それでは、感情をどうやって受け止め、なだめればいいのでしょうか?
頭ではなく、身体を使ってください!
ネガティブ感情は必ず身体の不快感や違和感として自己表現してきます。感情が強ければ強いほど、身体感覚も強くなります。
例えば、私の場合、強い怒りを感じている時は、胸がドキドキしたり、顔が熱くなったり、のどのあたりが詰まるような感覚になったりします。深い悲しみを感じると、胃のあたりが重くなったり、涙が滲んできたり、胸が詰まったような感じになります。
さんもきっと似たような身体感覚を経験されたことがあるのではないかと思います(ちなみに日本語には、感情と身体の結びつきを示唆する表現が一杯ありますよね。「腹が立つ」とか「奥歯にものが挟まったような言い方をする」とか「怒り心頭」とか。是非興味を持って、身体感覚と親しんでみて下さい)。
感情を身体で受け止めるということは、感情を頭で理解しようとするのはやめて、ただ、こういった身体の不快感に意識を向け、その不快感を感じ取る、ということです。
そして、その身体感覚そのものに意識を向け続け、ゆっくりと呼吸したり、その身体の部分を優しくなでたりしながら、身体感覚を和らげてみて下さい。「大丈夫だよ」とか「少しずつ楽になっていくよ」「焦らなくていいんだよ」といった自分への声がけをするのもお勧めです。
こうすることによって、感情を理性で封じ込めようとする動きが止まります。さらに、心と身体は連携していますから、身体感覚が和らぐと同時に、感情も和らいでいきます。「あ、身体が楽になったな」と感じられたら、感情の強度をチェックしてみてください。必ず弱まっているはずです。
こんな風に、強いネガティブ感情は、自分の身体の中で「居場所」を察知し、「不快な身体感覚をケアする」という形で乗り越えてみて下さい。感情を収めるために、あれこれと分析する必要はないのです。