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第41号【2022年12月6日】
ランドスケープ経営研究会(LBA) 会員のみなさま、おはようございます。
日頃から本研究会の活動にご参加・ご支援くださり、誠にありがとうございます。
 
早いもので2022年もあと1か月。
お世話になった方へのご挨拶、家族や友人へのプレゼント、来年の手帳、年賀状、などなど…準備すること・ものも多く、休日も慌ただしく過ごしておられる方も多いのではないでしょうか。
寒さに負けず体調を整えて、クリスマスや年末年始を楽しみたいですね。
 
それでは、今年最後のメルマガは以下の内容でお届けします。
― LBAメルマガ【第41号】の内容 ―
 
・LBA関連情報
 ~第5回LBAサロンのご報告~
 
・ランドスケープ関連業界の最新動向
 
・ランドスケープ関連情報
 ~冬休みの読書時間に…最新刊特集~
 
それでは、どうぞご覧ください!
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Photo by Aaron Burden on Unsplash

LBA関連情報
~第5回LBAサロンのご報告

第5回LBAサロン
~都市の隙間(屋外路地裏スペース)を多目的空間にコンバージョン~
 
去る11月22日、第5回LBAサロンが開催されました。
当日は15名(うち会場8名)の方々にご参加頂きました!
 
<開催概要>
・日時:2022年11月22日 (火) 18:00~19:30 
・会場:有楽町「SLIT PARK」 千代田区丸の内 3-4-1 (オンライン併用)
・主催:ランドスケープ経営研究会(LBA)
・話題提供者:東邦レオ株式会社 河原大輝 様
 
今回話題提供頂いた河原氏は、SLIT PARKの運営を行う東方レオの担当責任者。
まず最初に、河原氏よりSLIT PARKの背景や意図・コンセプトから実際の運営について説明をしていただきました。
<コンセプトについて>
このSLIT PARKはオフィスビルの合間の路地裏でした。
これまでは駐輪場などであった共用部を活用し、多目的空間に変えるというものですが、このエリアのまちづくりの取組の一環としてとらえているとのこと。
”働くを問う社会実験場“をテーマとしており、この地でのオフィスの必要性についての問いに対し、共用部の価値を向上させることがオフィスビル自体の価値を向上させる、という仮説を検証していく場となっています。
 
価値向上の視点としては、不特定多数との出会い、未来の都市、サステナビリティなどについて取組んでいるそうです。
 
<空間について>
屋外空間と屋内の連続性が重視されており、インターロッキングを屋内まで張っていることや、地域との連続性としてエントランス部の舗装は丸ノ内中通りの仕上げと合わせていることなど、具体的なポイントを挙げて頂きました。
また、空間づくりノコンセプトとしては”森をつくる”というものでしたが、狭小な路地裏空間でに日本庭園の手法で森を表現するために日本庭園の専門家に協力してもらっているとのこと!
また、設計の段階から運営目線での関わりをもって進めてこられたそうです。
 
<運営について>
運営に関しては、現在河原氏のほかに数人と外部パートナーで行っているとのこと。
場所を貸すほかイベントの手伝いやコンサルティング、飲食の販売で収入を得ています。イベントは毎週行っていて木曜日はトークセッション、金曜日は音楽ライブ、その他にも様々な企画が進行しているそうです!
 
現地参加はワンドリンク制。それぞれお好きなドリンクを手に、サロンがスタートしました。
森をイメージした路地空間。木々が視線を誘導し、奥へ進んでみたくなります。
東邦レオは6年前からコミュニティディベロップメントとしてまちづくりや賑わい空間のトータルプロデュースに目を向け、今回のような運営にも取り組むようになったとのことでした。
従来からの緑化事業に対し、このような運営への取組については当初は違和感があったが、組織改革が行われたことで個人が責任を持ってやりたいことに取り組めることになったこと、何でもやるというキャラクターの人もおり、それらが地についてきたともいえる、とおっしゃっていました。
運営のノウハウは、九段ハウスの運営、青山ビルの不動産価値を高めるリノベーション、香川県三豊市の海岸の指定管理、大阪の中津のエリアブランディングなどの取り組みにより蓄積されているとのこと。
そして今回のSLIT PARKはまさにその蓄積が生かされた事業だったようです。

レクチャーの後は参加者との質疑・意見交換が行われました。
ディスカッションの中では、管理の財源、オフィスビルとのルールの調整、といったリアルな現場の話から、「モノを作り販売しているだけではその価値がもったいない。空間をどのように使っていくかまで関わることで価値を高める」という広い視野の持ち方に関することまで、幅広い話題が出ました。
屋外でのサロンということで一時小雨がありましたが、最後まで熱い議論が交わされました!
 
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!

ランドスケープ関連業界の最新動向
~各種イベント情報・公募情報

<各種イベント・セミナーなどの開催予定等>(日付は開催日)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<国内の公募情報等>(日付はリンク先記事の公開日)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ランドスケープ関連情報
~冬休みの読書時間に…最新刊特集

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<ランドスケープ 関連>(日付は発行年月)
 
 
 
 
 
 
 
<建築・都市論 関連>(日付は発行年月)
 
 
 
 
 
 
<Park-PFIレポートを随時受付け中!>
LBAメルマガでは会員の皆様から、Park-PFIなどにまつわる公園訪問レポートを募集しています!
 
皆さまからのレポートをメルマガ上でシェアすることで、各地のPark-PFIの事例を旅するとともに、コロナ禍の公園の様子について取りまとめ、意見交換などにつなげていければと思っております。
お寄せ頂くレポートは、もちろん最新事例でなくても構いません。
皆さまがお仕事や普段の生活の中で訪れたことのあるPark-PFI事例を、ぜひお送りください!
 
<レポート募集 概要>
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・ご所属、氏名
・ご所属および氏名のメルマガへの掲載可否(掲載不可の場合はペンネームを記入してください)
・本文の書式は自由です(100~400文字程度を目安としてください)
・事例の様子がわかる写真を2枚程度添付してください
 
<テーマ例>
・最新のPark-PFI事例に行ってきました!
・以前話題になっていたPark-PFI事例の今…!
・まさにPark-PFIの取り組み進行中の公園の「Before」の姿
 
などなど…
 
お気軽に投稿ください。皆さまからのレポートをお待ちしています!
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Photo by Dina Nasyrova on Unsplash
第六十候「橘始黄 (たちばなはじめてきばむ)」
 

七十二候が小雪の末候に変わり、橘の実が黄色く色づき始める頃となりました。
 
橘とは、日本に自生する日本固有の柑橘類「ヤマトタチバナ」のことですが、古くは柑橘類を総称して橘と言っていました。

 

ヤマトタチバナは、日本に古くから自生していた柑橘類で、その葉は枯れることのない常緑樹。

冬でも青々と葉を茂らせていることから、「永遠」を喩える象徴として大切にされてきたそうです。

毎年秋に発表される文化勲章の勲章にも、橘の花がデザインされ、鈕※(章と綬の間にあるもの)にも橘の実と葉が用いられています。

 

紅葉も終わり木々が葉を落とすこの時期、住宅街などでふと黄色や橙に色づいた柑橘類の実をみつけると、何となく明るい気持ちになりますね。

 

今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

みなさまが佳き年末年始を迎えられることを、心よりお祈りしております。

 

2023年最初のメルマガとなる次号は1月10日に配信予定です。
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