こんにちは中西です。
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今回の特集のイチョウですが
この木は日本人にとってなじみの深い木ですね。
いたるところの神社仏閣の境内に植えられています。
秋になるととても綺麗な紅葉を見せ
東京の神宮外苑の銀杏並木はとても有名な観光スポット。
日本人にはなくてはならない木の一つです。
そのイチョウの主な使い道はなんていっても「まな板」
和食の料理人さんなどは好んで使われます。
ところで何故好んで使われるのか・・
大きな理由は、含まれる油分が多いため、水はけがいいこと。
カビの原因となる水が残りにくいから、カビが発生しにくいのです。
そして傷も適度につきにくいので、雑菌の繁殖も最大限抑えられます。
硬すぎず柔らかすぎないちょうどいい硬さの材質は
刃こぼれもしにくく包丁を守ります。
板前さんの包丁は、専門的でとても高価なものですし
物資に溢れた現代と違い
とても重宝されたでしょう。
またフラボノイドが多く含まれているため
消臭効果があり、生魚を切っても匂いが残りにくいところも大きなポイントですね。
産地について:
中国原産とされるが自生地は不明。
イチョウは古くから日本に入り各地に植えられていて、
庭木や街路樹としておなじみの木です。
成長が早く、高さも30-40m、直径5mくらいまで成長します。葉は扇形で、よく広葉樹に間違えられますが、針葉がつながったもので落葉針葉樹です。秋に紅葉します。
雌雄異株で黄色の種子を結び、内に白色硬質の核があります。 これが「ぎんなん」で食用となります。
イチョウはヨーロッパでは1億年前世界中で栄え、その後絶滅したと考えられていました。それが日本に存在するというので大反響を引き起こし、進化論の父ダーウィンはイチョウを「生きている化石」と呼んだそうです。
材は緻密で美しく加工し易い素材です。全体に均質で、狂いも少ないのも特徴。
イチョウの硬さはマナ板に最適ともいわれています。
当社には、イチョウのストックが多数ございますので
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