今、環境に関する映画の自主上映会が、全国各地で草の根的に開かれている。テーマは原発問題や食、農業、生き物などさまざま。
しかし、いざ自分たちで上映会を開催したいと思っても、どこで映像を借りたらいいのか分からない。
そうした人たちに上映作品を貸出し、地域での上映会を応援する役割を担っているのが、毎年3月に東京・日比谷図書文化館で開催されている「グリーンイメージ国際環境映像祭」。
映像祭と言いながら、監督やプロデューサーだけではなく、被写体になった各地で活動する人や、その映像のテーマに関する専門家など、様々な人が多数参加するユニークな映像祭だ。
事務局長の尾立愛子さんは、環境の切り口が多様になっていくなかで、映像をきっかけに多様な人材が影響しあうプラットフォームとしての映像祭を目指す。