第6号【2020年1月6日】
ランドスケープ経営研究会(LBA) 会員のみなさま、あけましておめでとうございます。
日頃から本研究会の活動にご参加・ご支援くださり、誠にありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、2020年最初のメルマガは、以下の内容でお届けしていきます。
― LBAメルマガ【第6号】の内容 ―

・金清会長より皆様へ、年頭のご挨拶

・LBAの部会活動情報
 ~各部会長が今年の抱負を宣言!~


・ランドスケープ関連業界の最新動向
 ~各種イベント情報・公募情報~

・Park PFI 事例リポート
 ~話題の池袋西口公園~

それでは、どうぞご覧ください!
Photo by Alice Donovan Rouse on Unsplash

金清会長より皆様へ、年頭のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

ランドスケープ経営研究会は、これまで部会活動を通じて、新たなビジネスモデルの創造に試行錯誤的に取り組んでまいりました。

このところ、業界横断的な会員構成のポテンシャルが生かされるような取り組みから、展開の可能性が見えてきております。
ランドスケープに関わる人たちそれぞれの専門分野を生かし、他分野の方々と共同することで、地域の様々な課題を解決し、より豊かな生活が送れるように、ランドスケープから新しいビジネスを生み出していくことができるでしょう。

本年は、会員相互の交流の機会を増やし、他分野の方々に魅力を発信してまいりたいと思います。

金清

LBAの部会活動情報
~各部会長が今年の抱負を宣言!~

現在LBAには4つの部会 が存在し、活動を行っています。
会員のみなさまであれば、どなたでもご参加いただけます。

今月は新年スタートということで、各部会の部会長が今年の抱負を語ってくれました!

Photo by Werner Sevenster on Unsplash

 <第一部会:Park PFI企画活用部会>

新年おめでとうございます。

Park PFI企画活用部会の活動に関し、御連絡が滞りがちで申しわけありません。

本部会のみなさまの活動が実を結び、来年3月頃にさいたま市主催の市民の皆様を対象とした報告会(懇談会)にLBAとして参加が予定されております。

また、これから年度末の一番忙しい時期ですが、本部会としての活動をまとめるとともに、今後に繋げる為の集まりを企画致しますので、よろしくお願いいたします。

 

第一部会 部会長 二宮 晴夫


<第二部会:パークファンド部会>

新年明けましておめでとうございます。

パークファンド部会としては、当部会の2つの主要テーマについて、これまでの部会活動における議論、見学会やヒアリングを通して見えてきたことを整理しつつ、それぞれのテーマについて具体的に展開していくことを考えています。

年度末へ向けての忙しい時期となりますが、引き続きメンバーの皆さんと協力して部会

活動の成果として取りまとめられるように進めて行ければと思っています。

宜しくお願い致します。

 

第二部会 部会長 鈴木 綾


<第三部会:都市農地及び私的領域のオープンスペース活用部会>

新年あけましておめでとうございます。
昨年は、都市農地に係る制度改革を背景に都市農地のシェアビジネスが注目された一年で、これからの都市農地の保全に新たな方向性を期待させるものでした。
しかしながら、生産緑地2022年問題を解決する道筋の一つでしかありません。
私たちは、都市農地の多面的な価値評価に着目し、多様な都市農地のあり方を探求して、魅力的で身近な都市農地の保全・創出と都市生活者の交流による新たな都市の潤いと活力を生み出すことを目指して、部会活動に取組みます。
今年もよろしくお願いします。


