先月発表したco-lab渋谷宮下(仮称)の来年開業に先立って、今年9月にまた新しいコンセプトのco-labができることになりました！

江戸時代、日光・奥州街道を行き来する旅人向けに小間物繊維問屋が軒を並べ始め、以降長きにわたって日本最大の問屋街として繊維業界を支えてきた、中央区の日本橋横山町。ここに、ファッションデザインをテーマとしたco-labが誕生します。

来月の開業に向けて、絶賛工事中ですが、なかなか面白い空間になりそうです。今回は、建築家の海法圭氏が内装設計を担当しています。

「co-lab日本橋横山町：re-clothing」と称し、昨年オープンしたco-lab墨田亀沢：re-printingに続く２拠点目のEAST TOKYOエリアへの展開となりました。ここでは、シェアオフィスというクリエイターの集積地を作るだけでなく、アパレルビジネスにおけるメンバーとの実務的なコラボレーションをコンスタントに生み出したいと考えています。

施設下階１〜３Fは、有名小売店バイヤーも買い付けに訪れるアパレル小物の卸売店舗となっていて、メンバーの製品を展示・商談の場所として使えたり、小売店への卸売ルートに乗せるお手伝いも可能です。その他にもアパレル製造卸売業を営む事業主と連携し、デザイン業務の委託など実務的なマッチングの可能性もあり、ファッションクリエイターの才能を価値に変えることのできる場所となりそうです。

制作作業のしやすい広い共有部や簡易フォトスタジオ、共有ミシン、最新の素材や特殊加工を施した国内外の布・皮などの有用な素材サンプルの展示、気分転換に気持ちの良いテラスラウンジ、生産工場など海外取引先とのテレビ会議にも使える設備など、快適な制作環境を用意しています。
また休日には５F共有部で、世界の著名なコンテストに毎年優秀な人材を送り出しているファッションスクール「ここのがっこう」が開催されるなど、ファッションクリエイターの育成にも協力していけたらと考えています。

委細は次回のメルマガでお知らせしますが、９月上旬にはオープニングイベントも予定していますので、ぜひ遊びにいらしてください。

co-lab企画運営代表　田中陽明