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第49号【2023年8月7日】
ランドスケープ経営研究会(LBA) 会員のみなさま、おはようございます。
 
2019年8月にスタートしたこのメルマガも、おかげ様で今月で4周年となりました!
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
猛暑が続いていますが、あと少しで夏休み、という方も多いのではないでしょうか。
台風の動向も気になる今日この頃です。
 
それでは、今月のメルマガは以下の内容でお届けします。
― LBAメルマガ【第49号】の内容 ―
 
・LBA関連情報1
 ~第一部会 まちみち見学会のご報告~
 
・LBA関連情報2
 ~さいたま市 大宮駅周辺ウォーカブル推進戦略2022年度成果~
 
・ランドスケープ関連業界の最新動向
 
・ランドスケープ関連情報 
 ~夏休みの読書時間に…最新刊特集~ 
 
それでは、どうぞご覧ください!
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Photo by Willian Justen de Vasconcellos on Unsplash
LBA関連情報1
 ~第一部会 まちみち見学会のご報告~

第一部会(Park-PFI企画活用部会)では、コロナ禍で停滞していた活動を取り戻すべく、活動の活性化のために「まちみち見学会」を開催していく計画です。

今回のメルマガでは、去る6月24日に開催された第1回目の見学会の様子についてご報告致します。

 

第1回の見学会では、これまで第二部会と共同で進めていました中野の森構想でお世話になりました中野区都市基盤部長の豊川士朗氏に街のガイドをお願いしました。

当日は第一部会のメンバーに加え、他の部会の方も参加いただき、総勢10名ほどでの街歩きとなりました!

当日の見学会ルート
見学会のルートは、上の図の通り。
沼袋駅に集合し、ゴールは閉館・解体が決まってしまった中野サンプラザ、というコースで中野の街を堪能しました。
ここからはルート上の各スポットを写真で紹介します。
写真1枚目は、平和の森公園。地下に下水道処理施設がある部分は草地になっています。
2枚目は木密地域の状況です。中野の特徴は高密な市街地ながらも比較的新しい家がある点とのこと。
3枚目、4枚目は、中野四季の森公園の様子です。公園と公開空地が一体的に計画されています。
敷地境界には境界杭が入っているだけなので、公園と民地の境は利用者に意識されることなくまさに一体的な空間となっています。
続いて5枚目は駅の南側のレンガ商店街。ウォーカブルな街路が既に何十年も前から実践されています。
6枚目は中野駅及び周辺の様子です。
周辺では4箇所もの再開発が同時に進行中であり、その計画をまとめているのが今回ガイドをして頂いた豊川氏。
新しい街と古い街が同居することで中野らしさが残っていくように考えているとのことでした。
見学会の最後は中野サンプラザホール。
閉館する最大の理由はメンテナンス費用がかかりすぎるから、とのこと。
開演前のホールのホワイエの様子は外観からは想像できない重厚さで、これも見納めとなりました。
LBA関連情報2
 ~さいたま市 大宮駅周辺ウォーカブル推進戦略2022年度成果~
LBAさいたまプロジェクトとして参加し入賞した「マチミチコンペ」。
これまで、このメルマガでも入賞者として大宮ウォーカブル推進会議へ参加した様子などをご報告してきましたが、今回リリースされたものは2022年度の活動成果といえるものとなります。
ぜひご覧ください!
 

(以下、さいたま市HPより)

■「わたしの時間がみちるまち/大宮駅周辺ウォーカブル推進戦略(活動編)」

「わたしの時間がみちるまち/大宮駅周辺ウォーカブル推進戦略(活動編)」を令和5年3月に策定しました。

今後は、本編に記載されたコンセプトや考え方等をもとに、大宮駅周辺のウォーカブルなまちづくりを推進してまいります。https://www.city.saitama.jp/001/010/015/004/009/006/p097617.html

 

■大宮ウォーカブルシティ

https://www.city.saitama.jp/001/010/015/004/009/index.html

 

■ウォーカブル推進戦略「わたしの時間がみちるまち/大宮駅周辺ウォーカブル推進戦略(活動編)」

https://www.city.saitama.jp/001/010/015/004/009/006/p097617.html

ランドスケープ関連業界の最新動向
~各種イベント情報・公募情報

<各種イベント・セミナーなどの開催予定等>(日付は開催日)
 
 
 
 
 
 
 
<国内の公募情報等>(日付はリンク先記事の公開日)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ランドスケープ関連情報
夏休みの読書時間に…最新刊特集

毎年、このメルマガでは8月の夏休み前と12月の冬休み前の恒例となっている最新刊特集。
今年の夏休みは、久しぶりに海外など遠方への旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。
この特集からみなさまの長距離移動のお供になるような本が見つかると嬉しいです。
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Photo by Dan Dumitriu on Unsplash
まずは、LBAも関わっている平田研究会の成果として発行された新刊のご紹介です。

萩野幹事長他LBA会員も著者に連ねています!

