そして、ここで、これらの声の「目的」を考えてみて下さい。声が出てくる「理由」ではなく、その「目的」です。
理由を考えてしまうと、「自分はもともと、超えげつない人間だから」とか「心が冷たいから」とか「子供のころからそうだったから」「親の育て方が悪かったから」といった答えしか出てこず、自分に対する否定的な態度を変えにくくなってしまいます。ここではあくまでも「目的」を探してみます。
例えば、 さんの嫌いな さんには、こんな目的があるのではないでしょうか:
妬むのが好きな さんは、
そんな目的を持っているのではないかしら?
完璧主義で厳しい さんは、
- もっと成長して、人生を楽しんで欲しい
- 人から笑われないように、守ってあげたい
と思っているのでは?
優柔不断な さんは、
- 時間がかかっても最善のものを選んで欲しい
- 慌てて決めた結果、後から後悔してほしくない
…そんな目的を持っているのではないでしょうか。
改めて、これらの目的を見た時、何か気づくことはありませんか?
そう、目的は全部、「 さんを幸せにしたい」という、建設的な目的なんです。
さんの中には色々な面を持った さんがいますが、どの さんも「 さんが大好き」で、「 さんを幸せにしてあげたい」と強く願っているのです。
ただその方法が、今の さんにはちょっと不適切に感じられているだけ。素敵な目的を持っているのに、その目的達成の方法/道筋がちょっとズレているだけなんですね。
そんな風に、自分の嫌いな部分を見てあげれば、少し嫌悪感が和らぎませんか?自分の中には色々な自分がいるけれど、ひとりとして「悪者」はいないのです。私はセルフ・コンパッションの師匠からこの考え方を教えてもらい、ものすごく楽になりました(行動には必ず建設的な目的がある、というアドラ-心理学の考え方も入っているのが面白いですね)。