歩行瞑想には2種類あります。
1.足の裏の感覚をしっかり意識しながら歩く
歩行瞑想の基本は、一歩一歩、足の裏の感覚を意識しながら歩くこと。座って行う瞑想の時、呼吸を意識するのと同じ感覚で、足裏の感覚を感じ取りながら歩きます。
足裏をしっかり意識できるように、スローモーションで歩いてみます。まずはかかとが着地し、着地した足裏の重心は少しずつ前に移動しますよね。そして重心が前に移動するにつれ、今度はもう片方の足が前に出てきます。足裏で地面をけり切ったところで、もう一方の足のかかとが着地します。
「歩く」ことを丁寧に観察すると、身体の動きは奇跡的に、完璧にシンクロしていることが分かります。一歩一歩、しっかりと踏みしめながら、この絶妙な体重移動に伴う足裏の感覚に意識を向け続けます。
こうしているうちにも、足裏から意識が離れ、何か違うことを考えたり、他の事(音や人物、出来事など)に気を取られますので、自分の意識が足裏から離れたことに気づいた時点で、また意識を足裏に戻します。
この時、集中できなかった自分にダメ出しをしないようにしましょう。意識が集中対象から離れることは、誰にでも起こる、とても人間らしいことです。さまよった意識の手を優しく取り、また足裏に戻してあげる、そんなイメ-ジを持つといいですね。
このタイプの歩行瞑想は、歩くスピードがとてもゆっくりになりますから、お家の中で行うのがお勧めです。外で実践してもOKですが、傍から見ると「あの人、なにやってるんだろう?大丈夫かな?」と思われることも…実際、私の先生は、この歩行瞑想を10数名の受講者と街中の公園で実践した時、警察官に職務質問を受けたことがあるそうです(笑)「君たち、集団で何をしているんだね?」って(笑)。
傍から見ると「ちょっと不思議」に見えるこの実践には、集中力を高め、心を落ち着ける効果があります。