本メールは、地球市民の会の会員の皆さま、ふるさと納税でご支援いただいた皆様、スタッフと名刺交換を
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いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます! 

認定NPO法人地球市民の会メールマガジン10月号です。初めに、このたびの台風19号により被害を受けられた皆さま方に、心よりお見舞い申しあげます。

今月は、ミャンマー担当の柴田、鈴木、神崎、諌山が担当します。今月号では、ミャンマーの最貧地域・チン州での学校や研修センター建設の進捗についてご報告します。

チン州で初めての学校建設プロジェクトが完了!

 チン州ミンダ群にあるレーカウン中学校は、2003年に建設された木造校舎で老朽化が酷い状況でした。入口の階段は大きく傾き、壁や床はシロアリ被害で隙間だらけ。また、歩くと床板がしなしなと湾曲し、ジャンプでもすればすぐに板が折れてしまいそうな場所も多くみられました。


      虫食いや木材の劣化により隙間や穴だらけになった壁

 
   雨風が吹き込むためすぐボロボロになってしまう子供たちの教科書

 政府による学校整備が遅れているため、レーカウン村の人々はお金を出し合って自分たちで建設予定地の雑木林の伐採と土地整備を行いました。しかし、農業で細々と生計を立てている人たちが数百万円もの建設費を捻出することは難しく、私たちが村を訪れた時は工事には至っていませんでした。村の人たちのここまでの努力と熱意を無駄にしたくない、なんとか校舎を完成させ、落ち着いて授業を受けられる場を作りたいと思い、支援を決めました。


          村の人によって整地された建設地

 工事は村の学校建設委員会を中心に進められ、多くの村人たちが労働奉仕で参加しました。2019年4~8月の5カ月間で、鉄筋コンクリート平屋建ての校舎とトイレが完成。以前の校舎と比べて教室内はとても明るく、雨風も防げる頑丈な校舎となりました。
 また、今後校舎の修繕が必要となった場合に備え、維持管理基金の創出の仕組みも整えました。村の中でコンニャクを栽培し、それを販売した収益を基金として積み立てます。
 学校建設委員会をはじめとする村の人々は、自分たちの力で学校を良くしようと努力を続けてきました。地球市民の会として、彼らと協力し、学習環境の改善を実現できたことを大変うれしく思います。子どもの学ぶ権利が失われないよう、これからも私たちができる最大限の協力をしていきたいと思います。

 今回のレーカウン中学校建設プロジェクトは、マイナビ世界こども教育財団様からご支援を頂き実施することができました。本当にありがとうございました。



               完成した学校舎

ライレンピー持続開発研修センターが完成しました!

 地球市民の会が2003年から実施してきたシャン州事業の経験を活かし新しく事業を開始した「チン州」。1,500~2,000mの山々が連なるという地理的な条件もあり、「ヒト、モノ、カネ」の流れを作ることが困難な場所です。そのため経済発展が遅れており、ミャンマー国内で最貧地域と位置付けられています。

 2015年に私たちが出会ったミャンマー人、ウ・ザベッタン。チン州のインド国境にとても近い「ライレンピー」という町の出身である彼は、日本で循環型農業の研修を受け、ヤンゴンで教会関係の仕事をしていました。しかし、故郷のために自分が学んだ循環型農業の技術をチン州で広めたいという強い気持ちがありました。家族をヤンゴンに残し、故郷・ライレンピー町に戻ることを決意した彼と共に、地球市民の会の新たな挑戦が始まりました。

「私がやらなければ」強い思いに押され

 ライレンピー町に行くには、最寄りの空港から車で丸2日かかります。事業開始前は、「遠い」ということが一番の懸念事項でした。しかし、このような難しい地域で地球市民の会のような団体が活動をしなければ、誰がやるのか。ウ・ザベッタンの「私がやらなければ、誰がやるのか」という言葉に背中を押され、ライレンピーを循環型農業普及の拠点と決定しました。


