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皓星社メールマガジン 
第19号
2022年12月23日
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このメルマガは、株式会社皓星社の「ざっさくプラス」最新情報や、新刊案内等を配信します。弊社サイトから購読を申し込まれた方や、これまでご縁があった方にお送りしています。

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  目 次

   ★第19号をお届けします

   ☆【連載】長澤延子生誕90周年 母よ、黒い旗で遺骸を包み…… 第5回(福島泰樹)

   【連載】趣味の日本近代出版史 第19回(河原努)

   ☆ざっさくプラスニュース

   出版ニュース

   ☆近代出版研究所だより

   日本の参考図書WEB版の公開につきまして

   ☆「皓星社友の会」のご案内

   編集後記

    

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★第19号をお届けします

 

皓星社メールマガジン第19号をお届けいたします。

このメルマガでは月に一回、弊社の本やデータベースの新着情報とともに、近代出版研究所の活動報告も配信してまいります。

お知り合いの方々へぜひ転送、拡散をお願いいたします。

 

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☆長澤延子生誕90周年 母よ、黒い旗で遺骸を包み…… 
第5回 16歳、5月の詩
                                福島泰樹(歌人)

  

昭和23年2月11日、延子は16歳の誕生日を迎える。
 この頃、「私が、わたしの前を通り過ぎ/夜の闇に吸い込まれて行く時」と仮想の相聞を綴った短詩「Fに」を綴る。ほどなく、大事件が勃発。原口統三『二十歳のエチュード』との出会いである。高村瑛子への手紙(『友よ 私が死んだからとて』天声社 1968年刊所収)で、「これとても面白い本です。久しぶりに痛快を叫びました」とその衝撃を記している。
 

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趣味の日本近代出版史

第19回 特別編・レファレンスツール『戦時・占領期出版史資料索引――戦時企業整備・公職追放・ミニ社史』を冬コミで出します

河原努(皓星社)

 

■冬コミ(「コミックマーケット101」)に参加します

今月末(令和4年12月31日)、近代出版研究所として「コミックマーケット101」、いわゆる“コミケ”に参加します(※1)。二日目の「東ポ42a」です。“コミケ”への初参加は今年の夏、参加する以上は新刊がないとまずかろうと「近代出版研究叢書・資料編1」と称して『「出版年鑑」掲載全訃報一覧――昭和平成期 著作家・学者・出版人7000人』なる冊子を作った。
 

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ざっさくプラスニュース

 
【先月からの新規登載情報】
〇独自登載分
 
「地方史文献年鑑 2020」
※白鳥舎発行/岩田書院発売の、年刊の郷土史研究雑誌目次総覧。飯澤文夫編。収録された地方史研究雑誌1608誌の25652文献を登載しました。
 
「月刊ペン」11月創刊特大号(昭和43年11月)~7月号(昭和61年7月)
※月刊ペン事件に名を残す月刊総合誌で、末期は小冊子に。創刊号には入江相政、加藤秀俊、丹羽文雄、小島政二郎、丸谷才一、本多勝一、畑正憲、大城立裕らが寄稿。61年7月号で休刊。全177冊から7477文献を登載。
 
「Az(アズ)」第1号(1987年8月)~第35号(1995年5月)
※新人物往来社の季刊オカルト誌で、後期は精神世界寄りに。井村宏次、志水一夫、笠原敏雄、高木重朗、津村喬、鮑黎明、毛綱毅曠、種村季弘、稲生平太郎、高山宏、島田裕巳、武井秀夫、湯浅泰雄、小此木啓吾らが寄稿。
 
「いささか」第1巻第1号(1974年7月)~第2巻第1号(1975年1月)
※金子光晴の発意と命名による詩誌で、発行は吉祥寺の古書店・さかえ書房。茨木のり子、岩田宏、中島可一郎、吉野弘が寄稿。1号に金子と鹿野政直の対談あり。2号は茨木の代表詩「自分の感受性ぐらい」が掲載。全2冊か。
 
「奇書」第1巻第1號(昭和3年5月)~第2巻第3號(昭和4年4月)
※文芸資料研究会発行の軟派雑誌で、大半の号が当時発禁になった。藤沢衛彦、北野博美、佐々木指月、佐藤紅霞、石川巌、尾崎久弥、大曲駒村、後藤朝太郎、横井春野らが執筆。村田亮太様からご提供頂きました。全13冊。
 
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Zoom商談・使い方ガイダンス 承ります】

Zoomを使ったご案内を無料で受け付けております。

ご契約機関様には使い方のご案内を、導入をご検討中の機関様には商品説明をさせていただきます。画面を共有し、具体的な検索例をご紹介しながら進めますので、その場でのご質問にもお答えできます。周知期間として終了後の一週間程度アクセス数を増やすなど、個別の対応も承っております。1回30分からご予約いただけます。

 

