第24号【2021年7月5日】
ランドスケープ経営研究会(LBA) 会員のみなさま、こんにちは。
日頃から本研究会の活動にご参加・ご支援くださり、誠にありがとうございます。
 
梅雨らしい天気が続いていますね。
暑さや湿気、気圧で体調や気分を左右されがちなこの季節。
各地でワクチンの接種も進んでいますが、毎日の基本的な体調管理で夏を健やかに過ごしたいものですね。
 
それでは、今月は以下の内容でお届けします。
― LBAメルマガ【第24号】の内容 ―
 
・ランドスケープ関連情報
 ~東京2020オリンピック・パラリンピック競技会場の公園をチェック~

・ランドスケープ関連業界の最新動向
 ~各種イベント情報・公募情報~
 
それでは、どうぞご覧ください!
Photo by Unsplash

ランドスケープ関連情報
~東京2020オリンピック・パラリンピック競技会場の公園をチェック

いよいよ開会が迫ってきた東京2020オリンピック。
首都圏を中心に多くの公園が競技会場となっています。
開催に関しては様々な議論がありますが、今回はランドスケープの視点から、主な会場となっている各地の公園をチェックしてみましょう。
Photo by Ryunosuke Kikuno on Unsplash
馬事公苑:馬術
所在地:東京都世田谷区上用賀二丁目1番1号
 
元々、1940年東京オリンピックに向けて日本の馬術選手を育成する目的で開設されたものです。同大会は日中戦争の影響で中止となりましたが、第二次世界大戦後の1964年東京オリンピックでは馬場馬術競技の会場となりました。
現在は、日本中央競馬会 (JRA) が運営する馬事普及の拠点となっています。
 
 
武蔵野の森公園:自転車競技(ロード)
所在地:東京都府中市朝日町三丁目、東京都調布市西町、三鷹市大沢五・六丁目
 
東京都三鷹市、府中市と調布市にまたがる都立公園です。元々は、1941年に東京調布飛行場として開設されました。
その後、陸軍や米軍の管理を経て1974年に全面返還され、調布基地跡地利用計画としてできた公園です。
 
 
有明アーバンスポーツパーク:自転車競技(BMXフリースタイル)・スケートボード
所在地:東京都江東区有明一丁目7番
 
選手村やIBC/MPC(東京ビッグサイト)からも近いウォーターフロントエリアの有明北地区に計画されています。
大会終了後には解体が計画されており、仮説の競技場となっています。
 
 
お台場海浜公園:マラソンスイミング・トライアスロン
所在地:東京都港区台場一丁目4番地
 
旧防波堤と台場公園に囲まれている入り江を利用した海浜公園で、潮風公園、台場公園と隣接しています。
かつては貯木場でしたが、1960年代から公園としての整備が開始され1996年に今の形でリニューアルオープンしました。
 
潮風公園:ビーチバレーボール
所在地:東京都品川区東八潮1番地
 
1974年に開設された公園で、お台場海浜公園と東八潮緑道公園を結ぶ場所に位置します。
海側は全て舗装された遊歩道になっており、観光を楽しむ人の他に、普段から日光浴、ジョギング、サイクリング、釣りをする人が多いようです。
大会用に仮設の競技場が整備されています。
 
 
夢の島公園:アーチェリー
所在地:東京都江東区夢の島二丁目1番4号
 
1978年に開園した都立公園です。1957年から1967年までごみの最終処分場であった東京港埋立地夢の島を整備して作られました。
当初は上野動物園でのコアラ飼育のため、ユーカリを生産する必要があったことからユーカリ畑がありましたが、現在はその役目を終えているようです。園内にはその名残で日本最大のユーカリ林が見られます。
 
 
海の森公園:馬術・カヌー(スプリント)・ボート
所在地:東京都江東区海の森三丁目
 
1973年から1987年にかけて埋め立てられた1,230万トンのごみと建設発生土の上に立地し、東京都区部で最も広い公園となります。
2007年から本格的に植樹を開始が開始され、30年をかけて完成させる予定になっています。中央防波堤内側埋立地と同外側埋立地の間の水路を利用して海の森水上競技場の建設が行われ、2019年5月までに施設が完成しました。
資源循環型の森作りを目標とするため、公園で使用されている堆肥は都内で剪定した枝葉をリサイクルして作っているようです。
 
いかがでしたでしょうか?
コロナ禍に入り、「レガシー」という言葉もあまり聞かれなくなったような気がしますが、そもそも公園にはそれぞれ固有のレガシーとも言えるようなバックグラウンドがあることに改めて気づかされます。
ランドスケープの分野が得意とする、長期的な視点でとらえていきたいテーマですね。

ランドスケープ関連業界の最新動向
~各種イベント情報・公募情報

Photo by  Unsplash
<各種イベント・セミナーなどの開催予定等>(日付は開催日)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<国内の公募情報等>(日付はリンク先記事の公開日)
 
 
 
 
 
 
 
https://photo-pot.com/?p=10254
第三十候「半夏生 (はんげしょうず)」

 

七十二候が夏至の末候に変わり、半夏が生え始める頃となりました。
 
「半夏」とはサトイモ科の「烏柄杓 (からすびしゃく)」の別名で、この頃、山道や畑などに生え始めます。
カラスビシャクは「狐のろうそく」、「蛇の枕」とも呼ばれ、名前のとおり、ひょろっと不思議な形をしています。生のままでは有毒だという、庭先や田の畦に生える雑草です。

 

その根茎は生薬の「半夏(はんげ)」となり、体を温め、停滞しているものを動かし、発散させる作用があるとのこと。

嘔吐を止め、つわりなどにも効果があるとされています。

 

また、球茎から茎が取れたあとが、へそのように窪んでいることから、別名は「ヘソクリ」。昔の農家の人々はこれを掘り貯めては薬屋に売っていたそうで、内緒でお小遣いを貯める“へそくり”の語源はここから生まれたのだそうです。

 

さて、「半夏生(はんげしょうず)」の頃に咲くもうひとつの植物が、その名もずばり「半夏生(はんげしょう)」。上の写真はこちらの半夏生のものです。
半夏生は主に水辺や湿地に自生するドクダミ科のやや大型の野草。
6月下旬から7月にかけて、茎の頂点から15cm前後の花穂を伸ばし、白い小花をたくさん咲かせます。
 
花が咲く頃、花穂のすぐ下の葉っぱの付け根に近い部分から先端にかけて白い斑が入り、葉の半分がおしろいを塗ったように白く「半化粧(はんげしょう)」状態になることも、この名の由来だと言われています。


今月も最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。

 

次号は8月5日に配信予定です。
バックナンバー
これまで配信されたメールマガジンのバックナンバーはこちら からご覧いただけます。
お問合せ
ご感想やご意見、各種お問合せなどは、 info@lba-j.org までメールをお送りください。
配信停止
メルマガの配信停止のご要望は、info@lba-j.org までメールをお送りください。
「LBAメールマガジン」はランドスケープ経営研究会が運営しています。
無断転載はご遠慮ください。

ランドスケープ経営研究会
Landscape and Business Development Association, Japan

〒103-0004 東京都中央区東日本橋3-3-7 近江会館8階
tel:03-3662-8270 fax:03-3662-8268 e-mail:info@lba-j.org
© 2019 ランドスケープ経営研究会


東京都中央区東日本橋3-3-7 近江会館8階 中央区 東京都 Japan


配信停止