第5号【2019年12月5日】
ランドスケープ経営研究会(LBA) 会員のみなさま、こんにちは!
日頃から本研究会の活動にご参加・ご支援くださり、誠にありがとうございます。
師走に入り、何かと気忙しい日々をお過ごしのことと存じます。
さて、年内最後のメルマガは、以下の内容でお届けしていきます。
― LBAメルマガ【第5号】の内容 ―

・ランドスケープ関連業界の最新動向
 ~各種イベント情報・公募情報~

・LBAの部会活動情報
 ~今月は「パークファンド部会」に注目~

・Park PFI 関連情報
 ~キャンプブーム継続中、テレビドラマでも~

・まちづくり、ランドスケープ関連書籍最新刊情報
 ~冬休みの読書時間に~

それでは、どうぞご覧ください!

Photo by Carolyn V on Unsplash

 

ランドスケープ関連業界の最新動向
 ~各種イベント情報・公募情報

街はどこもクリスマス一色。各地の公園にもクリスマスツリーやイルミネーションなどが施され、この時期ならではのイベントも多く行われていますね。
今月のイベント・セミナー情報は、国内にとどまらず海外の最新情報を得るチャンスが目白押しです。
近年着目されているタクティカルアーバニズムの分野では、その提唱者が初来日。
5日間に渡ってシンポジウムなど多様なイベントが開催されます。

<各種イベント・セミナーなどの開催予定>(日付は開催日)
2020年1月30日 第17回公園管理運営フォーラム開催 新しい時代の公園マネジメント

2020年1月28日 シンポジウム「エコツーリズムとペットツーリズム : ニューツーリズムによる観光の展開」開催

2019年12月12日 HELLO New Public Vol.1〜公民連携による新しい公園の使い方〜

2019年12月11・13日 海外情報講演会「公園におけるインクルーシブな取り組み」開催

2019年12月9~13日 初来日!タクティカル・アーバニズム提唱者マイク・ライドン氏、アンソニー・ガルシア氏を迎えた国際シンポジウムシリーズ開催

2019年12月6日 令和元年PPP/PFI公民連携セミナー 「公民連携による公園づくりから始まるまちづくり」広島会場

※本日開催※ 2019年12月5日 都市緑化フォーラム2019~市民に向けた都市緑化技術の情報発信の今後のあり方について~

<国内の公募情報等>(日付はリンク先記事の公開日)
2019年11月22日 東大阪市 ラグビーの聖地、花園中央公園の指定管理とPark-PFI事業者を公募

2019年11月20日 秋田市 千秋公園における民間活力の導入検討のためのマーケットサウンディング調査結果

2019年11月18日 滋賀県 希望が丘文化公園の将来の活性化に向けたサウンディング調査を実施

2019年11月18日 さくら市 お丸山公園の賑わい創出と魅力向上向けたサウンディング型市場調査を実施

2019年11月15日 神奈川県 観音崎公園で「Park-PFI」事業を行う民間事業者を公募

2019年11月15日 環境省 令和元年度国立公園満喫プロジェクト先進的インバウンドプロジェクト支援事業の採択結果

2019年11月12日 木更津市 鳥居崎海浜公園整備・管理運営事業者募集事業の設置等予定者の決定

2019年11月11日 東京都 晴海ふ頭公園官民連携施設事業の事業者を公募

2019年11月1日 福山市 中央公園賑わい創出に向けた便益施設設置運営事業者を公募

2019年10月17日 群馬県 観音山ファミリーパークでPark-PFI事業の公募

LBAの部会活動情報
~今月は「パークファンド部会」に注目~

現在LBAには4つの部会 が存在し、活動を行っています。
会員のみなさまであれば、どなたでもご参加いただけます。

今月は、「パークファンド部会」の活動をピックアップしてお届けします!
この部会では、公園の活性化・課題解決提案と資金集めの方法のパッケージ化を検討中。
中でも、従来とは異なる特徴のある自動販売機の在り方など具体的な提案も進行中です。

パークファンド部会では毎月1回程度のミーティングに加え、最近の活動として11月には2つの見学会を行いました。

まず、11月16・17日に開催された「国分寺ぶんぶんウォーク2019 」では、まちめぐりイベントを通して公園の指定管理と地域連携の実践事例を視察しました。

また、11月27日には、西東京市の54の公園群の指定管理を行っている西東京の公園・西武パートナーズに管理の状況、取組み等についてヒアリングを行いました。
その後は、西東京いこいの森公園他周辺の公園を視察しつつ、ひばりが丘団地周辺で実践されているエリアマネジメント拠点「ひばりテラス118 」を訪問。
民間企業主導で始まったひばりテラス118の運営が、住民へ引き継がれてきている様子を参加者一同目の当たりにしました。

この日の最後に設けられた意見交換会では、ヒアリングと見学会の内容を踏まえ、今後この部会で提案していくことができそうな具体案や、こんなことにトライしたいというアイディアまで、活発なディスカッションが行われました!

