3月2~7日、奨学金事業としては最後となる「さとおやツアー」を実施。現在支援しているタイ東北部ウドンタニ県・ノンハーン校と、2015年度まで支援してきたクーキャオ校を訪問しました。
ノンハーン校では、朝の全校集会に参加させていただき、2500人(!)の全校生徒の前で奨学金と、お土産を一人一人に手渡しました。担当の山路は、空手の型も披露させていただきました。
集会後は、奨学金事業を担当してくださったスラポン先生の授業を使い、日本文化を体験してもらいました。同行した当会副理事長の稲冨より、レクチャーゲームや書道体験のワークショップを実施しました。
クーキャオ校の訪問では、既に奨学生はいないので、学校の先生に感謝状を手渡してきました。残念ながら、1991年に寄贈したスクールバスは、2017年で使えなくなってしまったそうですが、1998年に寄贈した水道施設は、まだ現役で使われ、学校に上水道を届けているとのことでした。クーキャオ校の近くにはコンビニができるなど、タイ農村部の発展ぶりも目の当たりにすることができました。また、元奨学生が村に戻り、自らの私設の奨学金を送っている例なども耳にすることができました。
国際協力のゴールは、支援なしに現地の方々が持続可能な生活を送れるようになること。奨学金がなくなる寂しさはありますが、これもタイが支援なしに経済発展が遂げられるようになった証だと思います。 |