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石巻工房  - KOBO NEWS -  Vol.6

2015年3月11日

寒さも少しずつ緩みはじめましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
工房ではまだまだ薪ストーブが手放せません。春の日差しが待ち遠しい今日このごろです。


東日本大震災から4年が経った今日、株式会社石巻工房は法人化から1周年を迎えました。
4年前、工房長がたった1人でスツールを作っていた石巻工房は、
今では常勤5名のスタッフを抱え、国内外さまざまな地域に家具をお届けするようになりました。
これもひとえに皆さまのあたたかいご支援の賜物と深く感謝をいたします。

これからも、世界初のDIYメーカーとして、宮城県石巻市からものづくりの可能性を発信できるような会社であるよう努力していく所存です。

今後ともなお一層のご愛顧のほどをお願い申し上げます。

前回のKOBO NEWSでご紹介した 21_21 DESIGN SIGHT 企画展「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」が現在開催中です。

会場にはトラフ建築設計事務所がデザインしたAA STOOLが展示されております。
また、AA HIGH STOOL, AA STOOL, 新作のAA LOW STOOLが、いつもは2台1セットとして販売していますが、今回のみ特別に1台からご購入いただけます。



企画展「単位展 ― あれくらい それくらい どれくらい?」
2015年2月20日(金)〜 2015年5月31日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT

- KOBO NEWS -  Vol.6 のコンテンツは以下となります。どうぞ最後までご覧ください。

CONTENTS

■ 二俣公一さんの新作「Flamingo」が間もなく販売開始です。
■ シンガポール、ミラノでの展示に参加します。
■ 鎌倉味噌工房さんへ店舗什器を納品させていただきました。
■ スツール、ベンチの強度試験を行いました。
■ Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.6

■ 二俣公一さんの新作「Flamingo」が間もなく販売開始です。

「246 STOOL」などのデザインを手がける二俣公一さんの新作「Flamingo」が登場です。
「Flamingo」は、片足を乗せて軽く腰掛けられるようなルーズさを持ったスツールです。気軽に使えつつも見た目以上の安定感です。ハイカウンターからテーブル、大人から子供まで、用途に合わせて3種類の高さがあります。
まるでオブジェのような独特の存在感を放つ「Flamingo」を、是非お手にとっていただければと思います。


■ ミラノ、シンガポールでの展示に参加します。

今年のミラノサローネでは、チェコのガラスメーカーverreumとの展示を行います。
展示には Michael Anastassiades, Sebastian Bergne, Sebastian Herkner, Arik Levy, Luca Nichetto, Karim Rashid, Sacha Walckhoff などのデザイナーが参加しており、彼らのプロダクトと工房商品がコラボした展示は、ミラノ・ブレラ地区で目玉の一つになるだろうと言われています。ご期待ください!



verrem:http://www.verreum.com/
https://www.youtube.com/watch?v=qX9I8Mvryxc

会場デザイン:Sebastian Herkner ( http://www.sebastianherkner.com/ )

展示期間:4月14日(火)〜19日(日)
展示会場:Via Dell’Orso, 12 – 20121 Milano

—————

IFFS (International Furniture Fair Singapore)併設のデザインショーケース SingaPlural にてグループ展示を行います。NOSIGNERチームのテーマ「Social Innovation Design from Japan」の展示に、工房からはSTACKING COFFEE TABLE、ISHINOMAKI BENCH、ISHINOMAKI STOOL、AA STOOL、SHOE RACK、BOYなど出品予定です。
また、展示期間中の3月14日(土)12:00〜14:00にはデザイナーによるトークセッションが行われ、弊社芦沢も登壇します。