ご予約や、トライアルのお申込みはこちらから。

 

【閉鎖するデータベースのデータ、お引き受けします】

ざっさくプラスは、閉鎖予定のデータベースのデータを引き取り、続けて公開します。かねてより、図書館関係者の方から「科研で作られたデータベースで、非常に有益なものなのに、教授の退官時や公開サイトの閉鎖時に消滅してしまうものが多い」という声を聞いておりました。そうしたデータを消さず、拾い上げたいと考えています。方法は主に以下の2通り。

 ①データを引き取り「ざっさくプラス」に登載。(無償)

 ②独立したデータベースとして引き取り連携検索して検索結果を「ざっさくプラス」と共に一覧表示。(費用等応相談)

 

どちらも検索結果に元のデータベースのデータであることを示すアイコンを表示します。

詳しいお話をお聞きになりたい方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

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出版ニュース

 
【出版目録】
今年、20年ぶりとなる出版目録『皓星社出版目録2022』を発行しました!
現在在庫のある書籍300点弱を、書影・紹介文付きで収録しています。
今回は諸般の事情で省きましたが、次版では「書名索引」「著者名索引」を付けます。
 
ご希望の方はこちらから
送料は無料です。
 
【新刊
小林昌樹著、12月9日刊行、定価2,000円(+税)
ちょっとした「調べもの」をする際に、キチンと答えを出すにはどうすればよいのか? 国会図書館で15年にわたり、レファレンスサービス(利用者の調べ物相談)に従事した著者が、その実践的な技術を大公開! これまでほとんど「見える化」されてこなかった考え方や予備知識、さまざまなコツをわかりやすく解説する。
※おかげさまで発売2週間で4刷1万部を突破しました
※『週刊新潮』2022年12月29日号「ベストセラー街道をゆく!」に掲載されました!
 
福島泰樹著、12月20日刊行、定価2,500円(+税)
2021年2月21日から、2022年2月28日までの1年間、著者が毎朝ツイッターに投稿した373首を掲載。ツイート文を「長歌」、短歌を「反歌」として編まれた、福島泰樹第34歌集。
 
【近刊】
歌誌月光76号
12月27日刊行予定、予価1,000円(+税)
歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。今号は、「稀にみるストーリー・テラー、口語文脈派一人称饒舌体短歌の創始者」(福島泰樹)であった会員・佐久間章孔を偲ぶ。その他、福島泰樹による詩人・長澤延子の鑑賞連載「延子絶叫 第四回」、重信房子の「自由への星 Ⅱ」を掲載。書評は『抒情が目にしみる 現代短歌の危機』(藤原龍一郎著、六花書林)。 

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☆近代出版研究所だより

 

【『近代出版研究 第2号』のお知らせ

『近代出版研究 第2号』の編集作業を進めています。第2号は「雑著・雑本」の小特集を予定しています。
 
【近代出版研究叢書

近代出版研究叢書・資料編2」を発刊します!

第2弾は弊社・河原努が編纂した同人誌『戦時・占領期出版史資料索引―戦時企業整備・公職追放・ミニ社史』(定価2,000円、B5判82頁)です。

12月30日・31日に開催される「コミックマーケット」101で頒布します。2日目の31日、場所は東ポ42aです。詳細は今月の河原連載をご覧ください。
冬コミの後は、第1弾『「出版年鑑」掲載全訃報一覧―昭和平成期 著作家・学者・出版人7000人』(定価2,000円、B5判176頁)同様、皓星社のウェブストアで取り扱う予定です。

 

【『近代出版研究 創刊号』のお知らせ】 ※残部僅少です! お早めに

近代出版研究 創刊号
2022年4月7日刊行、定価2,000円(+税)
創刊号は、“江戸時代の書肆がどうして明治以降に生き残れなかったのか”という問題を論じた研究座談会、“「図書館」という言葉がどうやってできたのか” を説明した画期的な論文の再掲の他、「立ち読み」や「独学書」「奥付」の歴史などを取り上げました。
寄稿者には、近代日本出版史、図書館学、西洋書誌学、民俗学の研究者に加え、弊社刊『古本マニア採集帖』に登場した在野研究者・出版人ら、ユニークな執筆陣が揃いました!
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この度弊社では、日本図書館協会様のデータベース「日本の参考図書WEB版」の維持管理をお引き受けし、一般公開させていただく運びとなりました。
本システムは『日本の参考図書』第4版(2002.9)の原稿用電子ファイルをもとに、全国の図書館が共同で利用できる参考図書データベースとなることを最終目的として、慶應義塾大学レファレンス高度化研究グループで開発されたものです。
2007年4月に日本図書館協会へ移管された後、新たに「日本の参考図書 四季版」のデータ(137号~182号)を追加し、レファレンス業務をはじめとして、広く図書館業務で活用されることを目指し、テスト運用が行われてきました。
本データベースの基礎となった『日本の参考図書』第4版および「日本の参考図書 四季版」は、国内の参考図書を選択、解説した注解書誌です。
よって本データベースでは、明治以降、2011までに刊行された35,000点以上の参考図書を、書名や著者名はもちろんのこと、注解書誌のキーワードやNDCからも検索することができます。

