第33号【2022年4月5日】
ランドスケープ経営研究会(LBA) 会員のみなさま、おはようございます。
日頃から本研究会の活動にご参加・ご支援くださり、誠にありがとうございます。
 
新年度が始まり、コロナ禍になってから3度目の春を迎えました。
桜の見ごろも過ぎ、あっという間に葉桜の季節ですね。
あらゆる場面で「with コロナ」が定着した今では、満開の時期に皆で宴会というお花見ではなく、近所の公園などの桜の変化を日々ゆっくりと愛でる…という方も多いのではないでしょうか。
新年度の慌ただしさの中にも、ふと足を止めて色とりどりの春の花を楽しむ時間を持ちたいですね。
 
それでは、今月は以下の内容でお届けします。
― LBAメルマガ【第33号】の内容 ―
・LBA関連情報1
 ~2022年度LBA総会開催のご連絡~
 
・LBA関連情報2
 ~第3回LBAサロンのご報告~
 
・LBA関連情報3
 ~LBAフォーラムのご報告~
 
・ランドスケープ関連業界の最新動向
 ~各種イベント情報・公募情報~
 
それでは、どうぞご覧ください!
Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

LBA関連情報1

~2022年度LBA総会開催のご連絡~

<総会を4月26日「ハイブリット出席型バーチャル総会」で開催>

2022年度総会については、426日(火)に「ハイブリット出席型バーチャル総会」として開催致します。

新型コロナウィルス感染拡大の状況が弱まったとはいえ、まだ高止まりという状況にあるため、会員皆様の安全と健康にも配慮し、会場とWEBの併用という形で開催することが324日の幹事会で決まりました。

会員の皆様は、ご予定ください。

 

また、例年の通り総会当日には講演会、交流会も併せて行う予定でした。

今年度は、講演会については総会後に行いますが、交流会は中止とさせて頂きます。

 

なお、総会の議決内容は以下の通りです。

現在、総会資料等の準備を進めており、あらためて出欠の確認および講演の内容等を含めて詳細なご案内を致します。

 

議決内容

第1号議案 2021年度事業報告及び収支決算承認の件

第2号議案 2022年度事業計画及び収支予算承認の件

第3号議案 役員選任の件

 

総会及び講演

総会:2022年4月26日(火)15:00~16:00

講演:「さいたま市マチミチコンペ報告(仮)」16:30~18:00

会場:大正記念館(清澄庭園)※WEBについては後日ご案内致します。

LBA関連情報2

~第3回LBAサロンのご報告~

去る3月11日、第3回LBAフォーラムが開催されました。
今回は、フォーラムの内容とも関連する会場FIVE TREES(ビールバー)での対面会場も設け、現地では5名、Webでは10名の方々にご参加頂きました!
開催概要
日時: 令和4年3月11日(金) 17:00~18:30
会場: ㈱トーシンコーポレーション1階FIVE TREES(オンライン併用)
主催: ランドスケープ経営研究会(LBA)
話題提供者: 小池 健太郎(㈱トーシンコーポレーション)
参加者:15名(うち会場5名)
発表概要
第1部では、 ㈱トーシンコーポレーション社の概要に加え、緑化関係の製品のあゆみと面白い取り組み事例が紹介されたました。

トーシンコーポレーションは70年の歴史を持ち材会社から始まり、住宅設備資材、そして生活環境へ展開、現在は緑化事業、エクステリア事業、住宅設備建材事業、レジデンス事業の4つの事業に取り組んでいるそうです。
その中で、緑化関係の取り組みとしては、メーカー部門で長く素材として扱ってきたGRCとFRPがあります。
これらの素材を使って単体プランターから連結プランター、そしてTLCパネルといった製品のあゆみと、今まで納品してきた現場事例を紹介して頂きました。

続く第2部はFIVE TREES(ビールバー)の取り組みについての説明です。
地元目黒区五本木からその名を付けたFIVE TREES。
ここはトーシンが扱う様々な商品を見て触れて感じられるショーケースにもなっているそうです。
社会の変化、価値観の変化など大きな流れを受けて、オフィスリノベーション実施する中で、1階を自家製クラフトビールが飲める空間をつくり、人とモノだけではなく、人と人が集まり、つながる場所とし、新しいライフスタイルのアイデアを発信する場として設置しているとのことでした。

その後の質疑応答の時間では、プランターからまちづくりへの展開のきっかけや、FIVE TREES(ビールバー)の実現や管理運営に関する詳細について様々な観点からお答えいただきました。
また、サロン後に会場ではビールを飲みながら意見交換等を行い、交流を深めることができました!
 
当日の録画データはHPの会員専用コーナーでご覧頂くことができます。

LBA関連情報3

~LBAフォーラムのご報告

3月29日、2021年度最後のLBAフォーラムが開催されました。

当日は、175名の方々にご参加頂きました!