そのためにまず拠点となる研修センターの建設を実施しました。工期は1年。雨季は道路状況が悪くなり、車の行き来が出来なくなる、電気は通っていない、電話でさえ最近通話が可能になったばかりで大雨の後は通話も困難になる、というこの場所で、1年間でセンターを建設するのは大変なことでした。しかし、やっと素晴らしいセンターが完成しました=写真下。




 これからこの「ライレンピー持続開発研修センター」を拠点として循環型農業・畜産業の普及を実施していきます。大きな挑戦になりますが、これまで一緒に頑張ってくれたスタッフ、そしてこれから一緒に事業を進めていくスタッフと共に精一杯頑張っていきたいと思います。

モン州豪雨災害支援募金にご協力ありがとうございました

 8月に発生した豪雨により甚大な被害を受けたモン州。地球市民の会では、支援が届きにくい地域への復旧・復興のため、募金支援を行いました。



 募金はミャンマー国内からも寄せられ、およそ13万円の募金が集められました。9月15日に被災地域で活動をするミャンマー人医師に皆さまからの募金を託し、小~高校4校に、制服や新しい机と椅子、文房具などを寄贈しました。
 中には、水害により井戸の中にたくさんの汚水が入り、水が飲めなくなった学校もありました。子供たちが健康を害することがないよう、集められた募金で浄水器を購入し学校に寄贈しました。寄贈されたものは学校管理委員会が責任を持って今後もメンテナンスしていきます。

求人:海外事業担当(佐賀本部勤務)=11/8締切です!


 
 地球市民の会では、現在、海外事業担当(佐賀本部勤務)の職員を募集しています。11月8日の締め切りです。一緒に働きたいという多くの方の応募をお待ちしております。
 詳しくは下記リンク先をご覧ください。

タイフェスティバルに出店しました!

 第三回を迎えるタイフェスティバル2019が佐賀市内で行われ、地球市民の会もタイやミャンマーの雑貨販売などで出店しました。「タイフェスティバルなのに、なぜミャンマー?」と聞かれることもありましたが、ミャンマー特有のものばかりでなく、隣接しているからこそ似た民族文化などをご紹介することもでき、ご来場いただいた方はもちろん、私たちスタッフも楽しく出店することができました。ご来場頂いた皆さま、当日ブースをお手伝い頂いたボランティアの皆さま、ありがとうございました。



ふるさと納税を通して国内外の社会課題解決の応援をしませんか?

地球市民の会では、佐賀県のふるさと納税NPO支援の仕組みを活用した寄附の受け付けをしています。返礼品が届く上、税額控除もされるお得な制度です。いただいたご浄財は、国内外の社会課題解決のために使わせていただきます。



※ 総務省からの通達により、佐賀県内にお住まいの方からのご寄付に対し、返礼品
  等をお届けすることはできません。ご理解とご協力をいただきますようお願い申
  し上げます。

地球市民サポーターを募集しています!

 

地球市民の会は「世界中の人がお互いに支え合い、世界中の人の幸せを願える社会をつくる」という夢を叶えようと努力しております。私たちの夢の実現させるために「気軽に地球市民の会をサポートして、困っている人々の問題を解決したい」という方に会員になっていただきたいと地球市民の会は願っています。私たちとともに「世界中の人がお互いに支え合い、世界中の人の幸せを願える社会を作る」という夢を叶えませんか? 事業ごとに、月単位でご支援いただける地球市民サポーターを募集しています。

地球市民の会をつくった男、古賀武夫伝記本販売!

 40年前、異国との関わりが珍しかった時代に佐賀で先駆けて英語道場、そして地球市民の会を設立。異風者(いひゅうもん、佐賀弁で『変わり者』の意味)と揶揄されながらも、地球市民育成教育、国際交流、国際協力、怒涛のボランティア人生を全うした男、当会創設者「古賀武夫」の疾風の如く駆け抜けた60年の人生を収めた伝記本を販売しております。

地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ(http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

 

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認定NPO法人 地球市民の会  佐賀県佐賀市高木町3-10


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