<開催概要>
日時:2022年4月26日(火) 16:30~18:15
場所:大正記念館&WEB
主催:ランドスケープ経営研究会
参加者:48名
<プログラムと概要 >
1.コンペの概要と今後の事業展開:
まずは、さいたま市大宮駅東口まちづくり事務所の大沼 朋哉氏によるご講演。
大宮のウォ―カブルなまちづくりの推進に向けては「地域と協働のまちづくり」「今後の公共空間」「行政主導に因らないまちづくり」が求められていることが、「マチミチコンペin大宮ウォーカブルシティ」につながっているということをご紹介頂きました。
そのような背景から、今回のコンペでは大宮駅周辺ウォーカブル推進戦略の策定に向けて中長期的視点での「モデルプロジェクト部門」と、自分がプレイヤーになる「プレイヤー部門」の2つを同時に行うコンペとなったようです。
コンペの結果を受け、「プレイヤー部門」では全受賞者に呼びかけ実践プロジェクト会議を開催し、意見交換の場を持ちという新たな試みも行っているとのこと。
今後の展開として推進戦略策定後におけるクリエイティブな推進体制を構築し、「ミチが変わればマチが変わる」にもとづいて、大宮は新しいウォ―カブルなかたちをつくっていく、そしてチャレンジできるまち、チャレンジする人を応援するまち目指しているということをお話頂きました。
2.LBA応募作品紹介
続いて、コンペのモデルプロジェクト部門で優秀賞を受賞した作品「ニワノナカニアルマチ」についての紹介として、LBAから萩野一彦氏、甲斐徹郎氏が登壇しました。
いたるところに何かの行為を行う場所のある大きなニワのあるマチを目指し、ウォ―カブルのエリアを氷川参道の東の見沼まで広げ、そこで「3つの空間的プロジェクト」と「自律的まちづくりの組織化」の提案を行ったそうです。
「3つの空間」は氷川参道、山丸公園、セントラルパーク(構想)で、そこの立地特性を生かした社会実験についての提案。
そして「組織化の提案」は、面的に、時間軸を入れて動的にまち全体が変容していく仕掛けをどうやってつくるかというもの。
当日は、ウォ―カブルなまちを自己組織化させるステップについても具体的に紹介され、自律的に「ウォーカブルなまち」が育ち続けることになっていく過程について共有されました。
モデルプロジェクト部門の作品の詳細は
こちらからご覧ください!
更に、樋口採土氏によりプレイヤー部門に応募し最終審査に残った受賞作品「『ミズミチ』ヨリドコロ・イドコロ・ヨイトコロ」の紹介が行われました。
氷川参道が大宮のまちの形成における軸となること、古く歴史を遡ると水がその形成に大きく関わっていることがわかり、”水“をテーマとしたイベントを考えたそうです。 また、氷川参道を維持するシステムが必要で、ミズ・ミチの小さなイベントから「豊かさ」がまちへ広がり、人が集まり、智恵とお金がうまれ、自律化されていくということも提案していることが共有されました。
プレイヤー部門の作品の詳細は
こちらからご覧ください!
3.意見交換
最後に、参加者を交えた意見交換が行われました。
コンペが行われた2つの部門それぞれの今後の展開や、大宮のまちづくりに関するLBAの今後の関わり方等について議論が行われました。
LBAは今回組織の枠を超えた個人の集まりでコンペに応募しましたが、今後はLBAはプレイヤー(民間事業者)を束ねる地域プロデュース支援組織となることの可能性や、コンサルよりではなく民間事業者も取り込んだ全方位的な取組みを行うことの検討についても話題に上り、今後の展開への期待が高まりました。
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