第23号【2021年6月8日】
ランドスケープ経営研究会(LBA) 会員のみなさま、こんにちは。
日頃から本研究会の活動にご参加・ご支援くださり、誠にありがとうございます。
 
今年は長い梅雨になりそうですね。
記録的な早さで梅雨入りした九州~東海だけでなく、関東甲信や北陸、東北の梅雨入りも近づいています。
 
それでは、今月は以下の内容でお届けします。
― LBAメルマガ【第23号】の内容 ―
・LBA関連情報
 ~多摩・三浦の市民と緑をつなぐシンポジウム開催~

・ランドスケープ関連業界の最新動向
 ~各種イベント情報・公募情報~
 
・ランドスケープ関連情報
 ~アーバンデザインセンター ”UDC” 特集~

それでは、どうぞご覧ください!
Photo by Ricardo Resende on Unsplash

LBA関連情報
多摩・三浦の市民と緑をつなぐシンポジウム開催

『首都圏の多摩・三浦給料が立地する13自治体合同で実施している「多摩・三浦丘陵広域連携会議」主催のシンポジウムが開催されます。
みなさま、ぜひご参加ください!
 
<開催概要>
テーマ:新たな時代の広域連携による市民と緑の関わり
 ~グリーンコミュニティ・SDGsを見据えた公民連携プラットフォームに向けて~
日時:2021年7月3日(土)14:00~17:00
場所:川崎市総合自治会館・オンライン(You TubeによるLIVE配信)
 
<メッセージ>
相模原市から三浦市に連なっている丘陵に関わる13自治体が、平成18年より「多摩・三浦丘陵広域連携会議」として緑と水景に関わる様々な取組を実施して参りました。
この取り組みが今年度で16年目を迎え、新たなステージに移行しようとしています。
次のステージでは、官民連携による新たなプラットフォームを構築していくことを目
的とし、シンポジウムではグリーンインフラ形成やSDGsを意識したサミットトーク
を展開する予定となっております。
また、当日のサミット・トークセッションでは、座長の涌井史郎氏や6自治体の市長、(株)良品計画や(株)スノーピークの方にもご登壇いただくことになっております。

ランドスケープ関連業界の最新動向
~各種イベント情報・公募情報

Photo by  Unsplash
<各種イベント・セミナーなどの開催予定等>(日付は開催日)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<国内の公募情報等>(日付はリンク先記事の公開日)
 
 
 
 
 

ランドスケープ関連情報
~アーバンデザインセンター "UDC" 特集

https://udc-initiative.com/all-udc/
近年、UDCの活動が全国各地で展開されています。
LBA会員のみなさまは、おそらくUDCという言葉を耳にしたことがある、或いは関わっているという方も多いのではないでしょうか。
今回のLBAメルマガは近年注目の高まる、アーバンデザインセンター”UDC”の特集です。
UDCとは 
課題解決型=未来創造型まちづくりのための公・民・学 連携のプラットフォーム
 
行政都市計画や市民まちづくりの枠組みを超え、地域に係る各主体が連携し、都市デザインの専門家が客観的立場から携わる新たな形のまちづくり組織や拠点として、2021年4月現在までに、全国22拠点に展開しています。
それぞれのUDCで課題やプレイヤー構成は異なりますが、従来の行政主導型・住民主導型・企業主導型といった枠組みを超え、各拠点では「新たなまちづくりスキーム」が模索・構築されています。
 
UDC Initiative HPより
https://udc-initiative.com/about/
日本のアーバンデザインセンター第一号は、2006年にスタートした柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK:Urban Design Center Kashiwa-no-ha)であり、その後全国で展開されています(冒頭の図)。
さらに、ここにはまだ掲載されていない新たなUDC、UDCすみだ(UDCS)も今年4月末にスタートしました。
 
UDCの特徴として、「公・民・学」の連携が挙げられます。
UDCの目指す公・民・学連携のスキーム
 
UDCは、地域社会に必要な公的サービスを担う「公共」、市民活動や経済活動を通じて地域の魅力と活力の向上を担う「民間」、専門知識や技術を基に先進的な活動を担う「大学」が日常的・多面的に連携し、まちの未来を描き実践していくエンジンとなります。
 
UDC Initiative HPより
https://udc-initiative.com/about/
いずれも個性的なUDCですが、ここでは公園・緑地・道路などの公共空間に関する活動、景観に関する活動などが特徴的ないくつかをピックアップして掲載します。
 
神奈川県横浜市金沢区並木1~3丁目、金沢シーサイドタウン及び周辺地域
2014年3月~
「産」:石井造園㈱、㈱安藤建設、㈱三春情報センター、㈱横浜シーサイドライン、㈱横浜八景島、京浜急行電鉄㈱、大和リース㈱、三井不動産㈱、(独)都市再生機構
「官」:横浜市金沢区役所、横浜市住宅供給公社、横浜市政策局
「学」:公立大学法人横浜市立大学、学校法人関東学院
「民」:金沢シーサイドタウン連合自治会
既成住宅団地におけるエリアマネジメント活動、あしたタウンプロジェクト
 
愛媛県松山市 既成市街地エリア
2014年4月~
「公」:松山市
「民」:松山商工会議所、㈱伊予鉄道グループ、㈱まちづくり松山
「学」:愛媛大学、松山大学、松山東雲女子大学、聖カタリナ大学、東京大学
路上利用プロジェクト、お散歩プログラム、もぶるラウンジ
 
神奈川県茅ヶ崎市全域
2016年8月~
小出川フットパス構想、Discover Chigasaki 景観まち歩き10選、 下寺尾遺跡群「遺跡まちづくり」
 
UDCのフィールドとなる都市の規模や立地、それぞれの抱える課題、どれも様々です。
今後も更なる展開が全国で起こりそうですね。
 
最後に、関連書籍もご紹介します。
 
Photo by Tengyart on Unsplash
第二十六候「腐草為蛍 (くされたるくさほたるとなる)」

 

七十二候がまもなく芒種の次候に変わり、草の中から蛍が舞い、明りを灯しながら飛び交う頃となりました。

 
古くは、暑さに蒸れて腐った草や竹の根が、蛍になると信じられていたそうです。
水辺や野の暗がりに浮かんでは消える蛍の光は、まさに夏の風物詩。
夏の夜を幻想的に照らし出してくれます。

 

蛍の発光は、オスとメスが互いに自分の居場所を知らせ合うための光の信号だと言われております。
蛍にとって光は大切なコミュニケーション方法、光を瞬時に発したり止めたり、自由自在にコントロールできるのです。
 

オスは集団で一斉に発光・点滅を繰り返して、光の集合によって、遠くのメスにも届くシグナルを送ります。
メスの方は各々が不規則に発光・点滅して、自分の存在を各々のシグナルでアピールします。
惹き合ったオスとメスは、発光の仕方を変化させながら徐々に近づいていき、最後はメスがオスの発光間隔に近づけて、瞬きの息の合った蛍のカップルが誕生するそうです。
 
人間の方は、オンラインによるコミュニケーションが当たり前となった今、お互いの呼吸が合うという感覚はなかなか得難いものですね。


今月も最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。

次号は7月5日に配信予定です。
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