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石巻工房  - KOBO NEWS -  Vol.5

2015年になって早くも1ヶ月が経ちました。年明けからもおかげさまで忙しい毎日を送っております。

本年も石巻工房をどうぞよろしくお願いいたします。


昨年11月から金沢21世紀術館で開催されている「 ジャパン・アーキテクツ 3.11以降の建築  」の会期は5月10日までです。
弊社もトラフ建築設計事務所+石巻工房として出展しております。是非ご来場ください。

写真撮影:木奥惠三  提供:金沢21世紀美術館

- KOBO NEWS -  Vol.5 のコンテンツは以下となります。どうぞ最後までご覧ください。

CONTENTS

■ ハーバードビジネススクールの皆さんとワークショップ・ディスカッションを行いました。
■ 21_21 DESIGN SIGHT 企画展「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」にAA STOOLシリーズが展示・販売されます。
■ AA LOW STOOLがオンラインショップでも販売開始されました。
■ 商品価格改定のお知らせ。
■ コントラクト事業と、商品レンタル取り扱いのご案内。
■ Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.5

■ ハーバードビジネススクールの皆さんとワークショップ・ディスカッションを行いました。
 
1月10〜14日に、ハーバードビジネススクールの学生さんと、ハーマンミラージャパンの松崎 勉さん・芝 美佐子さんが石巻を訪れ、工房の経営戦略についてディスカッションを行いました。
実際に工房の生産体制などを体験するワークショップを行ったり、石巻工房が今後どのような戦略をとるべきか、会社としてどういった方向性に進むのかということを一緒に考えました。工房チームにとっても、いい刺激となった数日間でした。
彼らがボストンに戻ってからも、引き続き経営戦略について分析・提案のやりとりを続けていきます。

■ 21_21 DESIGN SIGHT 企画展「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」にAA STOOLシリーズが展示・販売されます。


2015年2月20日より、東京ミッドタウン 21_21 DESIGN SIGHTで開催される企画展「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」において、トラフ建築設計事務所がデザインしたAA STOOLが展示されます。
“単位というフィルターを通して、私たちが普段何気なく過ごしている日常の見方を変え、新たな気づきと創造性をもたらす展覧会です。”(21_21 DESIGN SIGHT サイト本文より)
会場ではAA HIGH STOOL、AA STOOL、新作のAA LOW STOOLが販売される予定ですのでこちらも是非ご覧ください。


企画展「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」
2015年2月20日(金)〜 2015年5月31日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT


AA LOW STOOLがオンラインショップでも販売開始されます。

AA STOOL、AA HIGH STOOLに加えて、AA LOW STOOLがオンラインショップに仲間入りします。20日からの販売を予定しております。
座面高さが560mmのAA STOOLに対してAA LOW STOOLは420mmと、小柄な女性や子どもでも座りやすい高さになっています。


商品価格改定のお知らせ。

石巻工房では、2月20日を目処に商品価格の改訂を予定しております。
具体的な価格が決定しましたら改めてお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。
なお、価格改定以前にご注文いただいた商品は旧価格で販売いたしますので、この機会に是非ご検討ください。

コントラクト事業と、商品レンタル取り扱いのご案内。

石巻工房ではコントラクト向けの製品も数多く納品しております。
昨年は電通レイザーフィッシュの新オフィスに家具・ウッドデッキ等を納品させていただきました。




通常商品のサイズ変更や、特注商品、商品開発、材料の変更等、幅広く対応しております。
お気軽にご相談ください。


また、前回のKOBO NEWSでご紹介したレンタルの取り扱いも、展示会等でご好評をいただいております。





展示会やイベントなど、期間限定でのご利用に大変便利です。
※対象商品以外のレンタルをご希望の際には、下記メールアドレスにお問い合わせください。

info@ishinomaki-lab.org
 

Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.5


テーマ「冬の北海道」

先日、北海道大学でハーマンミラーの松崎社長とちょっとした講演を行ってきた。
北大に来た留学生が日本を学ぶ機会として、
東北の震災を絡めた話で、
石巻工房がその1つに選ばれたのだ。

まぁ、その話は次の機会にして ヽ(´o`オイッ
北海道という地は私にとって第2の故郷と言うべき場所になっている。

高校を卒業して建築の専門学校に通うことになるのだが、
そこが北海道(札幌)だった。
場所はサッポロビール園の隣。
フェンスを乗り越えれば、即ビール園という素晴らしい立地の学校だった。

