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■□■□■□■□復活!オルチョきまぐれ通信 □■□■□■□■

こんにちは!

いつもオルチョ他ご愛用まことにありがとうございます!



日本はお花見シーズン真っ盛りですか?


ワタクシはイタリアでのスケジュールを終え
早春のルーマニアに来ています。






イタリア、アサクラ農園は冬の雪と降雨で湿って
思うように剪定出来ませんでした。


雪の重みで枝も折れ、今までにないもにも見せられました。


200年以上の年輪のオリーブもある農園ですが、
200年の内、いろいろな気候条件に耐えてきたんだな〜と


昨年から今年としみじみ思わされています。


オリーブはたくましい!





剪定はプロに任せ移動。
ルーマニアについて書いてみますね。剪定でイタリアに来ています。





2015年4月5日 復活!オルチョきまぐれ通信  №3

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■ 【タイムスリップ 〜 ルーマニア食事情】

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便利な世の中。
スマホに車にウイキペディアに。。。

やろうと思えばなんでも出来る
知ろうと思えば実体験なくいろいろ知ることもできますね。

このような便利さは
後戻りがなかなかできません。


ワタクシも
それらすべてがなくなる、と思えば、
蒼ざめます。





もしかして一瞬そうなるかもしれない、と思わせたのは
あの東日本大震災。


(日本の原発は今全て稼働せずして電力供給できているというのは凄いことと思います)







火曜日からルーマニアにきています。
友人宅にお邪魔して今日で4日目。



今日のイースターにあわせ
友人お孫さんの洗礼式に出席するためです。







友人フェリーチャさんはイタリアに働きに来ていたのがきっかけで
アサクラパスタ製造のパスタ工場社長のマリオさんのパートナーとなり、
イタリア住民になりました。



以前から、そのフェリーチャさんやその家族に
(パスタ工場でフェリーチャさんの親戚が働いている)


ルーマニアに遊びにおいでよ、
飛行機でたった90分、
すぐ近く、


いつくるんだ、
ルーマニアはいいよ!



しょっちゅう誘われており、



今回フェリーチャさんが帰省するのに便乗して一緒にイタリアから来ました。






ルーマニアは

北はハンガリー
西はウクライナ、
東はセルビア、
南は黒海とブルガリアがそれぞれ隣接した東に位置する内陸も内陸。


厳しい気候条件は想像を絶します。
真冬はなんとマイナス30℃にも達するんだって!



ちなみにウイキペディアより

国土 238.39km2  (日本377.961km2)
人口1900万人    (日本1億2653万人)
人口密度94人/km2 (日本337/km2)
GDP17440ドル/人 (日本38053ドル)


あらあら。
日本の方が国土面積広いんだ!


調べてみて、わかったのですが、
人口密度がかなり低いので
広く感じたんですね。







今日で滞在4日目ですが、

GDPが日本の約半分とはいうものの
生活感として半分以下のような気がします。



それはワタクシの滞在先が首都ブカレストから300km離れており、
都会と田舎の差は日本以上なのでしょう。



ここ田舎はかなりほんわか雰囲気。
治安も危険要素の心配はなく、
のんびりムード。



ルーマニア見物などして楽しんでいます。







来るときに一番心配していたこと。。。

それは食べもの。

とにかくルーマニア人は肉をよく食べる。
しかも豚肉。
それらの加工品、


イタリアでの彼らはそれしか食べないのでは?と思うほど
野菜を食べない。


土地柄も内陸だし。
冬は厳寒だし。


食習慣についていけるか?







その反面、フェリーチャさんやその親戚筋は、



イタリアの食材は水のようだと。
水のようとは、味が無い、薄い、ってことだそうで、

ワタクシ聞いたとき、

うそー、
随分大げさな、


と思っていました。

彼らのノスタルジィの所以と想像していました。






ワタクシからすると、
イタリアの食材は日本の数倍美味しいと思っています。


特に野菜、そして肉は
初めて食べた時は感激。


日本で同じように同じ野菜で調理してもなかなか
イタリアのようにするには調理に工夫が必要になります。


それに比べてより美味しいわけ?


なんとも信じ難かった!
自分のこの目と舌で確かめたい!


と言うのも今回の訪問の目的。






結論から言うと、
彼らの言うことは本当でした。



なぜにこんなに違うのか?



滞在先はまるで60年ぐらい前にタイムスリップしたかの生活感覚。



この村に店屋はなく、
舗装道は一本だけ。


道には荷馬(牛も)車が。
トラクターの代わりだそうで。






各家庭には自家菜園があり

野菜や果物、
ワイン用のブドウが植わっており

必ずグラッパ用の梅もあり、



鶏や豚を飼い、
各家庭の庭では鶏が餌をつついてるのは当たり前な風景。

鳥も餌は庭の草だけ。





肝心の食ですが


野菜は旬のもをたっぷり。
肉も食べますが
コンビさせる野菜が独特。





野生人参をそのまま、
葉玉ねぎをそのまま、
根セロリをそのまま
ラディッシュもそのまま、



意外に発酵食も。



たっぷりのザワークラウト
ホースラデュシュに極千切り漬物

肉も食べるが
生野菜、ロー(生)ものをたくさん添える。


各家庭にはさくらんぼ、梅があり(日本の梅とは違う)
アルコール度40以上もあるグラッパを


朝昼構わず飲む習慣も

マイナス30℃にもなる気候条件なら納得。

アルコールで身体を温め、肉の消化を助ける。


別な意味でナチュラルライフ。







日本人の老人の体力と健康度は

戦前は水も含め口に入れるもの
体に入るものが

添加物なくピュアで素材が素材として100%役割を果たしたものだったから。


昔の人は
力があるし持久力があるし、健康なんだと
常々思っていましたが


ルーマニアの人はいまだにそのまんま。


本来の食材はヘルシーだし
なんてったって美味しい。


彼らは
本当に美味しいものを知っています。





彼らは云います。
肉も野菜も
イタリアとは別物と。


ワタクシも全く同感。
全部別物!


経済が発展したイタリアにいるルーマニア人はこうも言いいます。


イタリアには今だけ。
くらしは断然ルーマニアがいい。


イタリアに永住する気はさらさらない。


と言い切った。








便利さや経済の発展に惑わされない彼らに

圧倒されたワタクシ。


ルーマニアとイタリアは近いからまたおいでねとみんな毎日のように
言ってくれる。


日本、イタリア、ルーマニア、

いろんな国にご縁ができ嬉しい。
もう人生も後半に入ったワタクシ、



そういう気構えで暮らしていますが
まだまだ未知の世界が待っているような。。。






今日はいよいよお孫さんの洗礼式です。


田舎の昔の宴会が想像できます。
すごそ〜〜〜〜







■□最後に・・・・□■□

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朝倉玲子


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