人間開発報告書2011「持続可能性と公平性——より良い未来をすべての人に」を発表
人間開発報告書(HDR : Human Development Report) 2011「持続可能性と公平性——より良い未来をすべての人に」(英語版)が2011年11月2日に発表されました。
2012年6月にブラジルのリオデジャネイロで開かれる「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」への関心が高まる中、本報告書は持続可能性を公平性の観点からとらえ、所得格差、教育、保健・衛生、世代間格差などの観点から分析し、新しい開発援助と政策を提唱しています。
HDRは、UNDPが1990年から世界各国で発刊しています(日本語版は1994年から発刊)。毎年、時代に先駆けて開発課題を定義し、「ジェンダー」や「気候変動」や「人の移動」などテーマを設け、各国の豊富な実証データを分析しながら、政策提言をしています。HDR巻末では1人当たりの国民総生産(GDP)、平均寿命、就学率などに基づき指数化した「人間開発指数(HDI : Human Development Index)」を発表するなど、世界各国の豊かさをGDP以外で数値化し、比較できる充実した統計表がついており、幅広く活用されています。
|