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NEWS

機能性ファブリック見本帳「ハイパフォーマンスVol.1」WEBカタログを先行公開しています。



この秋、新たに機能性ファブリックを集めたオリジナルコレクションブック「ハイパフォーマンスVol.1」の発刊を予定しています。
本冊に先駆けて、収録内容を閲覧できるWEBカタログを公開いたしました。

防汚・撥水・抗菌性のあるイスバリ生地やビニールレザー、さらに消臭機能を付加したカーテン地など、インテリジェントな機能を搭載した生地をトータルでご提案しています。


TOPICS
美しい革

近年ビニールレザーの質は飛躍的に向上し、本革をしのぐ大きなマーケットとして成長しました。その一方でまた、本革は廃れることなく人々に求められ続け、私たちの身近にあります。

ロンドン・ビクトリア&アルバート美術館のミュージアムカフェの椅子は、フリッツ・ハンセン社のセブンチェア。レザーを張りこんだ仕様は、座り心地はもちろん華やかでありながら落ち着きも持ち合わせどんなインテリアにも溶け込む美しい佇まいです。

存在感、透明感、艶、温かみ。
様々な要素が重なり合うことで凛とした美しさが醸し出されているようです。時を経ることでさらにその深みを増してゆくであろうこの美しいイスには、デンマークのSørensen Leather 社(ソレンセン・レザー)の革が使われています。

自然からの贈り物である「革」という素材への情熱を持ち続けるSørensen Leather社は、卓越した知識により品質の高い製品を生み出しています。素材の美しさを最大限に引き出せるその技術は、フリッツ・ハンセン社をはじめとする様々な家具ブランドから選ばれ多くのコラボレーションをしています。

今年新たにコントラクト向けに「TRIUMPHE CRIB 5」というシリーズを発表。
防汚加工を施し水や汚れに強く、レストランやロビー、船舶さらには病院やケア施設でも使用することができます。
表面コーティングによる機能付加でありながら、革の風合いは損なわれず生かされています。
様々な場所で革の美しさを楽しんでほしい、そんな想いの入ったシリーズです。

同じく北欧で高品質の革を生産販売しているelmo(エルモ)は、スウェーデンのブランド。
家具ばかりでなく、自動車・鉄道・航空機・船舶などのシートに向けた商品も扱っています。
革は耐久性に優れた素材ですが、丈夫でありかつ包み込むようなしなやかさをと心地よさを持ち合わせるのが、その素晴らしさと言えるかもしれません。

原皮となる牛革は、スカンジナビア産が高価で良質と言われています。
広大で豊かな牧草地にはトゲのある茂みや有刺鉄線が無く、涼しい北欧の気候は動物に有害な寄生虫が繁殖しません。虫刺されや傷が少なく質が良い革を生み出す条件が揃っています。

革といえばイタリア。そうした印象のとおり、イタリア北部ヴェネト州のアルツィニャーノは革製品の産地として世界的に知られ、かつては300社もの革メーカーがあったそうです。
歴史に裏付けられる技術や経験値によって、イタリアの革の素晴らしさは育まれています。

色の美しさとバリエーションは特に魅力的です。柔らかさ・耐久性・色・光沢感といった特徴は、この地ならではのノウハウの伝承によって生み出されています。マニュアル化できない塩梅や匙加減といったものが、美しさを生み出しています。

ヴェネト州の中でも比較的大きな組織であるFUTURA社(フトゥラ)では、3500種類もの商品を在庫しています。プレーン素材のコレクションばかりでなく、エンボスやスクリーンプリント加工、メタリック色など意匠性の高い遊び心のある製品にも挑戦。一味違った皮の美しさへの発見があります。

イタリアをルーツとするアメリカの革ブランドも独自の発展を遂げ、大きなマーケットとなっています。革はサスティナブルであるという側面もクローズアップされ始めています。

ノースカロライナ州を拠点とする green hides社(グリーン・ハイズ)は、素材の持つ魅力を引き出すのはもちろんのこと、排水システムやソーラーパネルによる電力供給など加工工程にも配慮が加えられ、元来天然由来である革という素材の環境に対する姿勢をさらに推し進めています。

また、本革の欠点についても真剣に取り組んでいます。
素晴らしい素材をの欠点を補いその美しさを十二分に楽しむために、様々な工夫や機能を付加した商品も開発されています。green hides社のBleach Cleanable コレクションは、漂白剤(次亜塩素酸)による消毒に対応しており、米国CDC/EPAの推奨事項を満たしています。

PICK UP

展示会で発表された新作商品やコレクションを弊社取り扱いの海外ブランドと併せてご紹介いたします。

Luxuary Classic  /   SURCANAPÉ(イタリア)

 シルク、メタリックカラー、ダマスク、深みのあるアースカラー。
細番手で緻密に織り上げられ輝きを放つクラシックスタイルの生地は、贅を尽くしたような美しさです。

イタリアの伝統的なファブリック・コレクション・スタイルをあえて保持し今にその美しさを伝えるブランドSURCANAPÉは、2015年に新たにAndrea Dall’Olio氏をクリエイティブディレクターに迎えました。クラシカルな装飾スタイルを強調しながらも斬新なテイストが加わり、今と未来を感じさせるコレクションに仕上がっています。

ミラノに拠点を置くSURCANAPÉは、イタリアの繊維産業が目覚ましく躍進した時代となる1986年に創業。30年近くクラシカルで美しいテキスタイルを作り続けてきました。2014年には同じく北イタリアの家具ブランドMCA emmacia社の傘下となり、ジャガードにプリントで陰影をつけるなど新たな手法を加えながら、美しいクラシカルスタイルを提案し続けています。

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