…続きはこちらから

 

新規登載情報につきましては、Twitter皓星社ざっさくプラスアカウント(@zassakuplus)でも随時お知らせしております。どうぞご覧ください。

 

Zoom商談・使い方ガイダンス 承ります】

Zoomを使ったご案内を無料で受け付けております。

ご契約機関様には使い方のご案内を、導入をご検討中の機関様には商品説明をさせていただきます。画面を共有し、具体的な検索例をご紹介しながら進めますので、その場でのご質問にもお答えできます。周知期間として終了後の一週間程度アクセス数を増やすなど、個別の対応も承っております。1回30分からご予約いただけます。

 

ご予約や、トライアルのお申込みはこちらから。

 

【閉鎖するデータベースのデータ、お引き受けします】

ざっさくプラスは、閉鎖予定のデータベースのデータを引き取り、続けて公開します。かねてより、図書館関係者の方から「科研で作られたデータベースで、非常に有益なものなのに、教授の退官時や公開サイトの閉鎖時に消滅してしまうものが多い」という声を聞いておりました。そうしたデータを消さず、拾い上げたいと考えています。方法は主に以下の2通り。

 ①データを引き取り「ざっさくプラス」に登載。(無償)

 ②独立したデータベースとして引き取り連携検索して検索結果を「ざっさくプラス」と共に一覧表示。(費用等応相談)

 

どちらも検索結果に元のデータベースのデータであることを示すアイコンを表示します。

詳しいお話をお聞きになりたい方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

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★出版ニュース

 
【近刊
歌誌月光73号
6月30日刊行予定、予価1,000円
歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。今号は、旧満州に生まれ引揚経験などを歌った会員・冨尾捷二の追悼企画をはじめ、ウクライナ詠などを掲載。月光インタビューでは前号に続き、「不特定多数の私」をキーワードに福島泰樹の作歌姿勢に迫る。そのほか今号より、福島泰樹による詩人・長澤延子の作品を辿る新連載【延子絶叫】がスタート。 
 
※定価は全て税別表示です。

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☆近代出版研究所だより

 

近代出版研究 創刊号
4月7日刊行、定価2,000円
創刊号は、“江戸時代の書肆がどうして明治以降に生き残れなかったのか”という問題を論じた研究座談会、“「図書館」という言葉がどうやってできたのか” を説明した画期的な論文の再掲の他、「立ち読み」や「独学書」「奥付」の歴史などを取り上げました。
寄稿者には、近代日本出版史、図書館学、西洋書誌学、民俗学の研究者に加え、弊社刊『古本マニア採集帖』に登場した在野研究者・出版人ら、ユニークな執筆陣が揃いました!
 
刊行から一週間経たずして神田神保町・東京堂書店の週間ランキングで総合1位を獲得しました! 下記の媒体でも紹介されました。

新文化

産経新聞

共同通信

日本の古本屋メールマガジン

仏教タイムス

カレントアウェアネス-E

本の雑誌

出版業界紙「新文化」6月2日号では、1面の「この人この仕事」欄で所長の小林昌樹さんが取り上げられました。

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【イベント開催】学校では教えてくれない性の話

 

 

 

 

皓星社では、今期より若年層向けシリーズ【学校では教えてくれない〇〇の話】を刊行いたします。きっかけは、2017年の安田浩一著『学校では教えてくれない差別と排除の話』。「学校で教えないなら、自分たちで作ってみよう」という姿勢で、この言葉をタイトルに冠したシリーズを立ち上げます。

 

今回のテーマは【学校では教えてくれない性の話】。性教育の教育実践に取り組んできた樋上典子さんを登壇者に迎え、全3回を公開収録の形ですすめてまいります。イベントでは性教育を人権教育と位置付け、以下の3つのねらいに沿って「科学的にからだのしくみを学ぶこと」「力強く生きる自信をつけること」、そしてそこから「他者を思いやり、尊重すること」を考えます。

 

・科学的に身体のしくみを知ることで自己肯定感をもたせ、自分を大切にする気持ちを育てる

・いろいろな関係性の中で、自分をどう生かしていくかを考え、他の人を大切にする気持ちを育てる

・自分の将来を見据えながら、おとなとして賢明な選択ができる力を付ける

 

 第1回は、日本の性教育の現状、そしていろいろな性のあり方を学びます。例えば、「女の子なのに野球をやってるの?」「男のくせに力が弱いなあ」と言われた時、あなたなら何と答えますか?

 

【イベント予定】
・第1回 7/16(土) 日本の性教育と多様な性
・第2回 8/7(日) あなたの誕生と大人になるからだ
・第3回 9/4(日) 人間の性~心地よく生きるために〜     
※曜日にご注意ください。

【日時】

〈第1回〉 2022/7/16(土) 18時半開場/19時開演
【場所】
Readin’ Writin’ BOOK STORE
〒111-0042 東京都台東区寿2-4-7
(東京メトロ銀座線「田原町」徒歩2分)
【対象年齢】
小学校高学年程度から大人まで
【入場料】
大人1500円/中学生以下500円(会場参加、オンライン参加とも)
【登壇者】
樋上典子(ひがみ・のりこ)
1958年、東京生まれ、都立養護学校(現特別支援学校)9年、足立区内の中学校で30年、保健体育科教員として勤務。性教育の必要性を感じ、目の前の子どもたちに35年間実践。大学の研究者らとプログラムを組んで包括的性教育実践を行っている。現在は関東学院大学非常勤として学生に性の学びを届け、中学校時間講師として勤務。
8月上旬、4年間かけて研究者らと創り上げた「実践 包括的性教育」(エイデル研究所)刊行予定。
 