展示期間:3月13日(金)〜16日(月)
会場:Singapore Expo Hall 6

NOSIGNER:http://www.nosigner.com/

鎌倉味噌工房さんへ店舗什器を納品させていただきました。

神奈川県鎌倉市で2月12日にオープンした鎌倉味噌工房さんの味噌カフェに、弊社製品を納品させていただきました。

ENDAI, EN CHAIR, 特注サイズのEN TABLEなどがカフェの雰囲気にマッチし、落ち着いた空間が演出されています。是非足をお運びください。


スツール、ベンチの強度試験を行いました。

先日、ISHINOMAKI STOOL, ISHINOMAKI BENCH, AA STOOLの強度試験を行いました。
座面に対して、上から面で圧縮をかける試験で、ISHINOMAKI STOOLが6.5t、ISHINOMAKI BENCHが7t、AA STOOLが8tの荷重に耐えました。想像以上に耐荷重性があることに、スタッフも驚きでした。
今後も引き続き、条件や環境を考慮した試験を行っていきたいと思います。



Column 工房長のサイケデリックな日々 Vol.6


テーマ「5年目」


東日本大震災からまもなく4年。
そんな中、
震災後間も無く発足した石巻工房も5年め(創業から3年半)になる。


この時期になると、
様々なメディアが特集を組みだす。

手前味噌になってしまうが、
震災後に立ち上がった数々の団体の中で、
独立採算で継続している事業者として石巻工房は”まれ”な存在らしい。
そのためか、工房にも取材のオファーが多くなる。

ほとんどの団体は助成金を原資として活動していて、
当然その原資が無くなると活動を継続していくのが難しくなる。
中にはその助成金を得るために活動しているといった団体もあるとかないとか。

取材で必ず聞かれるのが、
「今後の展望はどのようにお考えですか?」

国内のみならず、
海外にその触手を伸ばしつつあり、
今までは、ノリと勢いで事業を継続してきた工房だが、
法人化して間もなく1年目という事もあり、
いろいろな場面でノリと勢いで乗り切る事が難しくなってきた。

ハテ?コンゴノテンボウ?

野球場の命名権を買える程には儲かっていないし、
夜逃げするというほど切迫した経営状態でもない。
経費を使って、趣味のダクト工事や電気工事、水道工事が出来るくらいの体力は…ある。

まともな経営者なら、
前年比プラスの~とか、効率を上げて~など、明確な模範解答を持っているだろう。

私の場合はといえば、
「そうですねぇ、石巻に来てもらったついでに、ちょこっと寄ってもらえるような場所を作りたいですねぇ」

「??」困惑する記者。

しかし、私は結構本気で考えていたりする。

言うても、
田舎にある小さな工房ではあるが、
その実、デザインとか海外とかクリエイティブとか、
今までは都会でやっているイメージが強かった言葉が、
工房ではフツーに使われている事実。

国際小包でスペイン宛に出した荷物が、
なぜかサイパン(S繋がり?)に行って、ハワイ経由でやっとスペインに着くという、
ちょっと面白い事が起こったり。
渡波郵便局(工房があるエリアの担当局)にとっては日常的に国際小包なんて扱わないから、
ウチの武田さん曰く、窓口に行って国際小包って言うと「ざわざわ」してますよw
だって。

そんな田舎の郵便局にも国際化の風を少なからず送り込んだ工房の功績は大きいかも(笑)

クリエイティブだって…
あっ、このネタは次の機会に取っておこう。

震災前までは、
仙台や松島(日本三景)までは行くけど、
石巻まではねぇ…

と、よく言われていた陸の孤島石巻。

震災というチャンス(私はあえてチャンスという言葉を使います)に、
訪れる人も多くなった。

その石巻に来た時に、
工房に寄ってもらうという、1つのコンテンツになれれば良いと思っている。

渡波という石巻の中でも郊外の場所に、わざわざ探して訪れたくなる場所。
一休みしに寄ってもらってもいいし、工房を見学してもらってもいい。
コーヒが飲めて、製品を眺められる空間があってもいい。

ここに来れば、
敷居が高そうなデザインや海外、クリエイティブなんてものが、
身近に感じられる。そんな場所に~



気がつけば、な~んて事を記者の人に話したりしている。


そう、
まだまだ整備や片付けが終わっていない工房内を見渡しながら(滝汗)

 
株式会社石巻工房 
本メールは press@ishinomaki-lab.org よりpress@ishinomaki-lab.org 宛に送信しております。
渡波字栄田164-3, 石巻市, 宮城県 986-2135, Japan


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