本メールは、地球市民の会の会員の皆さま、ふるさと納税でご支援いただいた皆様、スタッフと名刺交換をされた方にお送りしています。配信解除を希望する方は最下部の「配信停止」ボタンよりお知らせください。

いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます!

認定NPO法人地球市民の会のメールマガジン4月号です。今月もタイ・スリランカ/奨学金事業担当の山路が担当します。2018年度が始まり、奨学金さとおやさん募集開始と、サワディー佐賀の活動についてお伝えします!

◆「道は開ける」 ミャンマーで学ぶ女の子の物語

 3月号でもお伝えした通り、地球市民の会が1990年から続けてきたタイ奨学金事業は、2017年度を持って終了しました。奨学金で支援できた総数は3473人。奨学金事業担当理事の西村からのメッセージにもありましたが、手紙やさとおやツアーなどを通じ、それだけのさとおやさんとタイの子どもたちとの「心の交流」を進められた事業でした。あらためてご支援いただいたすべての皆さまにお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 一方で、ミャンマーとスリランカの奨学金事業につきましては、引き続き2018年度も継続していきます。今回は支援する学生の中から、一人の女の子のストーリーを紹介します。

マ・メー・ダズィン・ティン(15)=写真左。彼女はミャンマー・タンボジセンターから学校に通っています。ミャンマーでは依然として高校の数は少なく、学校に通うためには寮費がかかったり、制服を買ったりなどの費用が、進学を阻む“壁”となってしまいます。地球市民の会では、そのような子を一人でも減らそうと、タンボジ寮を運営。子どもたちは地球市民の会が指導する循環型農業を学びながら、学校に通っています。運営費を奨学金で、さとおや(支援者)さんに支えてもらっているのです。
 タズィン・ティンも、決して恵まれた環境にはいませんでした。5年生の時にお父さんを、木を運ぶ車に押しつぶされる事故で亡くします。37歳の働き盛りである大黒柱を、一家は失ったのです。お母さんが市場で働いて生計を立てていましたが、お母さんも心臓が悪く、働けていません。双子の妹は、おじさんに学校に通わせてもらっている状態です。
 そんな時に勧められたが、寮に住みながら学校に通えるタンボジ寮。ここで学びながら、道を造るというエンジニアへの道を目指します。「タンボジ寮で頑張っていれば、私の“道”も必ず開ける」

このように、多くの子どもたちの「マナビタイ」に応えているのが、当会の奨学金事業なのです。
※タンボジ奨学生の9年生は、全員9年生試験を合格したとの連絡がありました!

◆子どもたちの学ぶ目標となる奨学金

 そのほか、スリランカでは、ゴール市にある女子高校・サンガミッタ校を支援しています。スリランカでは、日本との懸け橋になってくれる優秀な子が対象。これまでに、全国1位の成績を取って大統領から表彰を受けた生徒も輩出しました。

 スリランカからは2年に一度、奨学生の中から話し合い、成績や振る舞いなどで全員から認められた6人前後が佐賀を訪れ、日本の文化や社会について学ぶ「カタランカ~Cross Asia」も実施。今年度も9月に実施する予定です。日本で会える可能性もあり、通信状況の良さから手紙のやりとりも活発で、多くの方に支援していただいております。

 ミャンマーは2年間の支援で、タンボジ奨学金が月1000円から。一対一で支援できるシャン奨学金は月2000円からです。スリランカは4年間のご支援をお願いしており、月1000円からとなっております。

 近年、「支援はしたいけど、忙しくてなかなか手紙が書けない」とのお声もいただいております。そんな方向けに、タンボジセンターの自立を支援いただける「タンボジサポーター」という枠も設けました。より手軽にご支援いただけるようになった地球市民の会の奨学金事業を、どうぞよろしくお願いします!

◆サワディー佐賀の活動もパワーアップ!

 奨学金に代わり、新たなタイ支援の形として始めたのが、佐賀県内に住むタイ人のネットワーク「サワディー佐賀」の設立支援活動です。2月号で設立をお知らせしましたが、その後活動はさらにパワーアップしております!

