さて、新たな活動地となるチン州ですが、シャン州とはまた違い、興味深い文化・風習がたくさん!ミャンマーに住む135民族のうち、なんと53民族がチン州にいます。
ミャンマー好きの人たちの間で知られるのが、チン州に住む顔に入れ墨をした女性たち。バガン王朝時代、美しいことで有名だったチンの女性たちは、王の側室として度々連れ去られていました。女性たちが身を守ろうと、顔全面に入れ墨をし、わざと醜く、恐ろしくみせたことがこの風習の始まりだと言われています。1960年代に政府がこの入れ墨を禁止したため、若い人たちにはもう受け継がれていません。あと数十年もすれば見ることができなくなってしまう光景です。初めて実際に見たときはビックリ!でしたが、慣れてきてよく観察してみると、人によって模様が異なりとっても素敵。見かけるたびに全員の写真を撮りたくなってしまうほどでした。入れ墨をしたときはめちゃくちゃ痛かっただろうなー・・・。