第18号【2021年1月6日】
ランドスケープ経営研究会(LBA) 会員のみなさま、あけましておめでとうございます。
日頃から本研究会の活動にご参加・ご支援くださり、誠にありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
 
それでは、2021年最初のメルマガは以下の内容でお届けします。
― LBAメルマガ【第18号】の内容 ―

・金清会長より年頭のご挨拶
 
・LBA関連情報1
 ~第3回LBAフォーラム開催のご報告~
 
・LBA関連情報2
 ~各部会の今年の活動について~

・ランドスケープ関連業界の最新動向
 ~各種イベント情報・公募情報~

それでは、どうぞご覧ください!
Photo by Evi T. on Unsplash

金清会長より年頭のご挨拶

会員の皆様
 
あけましておめでとうございます。
 
昨年は、コロナに明け暮れた一年でした。暮らしが大きくかわりました。
経済的に大きな打撃を受けた業界もありました。
 
そのような中、ランドスケープの価値が様々な視点から見直された年でもありました。
みどりの可能性を感じた多くの方々と協働し、これからの世の豊かな生き方、暮らし方をLBAから発信していきましょう。
 
本年もよろしくお願いいたします。
 
 
会長 金清典広

LBA関連情報1
~第3回LBAフォーラム開催のご報告

去る2020年12月17日、第3回LBAフォーラムが開催されました。
当日は参加者291名(うちLBA会員60名)の方々にご参加頂き、第1回を更に上回る盛況となりました!
 
1弾「ポストコロナ社会におけるランドスケープ経営を考える」の内容を踏まえ、シリーズ第2弾では、特に、公園からエリアマネジメントに発展するため、様々な空間や関係者との連携の方策、公園以外の空間での実践事例の報告などにより、議論を深めたいと、LBA代表幹事の萩野一彦氏からの趣旨説明が行われました。
 
その後、ゲストの泉山塁威氏(日本大学/ソトノバ)より「ポストコロナ社会におけるパブリックスペース」と題した講演が行われ、パブリックライフ、エリアマネジメント、タクティカル・アーバニズム、などについて事例を交えた説明を頂きました。
また、パークストリート、park(ing)dayなど様々な日常のパブリックスペースの利用、コロナ対応としての道路占用許可・路上客席の緊急措置、冬のパブリックスペース活用、SoftCityなどの事例を紹介頂きました。
 
更に、LBA幹事の一人でもある佐藤留美氏(NPO birth)より「グリーンインフラが都市のレジリエンスを強化する ~地域力を高めるみどりの活用手法~」と題した講演。
“みどり”の機能・力をまちづくりに活用するためには産官学民をつなぐ中間支援組織が重要な役割を果たすことや、みどりとオープンスペースの価値を高めることは自然・人・まちが元気になること、グリーンインフラを基軸としたコミュニティのつながりがコロナ禍を越える力となることなどを、国分寺ぶんぶんウォークの事例を通して発信して頂きました。
 
3人目は、こちらもLBA幹事の一人である植田直樹氏((株)三菱地所設計)より「丸の内ストリートパークとTOKYO OASISにみる緑を活用したエリアマネジメント」の事例紹介です。
多様な主体が連携したWITHコロナ時代の緑の多機能性を検証し、都心部のグリーンインフラの新しいあり方を、丸の内仲通りを歩行者に開放し、日常行為を屋外空間で快適に実現した事例と、屋外の快適歩行(日陰)ルートを自動案内するWEBサービスが紹介されました。
 
最後は原田宏美氏(東邦レオ (株))による「バスあいのり三丁目TERRACE~都心部の未利用地を活用した、グリーンなライフスタイルの発信~」と題した講演。
アフターコロナ時代は都市内の開発が停滞し、空き地が増加する可能性が高く、その空き地を活かす、今後のまちづくりのヒントとなる事例として新宿三丁目の暫定未利用地におけるグリーンインフラ技術とソフトコンテンツによる取り組みを紹介頂きました。
 
コロナの時代を踏まえた様々な最新事例が報告され、その後のパネルディスカッションも大いに盛り上がりました。
各ゲストに向けた質問だけでなく、「皆さんの報告から経営的な視点を強く感じました。一方で地域の生物多様性の保全など市場化しづらいエリアの資源が置き去りになりそうな感じを受けました。」「コロナにより生活へのIT分野(スマートパークや密回避のための人流データの活用など)の導入が加速し、まちづくりにおいても重要な観点と感じています。ランドスケープ経営の視点からみたときに、先進事例や身の回りの変化などから今後の在り方について、どの様な考えをお持ちですか。」等といった全体を通しての意見も多く寄せられ、非常に意義深い時間となりました。
 
ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。

LBA関連情報2
~各部会の今年の活動について

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<第一部会:Park PFI企画活用部会>
新年おめでとうございます。
Park PFI企画活用部会の活動は、1) Park-PFI事例見学会の継続的開催(昨年12月15日 新宿中央公園にて第1回見学会を開催)、2) Park-PFI事例研究会のキックオフ、と2つの活動を中心に進めてまいります。

また、第一部会から独立いたしました「さいたまプロジェクト」も春以降のアウトプットを目標に活動を開始いたします。 
 
今後、部会の全体会議開催も含め調整していきますので、今年も第一部会の活動をよろしくお願いいたします。

第一部会 部会長 二宮 晴夫
 
 
<第二部会:パークファンド部会>
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、これまでの活動内容を踏まえ、資金調達可能なストーリーづくりに重点を置き具体的に実践を行う予定でしたが、コロナ禍の中活動が難しい状況であったため、テーマを「身近な公園のネットワーク化による健康の街づくり」に絞り込みました。

街の中の身近な公園の役割をコロナの影響も踏まえ、健康づくり(Well-being)の視点から見直した上で公園や緑地をネットワーク化することにより、日常生活の中で健康の向上が図れる街づくり提案としてまとめるため議論してきました。

年度末へ向けての多忙な時期となりますが、引き続きメンバーの皆さんと共に活動の成果を取りまとめられるように取り組んで行きます。
今年も宜しくお願い致します。

第二部会 部会長 鈴木 綾
 
 
<第三部会:都市農地及び私的領域のオープンスペース活用部会>
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症一色の一年で、その中で「新しい生活様式」への転換が求められるとともに、身近な公園等での屋外活動が注目された年でもありました。

私たちは、都市農地の多面的な価値評価に着目し、「新しい生活様式」の受け皿となる都市農地のあり方も考慮して、魅力的で身近な都市農地の保全・創出と都市生活者の交流による新たな都市の潤いと活力を生み出すことを目指して、部会活動に取組みます。
今年もよろしくお願いします。

第三部会 部会長 落合 直文
 
 
<第四部会:コミュニティ部会>
新年あけましておめでとうございます。
昨年の新型コロナウイルスの蔓延は、その対策としての外出自粛により私たちの生活の領域が制限されることになり、期せずして暮らしの場のあり方を見直す必要性を私たちに突きつけました。そうした中で暮らしのベースとしての地域の環境とコミュニティの価値がクローズアップされることになったのではないかと思います。

「コミュニティ」は、その重要性が唱えられながら、同時に「煩わしい人間関係」は嫌われるという矛盾した意識が共存しているところに、現代の「コミュニティ」をめぐる課題があると、昨年の念頭にも触れましたが、そうした意識の構造を本質的に変えていくことが求められていると思います。

そうした観点から、第4部会では、主催者が企画実施するイベントとは全く異なり、主体形成がされた個人と個人が集い、それぞれが相互に連携しながら、共有の「場」を暮らしの一部として使いこなす日常を実態化することを今年も目指していきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。

第4部会部会長 甲斐 徹郎
部会の活動には、会員の皆様はどなたでもご参加頂けます。
参加希望の方は info@lba-j.org までご連絡ください。
 
皆様のご参加をお待ちしております!

ランドスケープ関連業界の最新動向
~各種イベント情報・公募情報

新たな年を迎え、早速オンラインイベントが目白押しです。
厳しい状況は続いていますが、アフターコロナを見据えた話題が豊富です。
思うように外出できない時期の学びの機会として、参加してみてはいかがでしょうか。
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<各種イベント・セミナーなどの開催予定等>(日付は開催日)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<国内の公募情報等>(日付はリンク先記事の公開日)
 
 
 
 
Photo by Greg Rakozy on Unsplash
第六八候「水泉動 (しみずあたたかをふくむ)」

 

まもなく七十二候が小寒の次候に変わり、地中で凍っていた泉が融け動き始める頃となります。
この候でいう「水泉」とは、「湧き出る泉」のことをいいます。

 

まだまだ空気は冷たく、地上のあらゆるものが凍りつく寒さ厳しい時期ですが、目には見えずとも、地中では陽気が生じ、春に向けて少しずつ動き出しています。
 
一年で一番寒さの厳しい大寒に向かいながらも、自然界では着々と春への準備が進み、かすかなあたたかさを愛おしく感じられる季節です。


今月も最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。

次号は2月5日に配信予定です。
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