私はX(旧Twitter)を時々使うのですが(主に読む専門ですが)、能登半島地震で被災された方の沢山のSOS投稿を読みながら、涙が止まらなくなりました。
そしてしばらくXから離れ、震災関連の動画や画像は一切見ないようにしました。つまり、「心を一時的に閉じた」んですね。そして、私が大好きなマインドフルネスの本を読んだり、オーディオブックを聞いたりしました。
そのおかげでかなり心が落ち着いて、今は募金に応じたり、被災された方に向けて祈ったりしています。
心優しい方ほど、災害や人の苦しみから背を向けることに罪悪感を感じやすいものです。
でも、人を助けたい、人に共感したいと思うならなおさら、自分の心に安心が必要なのです。まずは自分を落ち着かせ、余裕を持たせることを優先させてください。
マインドフル・セルフコンパッションのプログラムでも、一番最初のセッションで、この「心を閉じる勇気を持つ大切さ」をお伝えしています。
「心を閉じる」というと、ネガティブな印象を持つ方もいらっしゃると思いますが、心は開閉してもいいもの、必要に応じて開閉すべきものなんです。
情報の渦の中で自分が圧倒されそうになったら、一旦心を閉じ、外界から距離をとって、自分を安心させてあげてください。一人でお散歩したり、静かに読書をしたり、心落ち着く音楽を聴いたりしてもいいですね。
自分に対して「今の私はどんなことをすると、心が安定するかな」と問いかけて、その答えを実行してみましょう。
そしてまた、心に安心と余裕が生まれたら、心を開けばいいんです。
誰かに共感したり、助けの手を伸ばすのは、自分の心に余裕がある時にすればいい。それで充分、間に合います。そもそも、おぼれている人を、呼吸困難になっている自分が助けることはできませんからね。