第9号【2020年4月6日】
ランドスケープ経営研究会(LBA) 会員のみなさま、こんにちは!
日頃から本研究会の活動にご参加・ご支援くださり、誠にありがとうございます。
例年とは違う不安や緊張と共にいよいよ新年度がスタートしましたが、この週末はご自宅でゆっくりと過ごした方が多かったのではないでしょうか。
さて、令和2年度最初のメルマガは、以下の内容でお届けしていきます。
― LBAメルマガ【第9号】の内容 ―

・LBA関連情報1
 ~【変更】2020年度総会の開催及び役員の公募について~

・LBA関連情報2
 ~開催報告:特別企画セミナー当日の様子~

・ランドスケープ関連業界の最新動向
 ~各種公募情報~

・Park PFI 関連情報
 ~特集!【都市再生特別措置法等改正】関連情報~

それでは、どうぞご覧ください!
Photo by Gunnar Ridderström on Unsplash

LBA関連情報1
 ~【変更】2020年度総会の開催及び役員の公募について

総会の開催についてはこれまでのメルマガ等でご案内してまいりましたが、ご周知のとおり新型コロナウイルス感染の拡大に伴い、以下のように変更させて頂きます。
会員の皆様には同様の内容を3月24日にメールにてご案内させて頂いておりますが、改めて内容をご確認頂くとともに、ご協力頂けますようお願い申し上げます。

会員の皆様には平素より研究会活動にご協力、ご支援いただき、厚く御礼申し上げます。
新型コロナ感染という不安な社会状況のなか、本研究会の総会につきまして以下のような対応をいたしますのでご理解ご協力のほどお願いいたします。

 

1.総会を書面評決に変更
2020年度総会については4月21日に開催を予定(メルマガで配信)していましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、会員皆様の安全と健康に配慮し、総会を書面評決とすることとしました。
そこで、その準備等もあることから、総会は4月27日とすることを3月23日の幹事会で決定いたしました。(書面評決でも総会を開催したことになります)

ただし、総会は単に決議の場としてだけではなく、会員の皆様の声を聴く場でもありますので、コロナの状況が落ち着いた頃を見計らいそのような場を開催することも考えています。

また、総会当日には講演会、交流会も併せて行う予定でしたが、これらについても同様に、講演会は延期、交流会は中止とさせていただきます。

なお、総会の議決内容は以下の通りですが、書面評決の手続き等の準備を進め、改めてご案内いたします。

第1号議案 2019(平成31)年度事業報告及び収支決算承認の件
第2号議案 研究会設置期間延長の件
第3号議案 2020年度事業計画及び収支予算承認の件
第4号議案 役員選任の件

2.役員(幹事及び監事)の公募
議決内容にありますように、今回は役員の改選期になりますので、それも書面評決する必要があります。(最も議案2でLBAが継続されることが前提となりますが)

従来の総会ですと、その場で立候補をしていただき、いない場合はそれを想定して事務局が作成した案を提示し審議をしていただくようにしておりました。

しかしながら、今回は書面評決となり、そのような形式をとれないため、あらかじめ役員(幹事及び監事)へ立候補を公募することにいたしました。

つきましては、幹事又は監事に応募する方は【4月10日まで】に事務局( info@lba-j.org )へメール等で連絡していただくようお願いいたします。

LBA会長 金清典広

LBA関連情報2
 ~開催報告:特別企画セミナー当日の様子

去る2月22日、LBA特別企画セミナー「都市公園の運営管理と設計の更なる融合を目指して」が開催されました。
当日は会員を中心に27名の方々がご参加くださいました!

まず、都市公園の指定管理実績の豊富な NPO birth の方々から西東京市立公園の指定管理についてお話をお聞きしました。

その後、全員で「いこいの森公園」と周辺小規模公園群に加え、NPO birth の連携先のエリアマネジメント拠点「ひばりテラス 118」の見学もさせて頂きました。

見学後のディスカッションの時間には、「これからの公園」について参加者同士がそれぞれ設計の立場、運営管理の立場、それぞれのフィールドの知識と経験を持ち寄って、活発な意見交換が行われました。

詳細はこちら

新型コロナウイルスの影響については先の見通しが難しい状況ではございますが、事態の収束後にはLBAではこのようなセミナー、見学会を今後も積極的に企画していく予定をしております。
セミナーのテーマや見学先等についてご要望などがございましたら、ぜひお寄せください!

ランドスケープ関連業界の最新動向
~各種公募情報

Photo by Mark Tegethoff on Unsplash
暖冬だった今年は桜前線があっという間に北上中ですね。
公園でゆっくりとお花見を楽しめるような日常が早く戻ることを祈るばかりです。
各種イベント・セミナー等の開催は難しい状況ですが、年度末のサウンディング等の結果公表および新年度の公募情報をお届けいたします。

