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初めてのメールマガジン・ネットワークテラ第1号はミャンマー事業のおはなしです!

ミャンマーで最も開発が遅れるチン州

新たな活動に向け、調査を実施しました

当会がシャン州に事務所を構え、活動を開始して今年で15年目を迎えます。現地のミャンマー人スタッフは21人に増え、事務作業から村でのセミナー講師まで、幅広い仕事をこなせるようになってきました。彼らが自分たちの力だけでプロジェクトを計画、実施できる日もそう遠くないかもしれません。

そんな中、私たちは “チン州”という新たな場所へ活動の場を広げようとしています。現地の状況をより詳しく知るため、昨年12月2日から7日まで現地調査を行いました。調査レポートは後半でお話します!

◆ 顔に入れ墨!?身を守ることから始まった習慣

さて、新たな活動地となるチン州ですが、シャン州とはまた違い、興味深い文化・風習がたくさん!ミャンマーに住む135民族のうち、なんと53民族がチン州にいます。

ミャンマー好きの人たちの間で知られるのが、チン州に住む顔に入れ墨をした女性たち。バガン王朝時代、美しいことで有名だったチンの女性たちは、王の側室として度々連れ去られていました。女性たちが身を守ろうと、顔全面に入れ墨をし、わざと醜く、恐ろしくみせたことがこの風習の始まりだと言われています。1960年代に政府がこの入れ墨を禁止したため、若い人たちにはもう受け継がれていません。あと数十年もすれば見ることができなくなってしまう光景です。初めて実際に見たときはビックリ!でしたが、慣れてきてよく観察してみると、人によって模様が異なりとっても素敵。見かけるたびに全員の写真を撮りたくなってしまうほどでした。入れ墨をしたときはめちゃくちゃ痛かっただろうなー・・・。

☝ ピアスや首飾りも伝統のもの。右の女性は、近づかなければ見えないほど細い線で顔全面に入れ墨をしています。耳たぶには大きな穴を開け、ひょうたんの木で作った飾りをその穴の中に入れています!

◆ 酒好きたちが舌を巻く!超絶品の自家製どぶろく

左の写真は、ヒエで作ったどぶろくを飲むチョー族の男性です。チン州ではどぶろく生産がさかんで、大きな壺でどぶろくを作っているのをたくさん見かけました。しかしこれは販売用ではなく、家で飲んだり、宴会でお客さんに振舞ったりするだけのようです。私たちは右の写真のように、ひょうたんで作った入れ物で飲ませてもらいました。底が丸くて転がるので、飲み終わるまで机に置けません!チン州のどぶろくはクセが無くて、酒好きな調査メンバーをうならすほど絶品でした。外国人の口にも合うので、大きなビジネスチャンスになりうるかも・・・!?

◆ 食べるだけじゃない!牛の頭部を玄関先に・・・

ミャンマーではチン州にしかいない「ナナウ」と呼ばれる牛。普段はあまり食べず、お祝い事があるときや人がたくさん集まるときに出されるごちそうです。でも実は、食べるだけではないです!チン州では、ナナウの肉を食べた後、頭部を家の玄関先に飾るという風習があります。中には、何十個もずらーっと並べでいる家も。ただの飾りではなく、「我が家はこれだけナナウを捕ったぞ!」ということを周りに示す意味合いもあるそうです。

◆ アジア最貧国のミャンマー、その中で最も貧しいチン州

ミャンマー政府が「最も開発が遅れている地域」と位置付けるこのチン州は、世帯平均年収が2~3万円ほど。これは15年前のシャン州と同程度です。人々は焼畑農業で自給自足の生活をしていますが、収穫できる作物は種類や量が少なく、栄養失調状態の人が多いと現地の医師は話します。作物は売らずに自家消費してしまうことが多く、日雇い労働で得るわずかなお金(日給500~600円)が唯一の現金収入という家庭も。最大都市ヤンゴンから車で2~3日かかるという交通アクセスの悪さから、国内外企業の進出もほとんど見られず、定職に就くことができている人はほんの一握りです。さらに大きな問題は、年々深刻化する土砂崩れ。焼畑により森林が破壊され、土砂崩れが頻発しています。特に雨季はひどく、落ちてきた土砂や岩で道路がふさがれ、あちこちが通行止めに。石鹸や歯磨き粉、調味料、薬など、日常生活に欠かせない物が数週間手に入らない場合もあります。

↑標高1500~3000m級の山が連なるチン州

◆ 崖に沿って作られた道路、舗装率は20%

調査中は車で移動していたのですが、崖に張り付くように作られた道は幅がとても狭く、ガードレールもなく、もし落ちれば・・・という大変な状況で、全然スピードが出せません。宿泊していた町から学校建設候補地の村まで行ったときには、10キロの距離に1時間もかかりました。チン州の道路舗装率はわずか20%で、国内最下位。道路状況の悪さは現地に行く前から聞いていましたが、百聞は一見に如かず。やはり実際に目にして、その不便さや危険さを体感して初めて、現地の本当の状況を理解できるものだと感じました。

↑特に道幅が狭いところでは誘導が必要

今回の調査を終え、チン州でもシャン州と同様に、農業や教育などの分野で活動していきたいと考えています。具体的な内容については改めてご報告させていただきます。

【バースデードネーションのご報告】

スタッフ柴田&山路の誕生日にご寄付頂いた皆様、本当にありがとうございました!

頂いたお金は、チン州の教育支援に使用させていただきます。

詳細は以下のページをご覧ください。

https://syncable.biz/associate/terrapeople/campaign/-L-AAAlwXSQY7jS92G49

【クレジットカード・ビットコインで500円から寄付できます!】

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【子どもたちのさとおやさんになりませんか?】

月々1,000円から、子どもたちの学びたい気持ちを応援!

ミャンマー、スリランカの子どもたちと手紙のやりとりもできます♪

詳しくは、 office@terrapeople.or.jp までお問合せ下さい。

【全国で佐賀県だけ!ふるさと納税でNPOを支援】

佐賀県には、ふるさと納税を通してNPOを支援できる仕組みがあります。

返礼品は、佐賀牛や有田焼など佐賀の特産品が目白押し!

https://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/41001

* 地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ( http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

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