よくよく考えてみれば、私の強みはどこまでいっても「語学」でした。学生時代から「一番勉強しないのに、一番いい成績が取れた科目」はいつも英語で、若いころは英単語は見ただけで頭に入るという不思議な能力を持っていました。みんなが嫌いな文法学習が大好きで、英語が苦手な妹からは「変人」と言われたり(笑)。
昨年、マインドフルネス洋書読書会を開催した時、「ああ、私が好きなのはやっぱり語学なんだ」と感じたのも、やはり私の強みがそこにあるからなのだろうと思います。
神様から授かった能力がこの語学力だとしたら、死ぬまでにできるだけその能力を伸ばし、社会のために生かすのが、私の神様への、そして社会への本当の恩返しのような気がしています。
そして、私の方向転換を「後押し」してくれたのは、奇しくも年末の母の大腿骨骨折でした。手術後リハビリ中の母を介護しているのは私の妹で、妹からはしんどくなったら助けにきて欲しいと言われています。つまり、いつどんな形で一時帰国することになるのか予想がつかず、講座の計画も全く立てられなくなった、というわけです。まるで何か大きなものに「もう講師はやめなさい」と言われたような気がしてなりません。
もちろん、7年後という広い視野を持ち、日々行動したとしても、将来は何一つ確約されていません。私が病に倒れるかも知れませんし、私よりずっと年上の主人が介護要となり、ドイツを離れられなくなるかも知れません。ですが、テストの合否/資格の有無よりも、60歳から難関に挑む姿そのものが、シニア世代の応援になるのではないかと思っています。
将来を見据えつつ、着実に前に進みながらも、柔軟性は忘れない。過程を大切にし、どんなプロセスも楽しみながら、自分を労わりつつ、他者貢献をするーこれが私が理想とする生き方であり、このメルマガや講座を通してお伝えしてきたことですが、これからもそんな風に生きていきたいと思います。