第三部会 部会長 落合 直文

<第四部会:コミュニティ部会>

新年あけましておめでとうございます。
「コミュニティ」の重要性が唱えられながら、同時に「煩わしい人間関係」は嫌われるという矛盾した意識が共存しているところに、現代の「コミュニティ」をめぐる課題があると思います。そうした意識の構造は、私たちの生活の基盤となる暮らしの「場」における「コミュニティ」形成を私たち自らがお互いに妨げ合っているという状況を招いています。
一方で、暮らしの「場」における「コミュニティ」は、孤立した独居老人や被災者にとってはもちろんですが、誰にとっても豊かさを実感できる居住環境を実現させるという意味で、その重要性は見直されなくてはならいと思います。
そうした観点から、第四部会では、公園や都市農地などのオープンスペースを核としたコミュニティ醸成をテーマとしています。めざすイメージは、主催者が企画実施するイベントとは全く異なり、主体形成がされた個人と個人が集い、それぞれが相互に連携しながら、共有の「場」を暮らしの一部として使いこなす日常を実態化することです。
そうした取組みを大宮と下北沢を拠点として取り組みます。
今年もよろしくお願いいたします。

第四部会 部会長 甲斐 徹郎

ランドスケープ関連業界の最新動向
 ~各種イベント情報・公募情報

お正月休みも終わり、今日から仕事始めという方も多いのではないでしょうか。
年明けも様々なイベント・セミナーが開催予定となっています。
年度末へ向けて「一月往ぬる二月逃げる三月去る」とは言いますが、慌ただしい中にも新たな興味関心やビジネスチャンスの発掘につながる出会いがあるかもしれませんね。

<各種イベント・セミナーなどの開催予定>(日付は開催日)
2020年2月7日 新しい都市農地制度活用研修会(西日本)~新しい都市農地制度およびアドバイザー派遣事業の説明と活用について~

2020年2月6日 令和元年度Park-PFI推進支援事業 特別企画 シンポジウム「新たな公民連携のあり方を考える」in近畿

2020年1月31日 国土交通省 「官民連携まちづくりDAY」開催 ~まちづくり組織の実践力の向上に向けて~

2020年1月30日 第17回公園管理運営フォーラム開催 新しい時代の公園マネジメント

2020年1月28日 シンポジウム「エコツーリズムとペットツーリズム : ニューツーリズムによる観光の展開」開催

2020年1月24日 環境省「体験の機会の場」と連携した環境教育の研修「『企業が里山保全に取り組む』~里山保全から見た人と社会との関わり」

2020年1月23・24日 都市緑化機構「都市緑化技術研修会」

2020年1月21・22日 都市計画セミナー「スマート化が進む時代の都市の空間像とマネジメントー多様な技術をマネジメントする新たな都市計画を構想するー」

2020年1月15日 令和元年度Park-PFI推進支援事業 特別企画 シンポジウム「新たな公民連携のあり方を考える」in関東・甲信

※近日開催※ 2020年1月12日 パークマネジメント視点でのランドスケープデザイン パークコンテンツ研究会 ゲストレクチャーシリーズ第3回

※近日開催※ 2020年1月11・12日 シンポジウム「平城京跡歴史公園スマートチャレンジ」

※近日開催※ 2020年1月10日 公共R不動産&団地R不動産共催トークイベント 公共空間のボトムアップディベロップメント

<国内の公募情報等>(日付はリンク 先記事の公開日)
2019年12月27日 守山市 「道の駅構想」サウンディング型市場調査実施

2019年12月26日 国土交通省 令和元年度「かわまちづくり計画」の募集開始!~河川空間を活用した地域の賑わい創出を支援します~

2019年12月25日 墨田区 北十間川周辺における公共空間の管理運営に関する「サウンディング型市場調査」

2019年12月24日 各務原市 前渡地区木曽川周辺整備事業の実施に向けたマーケットサウンディング調査

2019年12月23日 恵庭市 第2回 恵庭ふるさと公園 公募設置管理制度活用のためのマーケットサウンディング(Park-PFI)

