本メールは、地球市民の会の会員の皆さま、ふるさと納税でご支援いただいた皆様、スタッフと名刺交換を
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 いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます!

 認定NPO法人地球市民の会のメールマガジン2020年3月号です。世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大により、当会でも、ミャンマーの駐在員の一時帰国が決まったり、タイの留学生の来日が延期が決まるなど、大きな影響が出ています。

 なかなか明るいニュースもない中、今月号のメルマガでは、奨学金事業での子どもたちとさとおやさん(支援者さん)の心温まる交流を特集します。

手紙の交流が結ぶ人と人、想いと想い

 ミンガラーバー(ミャンマー語で「こんにちは」)。タウンジー事務所の鈴木亜香里です。

 奨学金支援をしてくださるさとおやさん(支援者)と、さとご(奨学生)の間でやりとりされるお手紙。私は、日本語⇔ミャンマー語の翻訳を行っています。先日、さとごからさとおやさんにお送りしたお手紙の数を数えてみたところ、なんと157通もありました!改めて数えてみると、その数の多さに驚きです。

 数が多くて大変ではありますが、翻訳はとても楽しい仕事です。それは、手紙の文章を通じて、さとおやさんやさとごの気持ちを感じることができるからです。さとごが書く文章は、「日本のお父さん、お母さんの健康と幸せを、私はいつも遠くからお祈りしています」といったお祈りの言葉で締めくくらることがほとんど。この言葉を目にすると、いつもほっこりした気持ちになって、私も健康になる気がします(笑)。

        手紙を書くのはさとごたちの楽しみでもあります!

 さとおやさんからの手紙には「若いころに奨学金をもらっていたので恩返しのつもりで」「もう一人子どもが増えたような気持ちで嬉しい」「ミャンマーへの恩返しのつもりで」などと書いてあり、日本語からミャンマー語への翻訳をしながらまたまたほっこりさせられる私であります。

 さとごからの手紙で特に嬉しいのが「僕が大きくなったら、日本のお父さんが僕に支援してくれたように、誰か困っている人を支援できる人になりたい」という言葉です。地球市民の会は「他の人の幸せを自分のことのように喜べる人(=地球市民)を増やす」ことを目的としていますが、まさしくその目的が果たされた瞬間です。さとおやさんがどういう想いで支援しているのかをさとごが知ったからこそ生まれる気持ちだと感じます。
















さとごがさとおやさんに宛てて書いた手紙。シールなど貼ってデコレーションする子もいます。 「私が学校に通えているのはお父さんのおかげです。私はお父さんへのご恩を決して忘れません。お父さんが健康で、心豊かで、幸せでありますようにとお祈りしています」とさとおやさんへの心からの想いを綴っています。


 さとおやさんの中には、「事務局に手間がかかると申し訳ないから」という理由で、手紙での交流をご辞退される方もいらっしゃるかと思います。でも、手紙のおかげで子どもたちが学べる事はたくさんあります。お忙しい中でしょうから、写真だけでも、ポストカードに一言添えてくださるだけでも、さとごたちは大変喜びます!さとごの笑顔と成長のためなら、私の翻訳の手間なんて大したことありません。これまで遠慮されていた方も、ぜひ手紙での交流をはじめてみませんか。


  さとおやさんから手紙が届くと、皆で集まって夢中になって読みます

 ちなみに、中高生のお子さまがいらっしゃるご家庭にもオススメしたいです。奨学金は親御さんのお名前でお支払いいただきながら、手紙の交流はお子さんがしているご家庭もあります。お子さんに海外の文通友達ができるなんて、素敵ではありませんか(しかも翻訳サポート付き)!スタディツアーで会いに行くこともできるかも!?ミャンマー語ではなく、英語での手紙のやりとりもできますので、どうぞご相談ください。

 

スリランカの新学期が開始しました!
 

 アーユーボーワン!(スリランカのシンハラ語で「こんにちは」)。佐賀事務所奨学金担当の諫山です。


 地球市民の会のスリランカ・シショダヤ奨学金は、現地の11年生(中学校相当)~13年生(高校相当)を支援しています。11年生は毎年1月が新学期。ピカピカの11年生たちが新学期をスタートさせています。今年もまた、新たな10名のスリランカの女子学生たちを支援できることを大変嬉しく思います!