…申し込み方法など詳しくはこちら
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「皓星社友の会」のご案内
 
ご好評をいただいている「皓星社友の会」、7月から2022年度(2022年7月〜2023年6月)が始まります!
友の会は、2020年コロナ禍における「ざっさくプラス」の無償公開を機に、弊社の書籍やデータベースをご愛読・ご愛用くださる会員の皆様の便宜と、皆様と弊社スタッフの間で交流を図ることを目的とし設立いたしました。
 
【ご参加の条件】
上記の趣旨にご賛同くださる個人の方。(法人様のお申込みは受け付けておりません)
弊社の新商品(書籍・データベース)や、「ざっさくプラス」のバージョンアップに際して、アンケートやヒアリングにご協力いただける方。
【特典】
・友の会割引 弊社のすべての出版物を、15%引、送料無料でご購入いただけます。
・皓星社主催のイベント参加割引
・ざっさくプラス利用権(基本プラン)
・ご希望の雑誌の目次をざっさくプラスに搭載(時期は相談)。雑誌を貸していただける場合は、入力データを提供します。
・お誕生日プレゼント(お好きな本を1冊プレゼントします。値段を問いません)
【価格】
一般:年間12,000円    学生:6,000円 (税別)
※学生割引を希望する方は、ご所属大学ドメインのメールアドレスでお申し込み下さい。
【ご契約期間】
ご契約は、毎年7月1日から1年間とさせていただきます。7月以降もお申し込みいただけますが、年度途中参加でも金額は変わりません。また、年度途中退会の場合も、返金は行いません。
 
…詳しくはこちら
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★編集後記

 

先月、長澤延子の故郷・群馬桐生にて『全詩集』編者であり歌人の福島泰樹先生による短歌絶叫コンサートが開催されました。今年は延子の生誕から90年という記念の年。大川美術館の方のご厚意から、煉瓦作りの会場には延子との交流も深かった新井淳一さんのテキスタイルが飾られ、暗い中に垂れかかる繊細でうつくしい布の存在感には思わず圧倒されてしまいました。「別れの言葉に何と言おう/私を生み育てた細胞のいとなみの中に/私は五色のテープを投げあたえよう」(挽歌Ⅱ)。底に沈むような孤独感も彼女へ肉薄したであろう死の手応えも、私にはいつまでも遠いままですが、引用にある浮遊感はなぜか初めて読んだ時からとても身近なものに思えます。最近はランニングをしていると、この言葉を思い浮かべる頭と全速力で走る身体とが遊離していくような、そんな不思議な気分になります。
延子の作品世界を読み解く福島先生の連載【母よ、黒い旗で遺骸を包み……】は隔月奇数月にて連載中です。皆さんもぜひ自分だけのフレーズを見つけてください。(楠本)

 

メールマガジンの連載も1年12回を超えました。本誌発行に当たって社員が連載陣にいると何かと都合がいいかしらと思い、後先考えずに始めた連載です。なるべくこれまで書かれていない題材で1年くらいは書けるかなと思っていたので、ホッとする一方で、そろそろ話題の種が尽きてきて月頭に「今月はどうしようか」と思案していると、たまたま新しい種が見つかるという自転車操業で書いています。今月の渡辺龍策の話もそうでした。さて、来月はどうしようかと思ったところで「歌手の中尾ミエは書店の娘」「ガム業界に転職した出版人」という種を拾いました。うまく連載の分量に膨らませられるかしら……答えは来月の拙稿にて。(河原)

 

6月18日、あさま山荘50年のシンポジウムが開催された。2部の終わりでパネリストの森達也さんが「主語が複数になると、述語が暴走する」と話された。前々から森さんが仰っていることだが、改めて聞いた時、この歌が頭に浮かんだ。
「我々をわたしに解体し続けて我々よりも強くなりしか」
重信房子歌集『暁の星』の一首だ。今よりも「我々」の時代がの方が良かった、という懐古趣味的な歌ではない。「我々」の時代でなくなっただけで、個々人が自分の頭でものを考え、判断し、選ぶ本当の意味での「わたし」の時代になっていないじゃないか、というまさに森さんの話と重なる歌だと思う。そんな時代のためには、「我々の時代」にあった悪いことも良いことも、知りたいと思うのだ。(晴山)

 

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第13号をご一読いただきありがとうございました。

 

頑張っている時、少し疲れてしまった時。本屋とは、そんなありのままの自分に寄り添ってくれる場所であり、そこでの一冊との出会いが人生を変えてしまうことも。今号の【よめば羊もやってくる】では、「SUNNY BOY BOOKS」そして沖縄の新店舗「本と商い ある日、」の高橋和也さんに、そんな本を届ける仕事についてご執筆いただきました。


様々な角度から文献参照の技術をご紹介してきた小林昌樹さんの【在野研究者のレファレンス・チップス】は、次号で最終回! まとめにかえ、一年間の連載を通して感じたという調べ物のノウハウの大小などについてお届けします。 

 

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