<国内の公募情報等>(日付はリンク先記事の公開日)
2020年4月2日 越前市 武生中央公園水泳場再整備事業 民間事業者の募集

2020年3月31日 久留米市 百年公園などをPark-PFIにより活性化

2020年3月31日 琴浦町 東伯総合公園民間資金等活用導入可能性調査業務委託の公募型プロポーザルの実施

2020年3月31日 さくら市 お丸山公園の賑わい創出と魅力向上に向けたサウンディング型市場調査の結果概要


2020年3月31日 守山市 「県・市管理公園の一体的Park-PFIによる「自転車の道の駅」等整備事業」に関するサウンディング型市場調査結果

2020年3月31日 高砂市 向島公園エリアにおけるサウンディング型市場調査結果

2020年3月30日 名古屋市 東山動植物園北園のにぎわい創出に関するサウンディング型市場調査結果

2020年3月30日 貝塚市 そぶら貝塚ほの字の里の活用に向けたサウンディング型市場調査の実施

2020年3月27日 鹿児島市 錦江湾公園への民間活力導入に関するサウンディング型市場調査の結果

2020年3月27日 愛知県 小幡緑地においてPark-PFI制度を活用した公募の事業計画を認定

2020年3月23日 名古屋市 堀川におけるさらなる魅力創出に向けた民間活力導入に関するサウンディング型市場調査結果

2020年3月13日 豊明市 市営勅使墓園及び市内都市公園等の包括管理に向けた「サウンディング型市場調査」の実施結果

2020年3月12日 福山市 中央公園における便益施設等の設置等予定者選定結果

Park PFI関連情報
~特集!【都市再生特別措置法等改正】関連情報~

2020年2月7日、「都市再生特別措置法等(都市再生特別措置法、都市計画法、建築基準法)の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。
今回の改正では「魅力的なまちづくり」と災害対策「安全なまちづくり」の2つが柱になっています。
詳細はこちら→(国土交通省:「都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案」を閣議決定~安全で魅力的なまちづくりを推進します~)


中でも、公園関連でポイントとなってくるのは、「魅力的なまちづくり」における「居心地が良く歩きたくなる」まちなかの創出に関する内容。
この「居心地が良く歩きたくなる」まちに関しては、国交省が2019年12月に法改正に先んじて「まちなかウォーカブル推進プログラム」を策定・公表しています。
詳細はこちら→(国土交通省:居心地が良く歩きたくなるまちなかで新たな出会いを!~車中心から人中心のまちなかを目指し、プログラムを策定~)

「居心地が良く歩きたくなる」まちなかのイメージ
(資料:国土交通省の都市再生特別措置法等改正案の概要より)

まちなかウォーカブル推進プログラムに基づいて、自治体は「まちなかウォーカブル推進区域:滞在快適性等向上区域」を設定することが可能。

すでにこの提言に関しては、ともに取組を進める「ウォーカブル推進都市 」として230以上もの自治体が賛同しています(2020年2月29日現在)。

そして、今回の改正によってその区域内では都市公園と一体となったオープンスペースの提供を行う民間事業者や、都市公園を活用したまちづくり活動を行う都市再生推進法人が、公園管理者と締結する協定に基づき、公園内にカフェ・売店等を設置する場合、建蔽率の上限緩和などが可能(カフェ・売店等の設置とともに、園路の整備等も行うことが必要)となっています。
この協定の名前は、「公園施設設置管理協定」。

つまり、都市公園法の設置管理許可と併せてこの新たな「公園施設設置管理協定」を活用すると、Park PFIと同等のことが行えるようになる、といえます。

また、今回の改正では、道路や公園でイベントを開催しようとする際、まちづくり会社など自治体が指定した「都市再生推進法人」が窓口になることで、占用手続きをスムーズに進められるようにするといった内容も含まれます。

(資料:国土交通省HPより)

更に2020年4月1日、国交省からは有識者による「まちなか公共空間等における『芝生地の造成・管理』に関する懇談会」で議論を重ねた成果として、まちなかの芝生の可能性と維持管理の主なポイントをまとめた【芝生を活用したまちなか空間の創出ガイドライン】が公表されました。
詳細はこちら→(国土交通省:芝生を活用したまちなか空間の創出ガイドラインを策定しました!~SHIBA(芝)がツクル ウォーカブルなまちのCORE(コア)を目指して~)



これからも、都市の公共空間としての公園の活用が一層進みそうですね。

 

<参考・関連URL(日付は記事公開日)>
・2020年2月27日 ソトノバ:【速報考察】法律・予算・税制のウォーカブルパッケージ揃う:都市再生特別措置法改正
・2020年2月21日 新・公民連携最前線:都市の魅力向上と防災の2本立て、都市再生特別措置法等改正案
・2020年1月6日 新・公民連携最前線:「まちなかウォーカブル推進プログラム」を策定・公表、国交省
 Photo by Jonas Zander on Unsplash
第十三候「玄鳥至 (つばめきたる)」

七十二候が清明の初候に変わり、夏鳥のツバメが渡来する頃となりました。

「玄鳥 (げんちょう)」とはツバメの異名で、黒い鳥という意味です。

冬を暖かい東南アジアで過ごしたツバメたちは、繁殖の為、春になるとはるばる海を渡って日本にやってきます。
ツバメが飛来してきたら、本格的な農耕シーズンの始まりです。

また、日本では昔から「ツバメが巣をかけると、その家に幸せが訪れる」

という言い伝えがあり、ツバメは大切に扱われてきました。
これは、ツバメは米等の作物を荒らさず、害虫だけを食べてくれる益鳥として親しまれてきたことも関係しています。


今月も最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
次号は連休明け、5月7日に配信予定です。
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