本データベースに追加した「日本の参考図書 四季版」(182号)は2012年1~3月までに国立国会図書館が作成したデータを収録しております。今後、残りのデータも追加収録していく予定です。
皆さまにご利用いただき、ご意見をいただきながら、よりよい参考図書データベースとシステム作りを目指します。
詳しいご利用方法等は、データベースにアクセスの上、使い方マニュアルをご覧ください。

 

…詳しくはこちらをご覧ください

 
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「皓星社友の会」のご案内
 
ご好評をいただいている「皓星社友の会」、7月から2022年度(2022年7月〜2023年6月)が始まりました!
友の会は、2020年コロナ禍における「ざっさくプラス」の無償公開を機に、弊社の書籍やデータベースをご愛読・ご愛用くださる会員の皆様の便宜と、皆様と弊社スタッフの間で交流を図ることを目的とし設立いたしました。
 
【ご参加の条件】
上記の趣旨にご賛同くださる個人の方。(法人様のお申込みは受け付けておりません)
弊社の新商品(書籍・データベース)や、「ざっさくプラス」のバージョンアップに際して、アンケートやヒアリングにご協力いただける方。
【特典】
・友の会割引 弊社のすべての出版物を、15%引、送料無料でご購入いただけます。
・皓星社主催のイベント参加割引
・ざっさくプラス利用権(基本プラン)
・ご希望の雑誌の目次をざっさくプラスに搭載(時期は相談)。雑誌を貸していただける場合は、入力データを提供します。
・お誕生日プレゼント(お好きな本を1冊プレゼントします。値段を問いませんが、一部例外があります)
【価格】
一般:年間12,000円    学生:6,000円 (税別)
※学生割引を希望する方は、ご所属大学ドメインのメールアドレスでお申し込み下さい。
【ご契約期間】
ご契約は、毎年7月1日から1年間とさせていただきます。7月以降もお申し込みいただけますが、年度途中参加でも金額は変わりません。また、年度途中退会の場合も、返金は行いません。
 
…詳しくはこちら
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編集後記

 

面白い本を読むと誰かと共有したい一心でうずうずとなり、今年もその一番の被害者は母でした。〇〇という本の△△の描写が良い、と連絡するとなんと数日後には感想が返ってきます。最近はチョン・セラン『フィフティ・ピープル』の話題で盛り上がりました。同じ本を読んでいても母の読書体験は私とは全く違います。共感することもあるし、印象に残った登場人物の違いに驚くこともあります。そんな時、よく知っているはずの母がまるで透明になって新しい色で私の前に現れたような気持ちになります。
私自身、学生の頃に読んだ本を手に取り、以前は気に留めなかったような部分からじっと進めなくなることが増えてきました。読書とは、文字から景色や知識を取り込むだけではなく、過去の体験を経た今ここにいる自分自身との対話装置なのだと改めて思います。
来年の皆さんは、どんな体験を経てどんな考え方をしているでしょうか。立ち止まるきっかけとなるような新しい企画を沢山用意していますので、2023年も弊社をどうぞよろしくお願いいたします。(楠本)

 

先月、この編集後記を書いた段階(11月末)は社内はまだ平穏でした。12月に入って最初の月曜日に「このままでは(『調べる技術』)の数が足りなくなる」と重版を決め、発売直後の月曜日に3刷を決め、その週から普段の何倍もの注文電話がかかり始め、社内で何度「うれしい悲鳴だね」という言葉を交わしたでしょう。まだ社内で誰も経験したとのない大嵐、来月この文章を書く頃にはどうなっているのだろうか……。(河原)
 
小林昌樹さんの『調べる技術』、絶好調です。読書猿さん、平林萌緑さん、書物蔵さんをはじめとする強力な応援団の皆さん、初速を見てすぐに追加発注&平積みしてくださった書店様、そして読者の皆様のおかげです。9月に弊社に加わり、文字通り関東を走り回った笹森の営業努力も大きかったと思います。この場をかりて、皆様に御礼申し上げます。
来年も皓星社メールマガジンをお読みいただき、ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。(晴山)
 

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第19号をご一読いただきありがとうございました。

 

おかげさまで『調べる技術』が好調です。弊社四十余年の歴史で初めての発売前重版、そして1万部突破です! 初版・2刷の部数が少なく、多くの方にご迷惑をおかけしました。年明けの4刷(1月10日印刷出来、以降取次搬入予定)からは、各地の書店様に行き渡るようになると思います。どうぞよろしくお願いいたします。 

 

 

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