本メールは、地球市民の会の会員の皆さま、ふるさと納税でご支援いただいた皆様、スタッフと名刺交換を
 された方にお送りしています。配信解除を希望する方は最下部の「配信停止」ボタンよりお知らせください。

 いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます。 

 認定NPO法人 地球市民の会メールマガジン12月号です。いよいよ、2021年もあと5日。本年も、大変お世話になりました。
 
 当会の事業においては、ミャンマーの政変により、思ったような活動ができずにいました。また、奨学金事業においても、長引くコロナ禍によって学校の休校が続いております。一方で、国内事業では、8月に発生した佐賀豪雨の災害支援活動や、災害時に翻訳対象とならない少数派の外国人へ母語で災害情報を届ける活動など、新たな活動も展開しました。
 
 2022年は、皆様にとって、また世界にとってどのような一年となるのでしょうか? 当会もまた、できる支援を続けてまいりますので、新年も変わらぬご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

 さて今回のメルマガではミャンマー事業の現状についてご報告させていただきます。

ミャンマー事業の今

 

 現在ミャンマーは難しい状況にありますが、それでも多くの事業が動いています。

農業堰整備、小規模給水事業、コーヒー栽培、環境保全活動、農村状況調査、緊急支援等、様々な分野で駐在員と現地スタッフができる限りの活動を実施しています。

学校農園実践後、農園の野菜を使った料理を食べている様子
     農業研修の様子

 コロナの影響で思うように進められなかった農業研修や環境保全研修も、感染予防対策を行いながら少人数での開催ではありますが、再開しつつあります。

 

また、初めての試みとして日本とミャンマーの若い世代の参加者により「日本とミャンマー共に学び考える持続可能な食糧生産アクションプラン」というオンラインワークショップを開催しました。両国の若い年代の参加者が、真剣にそれぞれの国での農業生産の問題や課題について話し合い、自分が実施できることを考えました。

 

 これまでの活動の中で、現地スタッフから「これまでの知識を大切にしながらも、新しい農業知識のアップデートをしていきたい」という要望が出ていました。このような時なのでオンラインも取り入れながら、スタッフのスキルアップや交流活動を行っていければと思っています。

ミャンマー駐在員からのお便り

 

 ミャンマー駐在・鈴木です。7月から続いてきたコロナが落ち着き、町にも少し活気が戻ってきました。レストランでも座って飲食ができるようになりました。乾季となり、結婚式やお祭りができる時期になったため、小規模な集まりは少しずつ行われ始めています。しかし、爆弾事件や逮捕などはまだ続いています。

 

 一部の地域では激しい攻撃がいまだに続いています。特にチン州の被害が大きく、国内避難民が増え続けています。地域によってはネットが切断されているため、ほとんど情報が入ってきません。

 

 コロナが落ち着いたため、11月に学校が再開されましたが、爆弾騒ぎ等の不安もあり、登校率は10%くらいだと聞いています。進級テストが行われるという話も聞きますが、よくわかりません。

 

 銀行機能の麻痺、物価の上昇、停電、インターネット不安定、検問の強化などの状況は相変わらず続いており、不自由で不安な日々を過ごしています。一時期に比べて銀行の待ち時間は少し解消されましたが、現金の引き出し制限は継続しています。インターネットの料金が2倍以上に値上げされたり、チャット安による物価の上昇で、市民の生活は厳しいです。停電も例年より頻繁で、長時間にわたっています。

 日本からの直行便は月に数本のみで、長期滞在者のみが利用できるようです。気軽に行き来できるようになるには、まだ時間がかかりそうです。

 

ミャンマーへエールを、広がる支援の輪


 当会のライレンピーコーヒーアンバサダー会員有志の方々と 地球市民の会スタッフで進めてきた「ミャンマーコーヒープロジェクト(以下MCP)」のクラウドファンディング。最終的に620名の方から3,039,000円のご支援をいただき終了しました。
 
最後の1日で39万円ものご支援を集め、締め切り1時間前に無事に目標金額達成となりました!
 
 MCPメンバーを中心に、当会の会員さんたちもたくさんご支援してくださり、皆でクラファンを盛り上げることができました。アンバサダー制度というコミュニティーの可能性を感じた3か月間でした。
 
ご支援頂きました皆さま、本当にありがとうございました。
 クラウドファンディングは終了いたしましたが、現在リターン商品の『満月・新月のコーヒー』は滋賀県にあるヨイマメ珈琲さんにてお取扱いしています。お求めは直接ヨイマメ珈琲さんへご連絡くださいませ。
(※オンラインショップへの掲載は1月初めより開始します。)
 
ヨイマメ珈琲さんはこちら

退職のご挨拶 

 ミャンマー事業駐在員 神崎涼子


 12月末で地球市民の会を退職することになりました。

2017年に入職してから、佐賀とミャンマーでたくさんの方に出会い、楽しくやりがいを感じながら仕事をすることができました。

 

 新型コロナウイルス感染拡大のため日本に一時帰国し、その後の政治的混乱も重なってミャンマーに戻ることができないまま退職することになってしまいました。地球市民の会の職員としてミャンマー支援に関わることはもうありませんが、今後もミャンマーを応援し続けていきたいと思います。

 

 お世話になった皆さま、ありがとうございました。

ミャンマーの未来を創る「復興支援基金」


 21日以降ミャンマーの状況は好転せず、「復興支援」と銘打ちながらも必要に迫られ、いただいたご寄付の大半を食糧、生活用品、医療品などの緊急支援として支出させていただかざるを得ませんでした。ご支援とご理解をいただいた皆様、本当にありがとうございました。今後も当会では必要な緊急支援を行いながらも「ミャンマーの未来を創る」ために、復興支援も進めていきたいと思っています。

 

 これまでたくさんの方にご支援いただいた復興支援基金は、1231日で一旦募集を終了します。あと残り数日間の募集となりますが、復興支援を進めていくためにもさらなるご支援をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

お宝商品で支援する

 
ご家庭に眠る「お宝」を、私達が暮らす社会を良くするために活動しているNPO団体様の活動資金として物品支援を集めることができるサービスです。査定額を、アジアの子どもたちの寄付として充てさせていただきます。
 

ふるさと納税で支援する

 

現在、盛り上がりを見せるふるさと納税。

佐賀県は、ふるさと納税を通じたNPO支援の仕組みがあり、地球市民の会をご支援いただけます! 手数料を除いた90%が、地球市民の会に寄付され、社会課題の解決に使われます。

地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ(http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

 

Facebook
Twitter
YouTube
Website
Email

認定NPO法人 地球市民の会  佐賀県佐賀市高木町3-10


配信停止
正しく表示されない場合はこちら