何故、建築の学校…もとい北海道だったのか?
高校生の時分に、
私はログハウスを建てる人、ログビルダーになりたかった。
その頃から、家業の鮨屋を継ぐなんてさらさら考えていなかったのだ。
(結果的には20年もやることになるんだけど)

当時、インターネットなんて無くて、
情報といえば、「夢の丸太小屋に暮らす」という、超マイナーな雑誌を読んでは、
ビルダーになる夢を膨らませていた。
なぜか、”ログハウスといえば北海道だろう”という安直な考えで北海道に決めた。
あの時にネットがあれば状況は変わっていたに違いない。

入学後、
担任の先生に「ログハウスは飛騨とか奈良、とにかく西のほうが盛んだよ」と言われ、
ソッコーでやる気を無くしたのを覚えている。
さてどうしたものか…
向かう先は1つ、ススキノだ!

石巻の繁華街(飲み屋街)のど真ん中で育った私にとっては、
ススキノという街は非常に親しみやすく、刺激的だった。
北海道の思い出といえば、
学校よりもススキノの方が多い。

程なくして、
ススキノでバイトの口を得た私は、
10代後半の貴重な時間のほとんどをそこで過ごす事になる。

三井薬局という、
今で言えばマツモトキヨシみたいな、なんでも売っている薬局(pharmacy)で、
電話一本でススキノ中に配達をするという、変わったバイトだった。
飲み屋を始め、
ソープランドやヤクザの事務所、マンションの一室にある怪しげなSMクラブ…
仕事とはいえ、そんな場所に堂々と出入りできる事なんてそうそう無い。

北海道では、
建築はあまり学べなかったが、人生は色々と学んだような気がする。

2年後、
なんとか学校は卒業出来たが、
就職先としての北海道自体が不景気のどん底で、
建設業の仕事は皆無だった。
気を利かせてくれた担任に、
「カナダにあるログハウスの会社を紹介できる」と言われたが、
フランス語と英語ができないとキビシイと言われて諦めた。

今考えれば、勢いで行っとけば良かったかなぁ?と思うが、
それから数年の後、久しぶりに当時の担任に会ったら、
「あの会社、次の年に倒産したよw」と言われて、
行かなくてよかった!と思ったと同時に、いや、行っとけば…
何かが変わっていたかもしれないと感じる軽い後悔を覚えた。

今回の旅では、
北大に通う留学生相手の講演だったので、
当然英語が出来ないとお話しにならない。
幸いにして通訳さんが居てくたお陰で事なきを得たが、
流暢に英語を話す松崎社長の姿はとても凛々しく、カッコ良かった。
話すだけならともかく、プレゼンの上手さといったら尋常ではない。
言葉の壁とか、そんなものを飛び越える勇気があの時にあれば…
聞きながら、あの時のカナダを思い出していた。


私が当時通っていた学校は学校法人自体が倒産してしまって今はもうない。
(学校って倒産するものなのね)

千歳空港に向かう列車から左側に見えるその場所には、
福祉関係の学校があるのだろう。
看板がチラリと見えて、笑ってしまった。


震災が無ければ出会うはずもなかった全く違う”人種”二人が、
北大で講演って、考えてみれば奇妙な話だし、
高校生の時に愛読していた「夢の丸太小屋に暮らす」(地球丸)に、
40歳を過ぎてから載るなんて夢にも思わなかった(2013年3月号 シリーズ これからの生き方 vol.9)。
そして、このコラムも。



さて、
今回の出されたテーマは「冬の北海道」。
またまた完全にテーマを無視した流れになってしまった…みたいだね?

なので、少しだけ。
北海道といえば寒い。
ー5度とか当たり前の気温なんだけど、
石巻に帰ってきて、バスを降りたら…

こっちのほうが寒くね??

石巻は海からの風が強いので、体感的には北海道よりも寒く感じるのですよ。

いやマジで。

 
株式会社石巻工房 
本メールは press@ishinomaki-lab.org よりpress@ishinomaki-lab.org 宛に送信しております。
渡波字栄田164-3, 石巻市, 宮城県 986-2135, Japan


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