第六十一候「閉塞成冬 (そらさむくふゆとなる)」
まもなく七十二候が大雪の初候に変わり、天地の気が塞がれ、本格的な冬が訪れる頃となりました。
「閉塞」は、閉じ塞(ふさ)がること。空を塞ぐように雲が広がる冬日の様子をあらわす季節の言葉です。
「塞」には砦(とりで)の意味もあり、生き物たちが眠りに入り、大地に暮らす私たち人間も戸を塞いでしっかりと家に籠もる、守る、という意味合いにも解釈できます。
クリスマスや年末年始など、家に家族やゲストが集まる機会が増える時期でもあります。
家の中をあたたかく快適にするために何かちょっとした工夫をして、この冬を乗り切りたいですね。
今月も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
みなさまが佳き年末年始を迎えられることを、心よりお祈りしております。
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