本メールは、地球市民の会の会員の皆さま、ふるさと納税でご支援いただいた皆様、スタッフと名刺交換を
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いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます! 

 認定NPO法人地球市民の会のメールマガジン6月号です。今月は、ミャンマー事業担当の柴田、鈴木、神崎、諫山より、ミャンマー・チン州で始まった学校建設や、シャン州で実施した給水施設建設事業の落成式の模様をお送ります。

チン州で初めての学校建設が始まりました! 
 
 チン州レーカウン村で、中学校校舎の建設プロジェクトが始まりました!現在レーカウン中学校には校舎が2棟あり、幼稚園から7年生までの児童約120人が通っています。1棟は老朽化して床が大きく傾き、深刻なシロアリ被害にも悩まされています。窓はトタンで作られた簡易なもので、雨季には窓を閉めると教室の中が真っ暗になってしまいます。もう1棟は教室の中に仕切りが無いため複数の学年がごちゃ混ぜになっており、授業に集中できる環境ではないと先生たちは頭を抱えていました。


 
 新しく建設する校舎は9×27メートル、鉄筋コンクリート平屋建てで、教室数は3部屋です。都市部から遠いため資材の輸送費がかさみ、建設費はシャン州の2倍以上にもなります。エンジニアの監督の下、4月10日に基礎工事が開始しました。現在は80%ほど完了しており、屋根の設置や教室内の壁塗りなどに取り掛かっています。

 
 マイナビ世界こども教育財団様の全面支援により、建設を開始することができました。本当にありがとうございます!工事は8月中に完了予定です。子供たちが校舎の完成を首をながーくして待っています!

雨季の道路は想像以上・・・!
 
 チン州はインフラ整備が遅れており、特に雨季になると道路がひどい状態になることで有名(!?)です。雨季は5~10月ごろで、雨量が一番多いのは9月前後。いまミンダでは、数日に一度まとまった雨が降るぐらいです。しかし!道路はすでに大きなダメージを受けています。



 道路はアスファルト舗装されていないため、沼のようになります。ハマってしまったら、車やバイクは降りて押さなければなりません。(ハマらずに通り抜けることはほぼ不可能)このような箇所がすでにたくさんあるようで、移動時間が乾季の何倍もかかっています。また、バイクは特に移動中の故障が増えるようです。



 もともと道幅が狭い道路が、土砂が流れてきてさらに狭くなります。雨が降ると視界が悪くなり、少しでも運転を誤れば崖の下に転落するような状況です。チン州政府は、雨季が終わるまで10輪以上の大型車両がチン州に入ることを禁止すると発表しました。沼にハマったら動かすことが難しく、また車両の重みで道路ごと崩れ落ちる危険もあるためです。

 チン州での雨季の移動は命がけです。物資の輸送も滞り、農村部では物価が大きく上昇します。現金収入の少ない人たちにとっては大打撃です。現時点でこのような状況なので、今後さらに雨が多くなるとどうなるのか心配です。

経済的に高校に通えない子どもたちの学習環境を整えたい!

優秀でありながら経済的事情で高校へ通えない農村の子どもたちを受け入れてきたタンボジセンター。将来の農村リーダーの育成を目的とし、学校教育、循環型農業畜産、人づくりという3本柱で運営されてきました。多くのさとおやさんのご支援を受け、卒寮生は150人を超えました。


 
 そんなタンボジセンターは運営開始から20年目を迎え、建物や設備の老朽化がとても進んでいます。特に、最も重要な水道や電気設備が古くなり、水道パイプのあちらこちらに穴が開いているため十分な配水ができず、子供たちが水くみに行かなければならないなど、設備が機能していません。

 地球市民の会では、これからも子どもたちが勉強に専念し、将来の農村リーダーとして学び巣立っていくため、タンボジセンターの修繕を行う予定です。大規模な改修が必要な状態ですので、ぜひ皆さまにご支援いただき、子どもたちの学習環境を整えたいと思っています!ぜひご支援をお願い致します!