 

2023年7月  平田富士男 他著『生まれ変わる公園: -公園リノベーションの指南書』,デザインエッグ社

 

発行にあたり平田氏のメッセージ、「はじめに」の要約を紹介します。

いつまで新規整備事業を追い続けるのか。
一定レベルのインフラ整備が進んできたところで、インフラの新規整備について
は、その事業対象地も減少してきているし、またやみくもにそれを進めることには
納税者の合意も得られなくなっている。
それでもインフラ、特に都市公園の計画・整備に携わる関係者は新規整備事業のタネを探しだし、事業化を追い続けるのだろうか。
整備された公園を「負の資産」としないために本来公園のリノベーション事業は、現状で市⺠のニーズにマッチせず、その公園があるまちのためにも十分機能発揮ができない状況にある公園をよりよいものに改善していくものである。

しかし、公園の置かれた全体的状況を検討せずに、個別に⺠間事業の導⼊だけを図ろうとするような状況は「⽊を見て森を見ず」とも言える。
今後、新規整備事業が減少の一途をたどる一方、施設の老朽化や維持管理費の節
減などの課題はすべての公園にのしかかってくる。
だとするならば、⺠間事業が導⼊できそうなところにそれを導⼊するという思考ではなく、市内の公園全体を見渡して、計画的にリノベーション事業を実施し、今ある公園という資産をより効率的に市⺠とまちにとって価値あるものに⾼めていく事業手法を確立していかなければならない。
全体を広く見通し、管理運営の成果も活かして「スパイラルアップ」の計画をこのような問題意識のもと、公園リノベーション事業にいろいろな側面から関わってきた私たちは、2021 年 4 月、日本造園学会内に「都市公園リノベーション計画技法研究推進委員会」を組織し、議論を重ねてきた。

本書は、委員会発足後 2 年弱の議論の成果をとりまとめ、今後リノベーション事業に取り組もうとする関係者にそのあり方を提案するものである。


そのポイントは大きくまとめると以下のようなものになる。
・個別の公園のリノベーション事業を検討する前に、その市全体の公園の現状を総
括して今後のあり方を考える「リノベーションに関する市のマスタープラン」をつ
くること
・総合公園クラス以上の公園であれば、個別の施設のリノベーション事業の前に、
その公園全体を総括して今後のあり方を考える「その公園のリノベーションの基本
計画」をつくること
・公園、あるいは公園部局の垣根を取り払い、まちづくりのなかで公園のあり方を
考えていくこと
・事業の実施にあたっては、他の部局との連携、⺠間事業者だけではなく地域コミ
ュニティとの連携を図っていくこと
・公園の管理運営から得られる成果(特に複数の公園を一括管理することでわかる
公園とまちとの関係に関する成果)、造園業のノウハウをリノベーションの計画に
フィードバックしていくこと
・その公園の設置目的や計画意図を記録し、伝える資料・文書の重要を認識し、保
存の適正化を図ること
などである。


本書では、これらの指南ポイントを事業化して実現している事例をモデルとして
提示しながら説明している。
リノベーション事業は、まだ本格化の途上にあるが、この事業が造園界における中心事業となるのは間違いない。

本書が、その検討のための議論のきっかけとなり、さらに計画的事業として確立していくことに少しでも役立てば幸いである。


令和5年6月 著者を代表して 平田富士男

<まちづくり・公共空間関連>(日付は発行年月)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<ランドスケープ関連>(日付は出版年月)
 
 
 
 
<建築・都市論関連>(日付は発行年月)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<Park-PFIレポートを随時受付け中!>
LBAメルマガでは会員の皆様から、Park-PFIなどにまつわる公園訪問レポートを募集しています!
 
皆さまからのレポートをメルマガ上でシェアすることで、各地のPark-PFIの事例を旅するとともに、最新の公園の様子について取りまとめ、意見交換などにつなげていければと思っております。
お寄せ頂くレポートは、もちろん最新事例でなくても構いません。
皆さまがお仕事や普段の生活の中で訪れたことのあるPark-PFI事例を、ぜひお送りください!
 
<レポート募集 概要>
(上記のフォームから送信できない場合は、下記要領で作成し、メールでお送り頂いても構いません。email: info@lba-j.org )
 
記載頂きたい事項
・ご所属、氏名
・ご所属および氏名のメルマガへの掲載可否(掲載不可の場合はペンネームを記入してください)
・本文の書式は自由です(100~400文字程度を目安としてください)
・事例の様子がわかる写真を2枚程度添付してください
 
<テーマ例>
・最新のPark-PFI事例に行ってきました!
・以前話題になっていたPark-PFI事例の今…!
・まさにPark-PFIの取り組み進行中の公園の「Before」の姿
 
などなど…
 
お気軽に投稿ください。皆さまからのレポートをお待ちしています!
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Photo by Alex Dukhanov on Unsplash
第三十六候「 大雨時行(たいうときどきふる)」
 

七十二候が大暑の末候へと変わりました。
「大雨時行」は夏の最後の候で、集中豪雨や夕立などの夏の激しい雨が降る頃。

毎年8月2日〜8月6日に訪れる、とても短い季節です。

 

日本語の雨の表現には、季節だけでなく、降り方や場所によっても様々な種類の呼び名があり、一説には400種以上はあるそうです。

 

夏の土用の頃、日照りが続くころに降る雨は待ちに待った恵の雨として、「喜雨」「慈雨」などと呼ばれます。

また、旱魃が続いた田畑に雨が降ると、農家はその日の仕事を休んで雨を喜び祝う風習もあったそうで、「雨祝い」「喜雨休み」「雨降り盆」などの言葉があります。

 

最近は、地球温暖化など気候変動の影響もあり日本の気候も変わってきています。

7月は九州北部や秋田では記録的な大雨となりました。

風情の感じられる「俄雨」や「驟雨」とは異なり、日本列島各地に甚大な被害をもたらす「集中豪雨」「ゲリラ豪雨」などの表現も馴染みのあるものになってしまいました。

 

雨は様々な表情を見せつつ、私たちの生活と必然的に深く関わっていることを思い知らされます。

 

今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

次号のメルマガは、9月5日に配信予定です。
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