国連開発計画（UNDP） 駐日代表事務所
ニュースレター20号（2013年9月6日発刊）
特集「ポスト2015開発アジェンダ」

UNDP駐日代表事務所が定期的に発刊するニュースレターです。世界の開発現場でのUNDPの活動や日本とのパートナーシップ、日本政府拠出によるUNDPの開発プロジェクト、日本人職員の活躍などを紹介していきます。

ポスト2015開発アジェンダ策定に向けて、弓削昭子UNDP駐日代表・総裁特別顧問が提言

弓削昭子UNDP駐日代表・総裁特別顧問が国連フォーラム『私の提言』に「ポスト2015開発アジェンダ：日本のリーダーシップを期待」を寄稿しました。国連におけるポスト2015開発アジェンダ策定プロセスの概観と現状、課題、提言と3部構成でまとめております。寄稿文は こちら からご覧いただけます。

※寄稿文に記載された提言は、必ずしもUNDPの意見を反映させたものではなく、筆者個人の意見です。

ポスト2015開発アジェンダ策定に向けてのグローバルな調査『MY World』日本語版完成

国連とパートナー機関が現在、ポスト2015開発アジェンダ策定に向けて、一般からの声を集めているグローバルな調査『MY World』の日本語版が一部公開されました。 こちらの投票ページ にある『あなたとあなたの家族にとって最も重要なことは何ですか？』の問いに、選択形式で答えていただくもので、どなたでも参加できます。投票を通じて、ぜひみなさんの声を2015年以降の開発アジェンダ策定現場に届けてください。MY Worldについては こちら をご覧ください。

ポスト2015開発アジェンダ策定に向けてグローバルな取り組み（英語動画）

ポスト2015開発アジェンダ策定に向けてのグローバルな取り組みをまとめた動画（英語）『The Future We Want - 2015』を国連が作成しました。開発途上国の現場でどのような需要があり、人々がどのような将来を望んでいるのか。国連のグローバルな調査『MY World』はどのように役立っているのか。藩基文（パン・ギムン）国連事務総長からのメッセージなどが紹介されています。

UNDP職員リレーエッセイ「開発現場から」　
UNDP本部管理局　山本直人さん

僕の名前は山本直人。UNDPのニューヨーク本部でIT関連の仕事をしている。 全世界に160以上の事務所を抱えるUNDPでこの仕事をしていると、この組織では世界中の何時でも何処かで誰かが仕事をしている事が実感できる。例えば、僕が寝ているニューヨークの午前３時は僕のチームが保守しているシステムの一番忙しい時間。アジア、中近東、アフリカそしてヨーロッパの事務所のスタッフが一緒にシステムを使ってくれているある意味では嬉しい時間。僕は寝るけれどもコンピューターは寝る必要が無い（続きは こちら から）。

UNDP事業紹介：気候変動と災害に強い開発に向けたUNDPの取り組み

今、災害に強い開発を実現するための取り組みが注目されています。開発を進展・定着させるためには、被害を最小化すると同時に万一被災しても速やかに回復できる、災害に負けない「しなやかな強さ」を身につけるための長期的支援が欠かせません。このような回復力の構築は特に、気候変動への対応能力を強化しようとする際に極めて重要となります。UNDPは、今後3年間の方向性を定めた『UNDP活動方針2014-2017』（2013年9月の執行理事会で承認予定）で、組織によるあらゆる開発支援活動を通じて回復力の構築に貢献することを明記すると同時に、気候変動により拡大する自然災害の被害リスク軽減を7つの活動目標のひとつに掲げています（続きは こちら から）。

ソーシャルグッド・サミット2013東京ミートアップ (Meet-up)開催のご案内

UNDPは、貧困や教育などの開発支援の解決を促進するために、本年も国連総会に合わせて開催される「ソーシャルグッド・サミット (Social Good Summit)」を共催し、ニューヨークおよび世界100か国以上でミートアップ（Meet-up）を行う予定です。9月24日（火）18時から、東京で開催するミートアップでは、最近高い注目を集めているクラウドファンディングやソーシャルメディア等を活用しながらソーシャルグッドを実践している方々をパネリストとして招き、新しい知見や経験の共有を図りつつ、今年の世界共通のテーマである『2030年のよりよい社会』に向けた可能性について議論を深める予定です。詳細は こちら から。

UNDPの年次報告書2012/2013（40ページ）を発刊いたしました。報告書は、UNDP全体の活動方針や年間予算などを紹介するとともに、世界177か国・地域で活動するUNDPのプロジェクト事例、統計データ等も掲載しております。また、日本の岸田文雄外務大臣からのコメント、アフリカ開発会議（TICAD）の概要も紹介しております。日本語版は こちら から、英語版は こちら から無料で閲覧/ダウンロードいただけます。

UNVのポスト2015開発アジェンダに対する取り組み～新しい開発目標の策定と実施への市民参加を促進～

国連ボランティア計画（UNV）は7月に「ポスト2015開発アジェンダ」における立場を発表し、ボランティアリズムが「世界の社会・経済・環境の変革の鍵をにぎる」と主張しています。UNVは、ポスト2015開発アジェンダが、ボランティアリズムとその価値を、将来の新しい地球規模の開発枠組みに内在するものとしてその重要性を主張する歴史的な機会であるととらえ、以下の2点を提起しています（続きは こちら から）。

発行元：国連開発計画（UNDP）駐日代表事務所
住所：
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5の53の70　UNハウス8階

公式ウェブサイト：http://www.undp.or.jp/