 

LBAフォーラムは2020年度から始まった取り組みです。

2020年度にはポストコロナ社会における緑とオープンスペースについてのフォーラムを全3回開催し、みどりはまちづくりに大きなかかわりを持つということを確認しました。

それを受け、今回は2021年12月に作成したパンフレット「新しい生活様式とみどりの処方」をベースに、みどりが都市のウェルビーイングをどのように担うことができるのかを皆さんと考えたい、という趣旨で開催されました。

開催概要

2022LBAフォーラム(WEB)「新しい生活の様式とみどりの処方」概要報告

日時:令和4329日(火) 17:3019:45

参加者:参加者175名(申込者221名)

ここからは、プログラムと主な内容をご紹介していきます。

 

(1)これまでのフォーラムの振り返りと今回の趣旨説明:萩野 一彦(㈱ランドプランニング代表、LBA 代表幹事)

  

(2)「新しい生活様式とみどりの処方」の編纂:小野 隆((一社)公園からの健康づくりネット理事)

表題のパンフレット編纂に至るきっかけとなった「みどりは都市の総合政策としてとらえないといけないのでは」という着眼点に加え、ウェルビーイングに関する事例等の報告も頂きました。

 

(3)「都市政策の軸にみどりを据えるために」:鈴木 綾(㈱あい造園設計事務所取締役)

前段の小野氏の説明を受け、鈴木氏からはパンフレットの内容について概要版を使い説明頂きました。

コロナ禍のあとの新たな生活様式に対応したまちづくりにおける公園や緑のあり方を、教育、健康、経済、総合政策の4つの視点で提案しているとのこと。その中で総合政策について、「これからの小公園」、「まちを包む大きな緑」について具体の事例を用い解説して頂きました。

 

(4)「みどりの力はまちのチカラ」:佐藤 留美(NPO 法人 NPO birth 事務局長) 

Well-beingなまちづくりをSDGsのウェディングケーキの模式図を使い、グリーンインフラを基盤にコミュニティ活動の活性化、地域経済の活性化が重なり、結果ウェルビーイングな社会へとつながることを紹介頂きました。

また、みどりの力を引き出し、まちづくりに活かすためにはそれをつなげるハブとなるマネジメント体制が必要で、NPO birthでの体制(RM,PM,PC)の説明と多様なみどりの力(グリーンインフラ)を引き出す活動を実際の事例で説明して頂きました。

 

(5)「健康政策を支える運動メソッド」:小林 原生(日都産業㈱ 技術部デザイン課長)

現代の健康に関する社会問題としての「フレイル(加齢に伴う心身の衰え)」の概念とその対策を紹介頂きました。

健康づくりの活動基準としては、あまり知られていないが歩行以外の様々な活動へ換算できる「METs」というものがあるそうです。これらの活動は小さな公園での身近な活動で計ることができ、公園をネットワークでつなぐことにより活動の幅も増えるとのこと。METsを知らしめる工夫が必要であると提言を頂きました。

 

その後、会場との意見交換が行われ、主に以下のような話題が挙がりました。

・このように多様な機能があるにも関わらず緑の活用が公園部局以外での認識がされていないのが課題。

・みどりを総合的な施策として取り組んでいくのが重要といったが、ランドスケープではいろんなことができ、実践しているが、それをもっと評価してほしい。

・いろいろな活動をしていることの情報が広く発信されていない。

・情報発信ではターゲッティングが重要で、いろんなツールがでてきているので、それらを活用できる。地域の情報発信としてローカルメディアは有効。

・部局間連携が重要で、とくに教育との連携は大切。今までの公園という考え方を変えないといけない。公園だけでは無理で、新しいマネジメントシステムが必要。

 

今回のフォーラムを通し、LBAとしては、これからますます多様な分野を取り込んで活動していくことが重要であるということが再認識されました。

また、具体的な展開としては、パンフレットに記載されている16の処方箋について、具体的事例をつくったらどうか、ということも検討できそうです。

 

多くの方々にご参加頂き、大変有意義なフォーラムとなりました。

皆様、どうもありがとうございました!

ランドスケープ関連業界の最新動向

~各種イベント情報・公募情報

<各種イベント・セミナーなどの開催予定等>(日付は開催日)
 
 
 
 
 
 
 
<国内の公募情報等>(日付はリンク先記事の公開日)
 
 
 
 
 
 
 
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第十三候「玄鳥至 (つばめきたる)」
 

七十二候が清明の初候に変わり、夏鳥のツバメが渡来する頃となりました。

 

燕は日照時間の長さを感知して渡りを開始するため、天候や気温に左右されず、毎年、同じ頃にやってきます。

 

昔は、ツバメがどこからやってくるのか分からず、海の彼方にあるとされた常世国(とこよのくに)からやってくるという言い伝えがあったそうです。

 

実際には、インドネシアやフィリピン、オーストラリアから数千キロの旅をして飛んできます。

燕たちはそれぞれに渡りの時を感知し、敵に見つからないように一羽ずつ、海面すれすれに飛ぶそうです。

渡りの時の平均時速は50〜60キロ、鳥としてはかなりのスピードです。

想像もつかない数の燕が単独で、遥々日本までやって来ているのですね。

 

今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 

次号はゴールデンウイーク明け、5月9日に配信予定です。
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