ピンラウン給水事業の落成式を実施しました!

 6月28日に、ピンラウン給水事業の落成式を実施しました。ピンラウン地域は標高1000メートルを超える山岳地帯で、給水設備が整っていないため、生活に必要な水はすべて雨水に頼って生活していました。地域に雨水を貯めておく貯水タンクもなく、雨が降らない9か月間の乾季の間はトイレや洗濯に十分な水が使えず、衛生環境の悪さから皮膚病や下痢などの健康被害も多く発生していました。

 生活用水に困っていた1区と5村に配水できる施設をつくり、13,400人の人に水を届けられるようになりました。同時に、保健衛生研修や農業研修も行い、たくさんの人の生活改善に貢献することができました。

 落成式にはシャン州政府首相や国境省副大臣などのミャンマー政府のVIPが出席。地元の人も3500人以上集まって大変な盛り上がりでした。地球市民の会の地道な活動が、少しずつ地域で認められてきたかなと思える嬉しい式典でした。



落成式の様子は、こちらからご覧いただけます(動画)。


この事業は、外務省のNGO連携無償資金協力で実施しています。日本国民の皆さまの税金のおかげで、ミャンマー農村の生活向上が実現できたことに、感謝申し上げます。ありがとうございました。
奨学金さとおやさんがまだ足りていません

 ミャンマー・スリランカの高校生たちを支援する奨学金事業。この事業にご寄付をいただくさとおやさんが、まだ足りておりません。特に、経済的に恵まれていない子どもたちを支援しているのがミャンマーのタンボジ奨学生たち。彼ら彼女らは、タンボジ寮で農業を学びながら、学校に通っています。親が小さい時に亡くなった、小さい時に僧院に預けられた、なかなか現金収入が得られない…。子どもたちがタンボジ寮を志願した理由はさまざまです。そんな子どもたちの未来を、一緒に応援しませんか? 締切は930日です!



 

 そのほか、

◎ミャンマー・シャン奨学金 残り8口
◎スリランカ・シショダヤ奨学金 残り1口

です。
ミャンマーやスリランカなどの国を超えて、奨学金事業をご支援いただける「奨学金サポーター」も募集中! ご支援をご検討の方は、ぜひお早めにお申し込みください!



ふるさと納税を通して国内外の
社会課題解決の応援をしませんか?


 地球市民の会では、ふるさと納税の「佐賀県NPO支援」を活用し、国内外の社会課題の解決に取り組んでいます。 

 皆さまからいただいたご寄付は、例えば、困窮家庭などの子どもたちに対する学習支援や食事支援、居場所づくりに活用したり、日本の寮が閉鎖され、帰国を余儀なくされるタイ人留学生のホームステイ事業に充てたり…。「世界中のすべてのものの幸せを自分の幸せと感じられる社会」という当会の理念のもと、一つでも社会課題を乗り越えるために活用させていただいております。 

 創設者である故・古賀武夫の言葉を借りれば、「世直しの会」である地球市民の会として、取り組みたい、いえ、取り組まなければいけない課題は数多く残されています。ふるさと納税を通じて、一緒により良い世界をつくっていきませんか? 



※ 総務省からの通達により、佐賀県内にお住まいの方からのご寄付に対し、返礼品
  等をお届けすることはできません。ご理解とご協力をいただきますようお願い申
  し上げます。


人間の翼の製作秘話も載った古賀武夫伝記本発売!


 40年前、異国との関わりが珍しかった時代に佐賀で先駆けて英語道場、そして地球市民の会を設立。異風者(いひゅうもん、佐賀弁で『変わり者』の意味)と揶揄されながらも、地球市民育成教育、国際交流、国際協力、怒涛のボランティア人生を全うした男、当会創設者「古賀武夫」の疾風の如く駆け抜けた60年の人生を収めた伝記本が発売となりました!

地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ(http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

 

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認定NPO法人 地球市民の会  佐賀県佐賀市高木町3-10


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