 まずは、現在、映画やドラマのロケ誘致の影響で増えているタイ人観光客。彼らに佐賀ファンとなってもらい、何度もリピーターとして佐賀を訪れてもらおうと、中でも観光客の多い祐徳稲荷神社(鹿島市)への通訳ボランティアを派遣します。神社の歴史はもちろん、映画などで使われたシーンの撮影地を紹介したり、「世界で唯一!」といわれる祐徳稲荷神社だけで引けるタイ語のおみくじを紹介したりなど、その魅力をタイ語でお伝えします=写真上。

 また、4月19日には、佐賀市城内のカフェ「楠の森 フィリエ」にて、サワディーのメンバーであるタイ人留学生、ピート君によるタイレストラン「Ros Thai-Saga」もオープンしました! サワディーのイベントで味付けを担当してくれるピート君。彼は日本で本場のタイレストランを開きたいという夢があり、でもいきなり留学生で店舗は借りられないと、週1回毎週木曜日のランチに、フィリエを間借りする形でスタートしました。カオマンガイ(蒸し鶏ごはん)やムーヤン(焼き豚)、パッタイ(炒めたライスヌードル)のうち2品を選び、サラダがついて750円です。ぜひとも足をお運びください!

そのほか、タイ語ラジオの制作など、さまざまな活動を実施しています。中心にあるのは「外国人の方が輝ける居場所の提供」です。ぜひともサワディー佐賀の活動に、今後もご注目ください!

◆35周年記念総会イベントを開きます


皆さまにご支援をいただいたおかげで、地球市民の会は今年35周年を迎えます。記念の総会イベントとして、「人口激減時代の日本の選択-外国人受け入れの課題と展望-」と題した講演会を開きます。人口減少が続く中、過疎集落、担い手のいない産業、高齢者への介護者不足など、人口減が著しい地方からその問題が顕在化しています。日本・地方は生き残りのために、人口減少と向き合い、共に住み、共に生きていける外国人を受け入れることを実践していくことが求められております。皆さんで一緒に考えませんか?
日時:5月26日(土)午後2時45分~午後5時半
会場:佐賀商工ビル4階A・G会議室(佐賀市白山2-11-12)
入場:無料
定員:50人
基調講演講師:毛受敏浩氏(日本国際交流センター執行理事)
スケジュール
14:45~14:50(5):開会&挨拶
14:50~16:20(90):基調講演 毛受敏浩 氏
「人口激減時代の日本の選択-外国人受け入れの課題と展望」
16:20~16:30(10):休憩
16:30~17:30(60):多文化共生フォーラム
コーディネーター:認定NPO法人地球市民の会 副理事長 大野博之
①コメンテーター:毛受敏浩 氏
        :佐賀新聞論説副委員長 丸田康循 氏
②登壇者
・一般社団法人佐賀県介護老人保健施設協会 事務局長 傍示康久 氏
・イイダ靴下株式会社
※そのほか、佐賀県内の行政関係者に打診中です。
17:30~17:35(5):閉会
◆創設者・古賀武夫伝記本の発刊記念パーティも

総会イベント後には、地球市民の会創設者・古賀武夫(故人)の伝記本「世界を翔た異風者~古賀武夫伝」の発刊パーティを開催します。地球市民の会、古賀道場、夢の学校関係者など、古賀先生を知る多くの方のご参加をお待ちしております。
日時:5月26日(土)午後6時半~
会場:マリトピア(佐賀市新栄東3丁目7−8)
会費:1万円(本1冊贈呈します)
申込締切:5月11日(金)
問い合わせ先
地球市民の会事務局=0952-24-3334

【クレジットカード・ビットコインで500円から寄付できます!】

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【子どもたちのさとおやさんになりませんか?】

月々1,000円から、子どもたちの学びたい気持ちを応援! ミャンマー、スリランカの子どもたちと手紙のやりとりもできます♪ 詳しくは、office@terrapeople.or.jp までお問合せ下さい。

【全国で佐賀県だけ!ふるさと納税でNPOを支援】

佐賀県には、ふるさと納税を通してNPOを支援できる仕組みがあります。返礼品は、佐賀牛や有田焼など佐賀の特産品が目白押し!

* 地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ(http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

 

認定NPO法人地球市民の会
〒840-0822 佐賀市高木町3-10
Tel:0952-24-3334
Fax:0952-26-4922
Mail: office@terrapeople.or.jp
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