2019年12月20日 豊田市 鞍ケ池公園民間活力導入事業における事業者の募集

2019年12月20日 横浜市 都心臨海部の公園で、公園の魅力アップと市民の健康づくりを実施する事業者を募集

2019年12月11日 浜松市 万斛庄屋公園の利活用に向けたサウンディング型市場調査実施結果

2019年12月9日 豊見城市 長嶺城址総合公園、豊見城城址跡地への民間活力導入に向けたサウンディング型市場調査対話結果

2019年12月2日 大阪市 大公園(大阪市営公園)の魅力向上に向けたマーケットサウンディング(市場調査)の実施結果

Park PFI 事例リポート
~話題の池袋西口公園~

豊島区の公園に関しては2019~2020年にかけて大きなニュースが続きます。
一時は”消滅可能性都市” とも言われた豊島区では、2015年の庁舎移転を機に従来のイメージを一変させるようなまちづくりとして「豊島区国際アート・カルチャー都市構想」を策定し、持続発展都市を目指して新たな取り組みを進めていくことに。

2016年には「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」が基本コンセプトとして定められました。
この「劇場都市」構想の一部として、池袋駅周辺にある東西合わせて4つの公園で整備事業が行われ、文化の発信地として新しく生まれ変わってきています。
まず最初に再整備が行われたのは皆様もよくご存じの南池袋公園。2016年のリニューアルオープン以来、幅広い世代から人気を集めています。

そして2019年、10月に中池袋公園、11月に池袋西口公園が相次いでリニューアルオープンしました。

池袋西口公園は、1970年に豊島師範学校跡地にできた公園です。

その後1990年には隣接する芸術劇場と一体的に再整備され、噴水と彫刻で皆様に親しまれていましたが、新たな劇場公園「GLOBAL RING」として生まれ変わりました。

公園内にはクラシックコンサートやダンス・演劇に対応した野外劇場、舞台上部に設置された大型ビジョン、インフォーメーション機能をあわせ持つカフェ、シンボリックなグローバルリングが整備されました。
野外劇場は公益財団法人としま未来文化財団が、カフェ「GLOBAL RING CAFÉ」は株式会社プロントコーポレーションが管理運営を行っています。

隣接する東京芸術劇場との間にはポールやカラーコーンが立っており、「開園時間5:00~25:00」の文字が。
このようなポールは再整備以前には無かったような気がしますが、建築と一体となった広場空間の雰囲気はしっかり残っています。
野外劇場のステージや求心性のあるグローバルリングのデザイン、ベンチの配置と歩道との関係によって、広い平面の上に新たな場がいくつも生まれていました。

カフェの内部は多言語対応の情報発信の場にもなっており、オリジナルのパンフレットが多数置かれていました。
あたたかいドリンクを飲みながらパソコンで作業をするビジネスパーソンや、都内観光の途中で休憩に立ち寄ったと思われる学生など、池袋駅に近い立地ならではの様子に加え、屋外の席で夕暮れの公園とアルコールを楽しむ人々の姿も見られました。
いよいよオリンピックイヤーを迎えた今年、この新たな公園がますます多様な人々の体験の場となることが期待されますね。

<参考Webページリンク>
豊島区ホームページ
池袋西口公園野外劇場 ホームページ
2020年に向けて池袋が大きく変わる!再開発による「国際アート・カルチャー都市」の誕生で、オフィス市場はどのように変化するのか?
第六十七候「芹乃栄(せりすなわちさかう)」

七十二候が小寒の初候に変わり、芹が盛んに茂る頃となりました。

冷たい水辺で育つ芹は、空気が澄み切るように冷えるこの時期、“競り合う”ように良く育ち、1月から4月にかけて旬を迎えます。

食べるとさわやかな香りと歯ざわりが特徴の芹は、春の七草のひとつとしてもおなじみですね。

「芹といえば、七草粥」という方も多いかと思いますが、秋田出身の私はきりたんぽ鍋を真っ先に思い浮かべます。
特に根の部分は香りが良く、秋田で食べるきりたんぽ鍋には必ず根っこが入っています。
しかし、地元を離れるとスーパーでは根の部分が切り落とされて売っている芹も多く、きりたんぽ鍋を作りたいと思ってもなかなかあの味が再現できないのが、この時期の悩みどころです。

あたたかいお鍋を食べながら、この冬もしっかり乗り切りたいですね!

今月も最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
次号は2月5日に配信予定です。
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