パークファンド部会の次回の活動は、1月中旬を予定しています。

部会活動への参加をご希望の方は、info@lba-j.org までお問合せください!

Park PFI関連情報
~キャンプブーム継続中、テレビドラマでも~

日本には現在、25年振りのキャンプブームが到来しています。
沼津市の愛鷹運動公園内にある複合宿泊施設「INN THE PARK(インザパーク) 」が、日本公園緑地協会が主催する第35回都市公園コンクールの特定テーマ部門で、最高賞の国土交通大臣賞を受賞したことも、今年の大きなニュースの一つでしたね。
(第35回都市公園コンクールの結果一覧はこちら

前回のキャンプブームは1990年代、ファミリー層を中心に多くの人々がアウトドアレジャーを楽しみました。
しかし、長引く不況や、キャンプを楽しんでいた団塊世代家庭の子供たちが小学生、中学生と成長していき、家族とキャンプに行く機会が減ったことなどが要因となり、衰退したと言われています。

一方、現在のブームはキャンプを楽しむ人々の層も、そのスタイルも多様。
「グランピング」や「ソロキャンプ」、「部族キャンプ」など、様々な楽しみ方が生まれています。
また、キャンプを行う場所もキャンプ場ではなく野山をフィールドとする、よりハードな「野営」や「ブッシュクラフト」がアウトドア上級者に注目されているだけでなく、初心者にもハードルが低い都市部で非日常を体験する「アーバンキャンプ」なども全国各地で行われ始めています。

キャンプの様子がSNSやYoutubeなどで配信されたり、漫画化・アニメ化されたりしていることも、近年のキャンプブームを牽引していると言われています。
加えて、今年10月からは深夜のテレビドラマ枠でキャンプを題材とした番組が始まり、今後も新たにキャンプを楽しむ人が増えそうな予感がします。

もちろん、Park PFIにおいてもキャンプ場は「公募対象公園施設」として位置付けられています。
今後は、夜間の公園の気軽な楽しみ方の一つとしても、キャンプ体験施設のニーズは高まっていくかもしれませんね。

<参考Webページリンク>
・Newsweek日本版 日本でキャンプ人気再燃! 今度こそ「大丈夫」と期待される理由
・BSテレ東 三浦貴大&夏帆が隔週でダブル主演!「ひとりキャンプで食って寝る」
・URBAN CAMP まちや都市をもっと楽しむ!地域ツーリズムの新しいカタチ
・hinata きっと外が好きになる 都心でテント泊!?日常のすぐ横に生まれる非日常「アーバンキャンプ」の魅力
・国土交通省 都市公園の質の向上に向けたPark-PFI活用ガイドライン

まちづくり、ランドスケープ関連書籍最新刊情報
~冬休みの読書時間に~

今年気になっていた本をまとめて読むにはぴったりの冬休み。
まちづくりやランドスケープからSDGsまで、話題の最新刊を集めました。
年末年始の帰省や旅行のお供に、あるいはご自宅で過ごすリラックスタイムに、お手に取ってみてはいかがでしょうか。
このメルマガでは第2号 でも公共空間関連の新刊書籍の情報を掲載していますので、ぜひそちらも併せてご覧ください!
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第六十候「橘始黄 (たちばなはじめてきばむ)」

七十二候が小雪の末候に変わり、橘の実が黄色く色づき始める頃となりました。
橘とは、日本に自生する日本固有の柑橘類「ヤマトタチバナ」のことですが、古くは柑橘類を総称して橘と言っていました。

一年中つややかな葉を茂らせている橘。
その葉は枯れることのない常緑樹であることから、めでたいものとして扱われ、平安時代から御神木として宮中などに植えられてきたそうです。
現代でも京都御所の一画、「紫宸殿(ししんでん)」の正面左側の「左近桜」に対して、右側には橘が植えられ「右近橘」と呼ばれることで有名です。

 

寒い冬、暖かい部屋でいただく果汁たっぷりの柑橘。
お正月飾りの準備にも欠かせませんね。


今月も最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
次号は年明け、1月6日に配信予定です。

みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。
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