 一方で、4年間の支援を受け昨年卒業したさとごたちも、高校最終学年の13年生時に受験した「大学進級試験」の結果が公示され、それぞれの新たな道へ歩み始めています。
 

 支援を終了したさとご10名は、全員「大学進級試験」を合格し、スリランカ国内に15校しかない国立大学への入学資格を獲得しました。スリランカは競争の激しい学歴社会でもあり、学校での勉強はもちろん、授業外でも勉強に励む子どもが多い国です。さとごたちは、日本の「家族」であるさとおやさんのご支援を心の励みにし、それぞれの将来の夢に向かって卒業の第一歩を踏み出せましたことを心より御礼申し上げます。

 スリランカの協力団体「シショダヤ財団」の担当者より、感謝のコメントが届いています。

 「スリランカの貧しい地域で育った子どもたちがこの奨学金を受けてサンガミッタ高校で、優秀な成績を収め立派に成長できたことを本当に嬉しく思います。さとおやのみなさまが私たちの大切な生徒を、血が繋がっていなくても自分の子ども、家族のように大切に思い、4年間ご支援頂いたことを心から感謝しています。スリランカの子どもたちの教育や生活の向上の大いなる支えとなりました。」


シショダヤ財団 プラタナ・メンディス

 来る4月は、ミャンマー・スリランカ両国ともに、それぞれの国での「新年(New Year)」を迎える月です。日本でも年度変わりとなる月ですが、新年度もまた、皆さまが心身ともにご健康であられることを心より願っています。

地球市民の会の奨学金支援を応援するには・・・

 さとおやになって頂くことはもちろん、様々なご事情・ご都合によりさとおやになれない方でも、周りのご友人やお知り合いの方にご紹介頂けましたら大変嬉しいです!お店などをされている方は、奨学金ポスターを貼ったり、パンフレットを置いたりしていただけませんでしょうか。ポスター掲示、パンフレット設置にご協力いただける方は、佐賀事務所まで枚数をお知らせください。

【お問い合わせ先】
TEL: 0952-24-3334(平日9時~17時半)
E-mail: office@terrapeople.or.jp

タイ事業志学生の来日が延期となりました



 タイ事業担当・山路です。介護留学事業「志学生プロジェクト」では4月に、1人の留学生が来日する予定で準備を進めておりました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、タイでは3月26日より非常事態宣言が発令されており、外出や県をまたぐ移動が規制。また、その影響でタイと日本を結ぶ航空便のほとんどが運休となってしまい、4月に来日することが難しくなりました。介護事業所さんは多くの高齢者の方が入居されており、安全性を優先した上での決定です。コロナウイルスが収束した上で、来日を決めたいと思います。

 また、佐賀県が東京2020大会のタイのホストタウンということで、佐賀とタイをつなぐプロジェクトの一つとして、海外向け放送「NHK World」で、志学生プロジェクトについて取り上げていただきました。もし良ければご覧ください(放送は英語になります)。


 
SDGs人財育成キャンペーンへのご支援ありがとうございました




 持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて行動できる人財育成に向け、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングは、3月17日で終了しました。ご支援をいただいた皆様やシェア拡散のご協力をいただいた皆様、ありがとうございました。


 目標額には届きませんでしたが、12月17日~3月17日の期間中、学校、銀行、企業など計12件ものSDGsセミナーを主催、または登壇させていただきました。また、SDGsをより推進していくために「SDGsアクションブックさが」を制作し、佐賀県内の中学校・高校へ配布をしております。その後、問い合わせや講師依頼も多く、SDGsの認知度の広がりを感じるとともに、当会がSDGsの普及に取り組んでいることを広くPRさせていただく機会になったかと思います。いただいたご寄附は、SDGsフォーラムの運営費などに充てさせていただきます。


 いよいよ、2030年のSDGsの期限まで、あと10年となりました。少しずつ、SDGsの認知度は広がっているかと思います。今後、さらに達成に向けた具体的なアクションが求められてくると思います。当会のプロジェクトを通じ、佐賀からSDGsアクションを取れる人財がさらに育っていけばと思います。引き続き、温かいご支援をよろしくお願いします。

地球市民サポーターを募集しています



 地球市民の会は「世界中の人がお互いに支え合い、世界中の人の幸せを願える社会をつくる」という夢を叶えようと努力しております。私たちの夢の実現させるために「気軽に地球市民の会をサポートして、困っている人々の問題を解決したい」という方に会員になっていただきたいと地球市民の会は願っています。私たちとともに「世界中の人がお互いに支え合い、世界中の人の幸せを願える社会を作る」という夢を叶えませんか? 事業ごとに、月単位でご支援いただける地球市民サポーターを募集しています。

地球市民の会をつくった男、古賀武夫伝記本販売!

 40年前、異国との関わりが珍しかった時代に佐賀で先駆けて英語道場、そして地球市民の会を設立。異風者(いひゅうもん、佐賀弁で『変わり者』の意味)と揶揄されながらも、地球市民育成教育、国際交流、国際協力、怒涛のボランティア人生を全うした男、当会創設者「古賀武夫」の疾風の如く駆け抜けた60年の人生を収めた伝記本を販売しております。

地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ(http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

 

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