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 いつも当会をご支援いただき、ありがとうございます。

  

 認定NPO法人 地球市民の会メールマガジン6月号です。  

今月は奨学金事業より、武富がメルマガを担当いたします!(・ω・*) 

 

 今年2月の政変により混乱が続いているミャンマーですが、「ミャンマーの学校はどうなっているの?」「子どもたちは大丈夫なの?」と、多くの支援者の方からご心配のお声をいただきます。 

 

 そこで本日は、ミャンマーの教育の今について皆さんに知っていただけたらと思います。 

 

 まずは、当会のミャンマー・タウンジー駐在員・鈴木より現地の状況をご報告です。 

「教育よりも命が大事」― 学校ボイコット 
 
 ミンガラーバー(ミャンマー語でこんにちは)、タウンジー駐在の鈴木亜香里です。
 

 ミャンマーの学校は6月から新学年がスタートします。2020年度はコロナの影響でほぼ1年間、学校に通うことができませんでした。そして今年は政変の影響で、多くの子どもたちが学校に通えていません。軍の支配に反対する意味で学校をボイコットする運動が行われています。 

 

 「いくら民主主義が大事と言っても、子どもの教育の機会を親が奪うなんて良くない!」と思われるかもしれません。しかし、実際のところは主義主張というよりも、子どもを学校に行かせることに危険を感じている親が多い印象です。 

 

 今、ミャンマーでは、爆弾事件が頻発しています町の学校の中には護衛担当の兵士がいます。銃を持った兵士の近くに子どもを行かせたくないのです。実際に学校に通っているのは、1020と言われています。農村部の学校には兵士がいないため、町よりも農村のほうが通学率が高いようです。 

 

 また、5月ごろより新型コロナウィルスの感染が再拡大してきていることから、再び学校閉鎖になるのではないかとみられています。今のミャンマーでは、命を守るために教育をあきらめざるを得ない状況なのです。 

 

 多くの子どもたちは、2年連続で学校に通えていません。そのため、学校の代わりに塾に通わせる家庭が増えています。学校をボイコットして辞めた先生たちが家で塾を開いており、そこに行かせるのです。子どもの命と教育を守るため、親たちは不安や悩みを感じながらも模索を続けています。 

 

 各村で自主的に勉強会や塾を開き、子どもたちに学びの場を提供しているところも。

タンボジセンターの子どもたちは今… 
 
 タンボジセンター(地球市民の会が直接運営する農業畜産研修センター)の子どもたちが通うニャウンシュエ町の高校は、先生が来ていないため開いていません。高校には兵士がおり、近づくのも怖い状況です。そのため、タンボジセンターの子どもたちは学校に通えていません。自宅が遠い等の理由で家に帰れず、以前からタンボジセンターに残っている子3名は、日々畑仕事をしながらセンターで勉強を続けています。例年より人数が少ないため、やらなければならない農作業がたくさんですが、楽しく生活できているようです。他の子たちは家へ戻り、家の手伝いをしながら勉強をしています。 
 
 

 学校へは行けないけれど、センター長や卒寮生の先輩たちが農業や勉強を積極的に教えてくれます 

 

 学校に通えるようになるのはいつの日か… 

 

 全く先が見えず不安ではありますが、皆さまからのご支援のおかげで当面の運営費の心配はせずにいられます。「タンボジ特別支援基金」にご寄付いただいた皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 

  ★☆タンボジセンターの子どもたちの生活支援基金を募集中!☆★ 

募集終了まであと少し! 

 

タンボジセンターに残っている子どもたちは日々楽しんで暮らしています  

 

■ミャンマーの子どもの学びを止めないために~タンボジ特別支援基金~630日まで) 

*。☆+‘.●。2021年度のさとおや・サポーターを募集中!*。◆+‘。◎.* 
 
◆スリランカ・シショダヤ奨学金(募集口数:10口) 
 スリランカ南部州の州都・ゴール市にあるサンガミッタ女子高校に通う、優秀ながらも経済的事情から学費や学用品費に困難を抱える女子学生を支援します。将来の日本とスリランカの架け橋となる人材の育成を目指します。 
 
◆奨学金サポーター 
 
ミャンマーやスリランカの子どもたちの「教育」全般を支援し、子どもたちの学びを応援するサポーター制度です。何らかの理由によりさとおやさんがいなくなってしまった子どもたちの学費や、その他子どもたちの生活費、施設維持費、学用品費などに使用させていただきます。 
 
▢ご支援のお申込はこちらから! 
 
※ミャンマー・タンボジ奨学金及びシャン奨学金につきましては、ミャンマー国内の社会的混乱により学校が完全に開校している状況ではないため、2021年度の受付を保留としております。学校が再開し、子どもたちの通学環境が整い次第、受付を再開する予定です。誠に恐れ入りますが、あらかじめご了承いただけますと幸いです。 
 

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当会の支援しているミャンマーやスリランカの子どもたちは、皆さんのお気持ちによって支えられています。 

世界中で新型コロナウィルスが猛威を振るい、ミャンマーでは政変もあり等厳しい状況が続いておりますが、これからも変わらず彼らの学びを応援いただけますと幸いです。 

ミャンマーの未来をつくる「復興支援基金」は引き続き募集中!
 
 
 政変によって困難に直面しているミャンマーの人々に寄り添い、長く支えていくための基金です。すでに第一弾支援として、チン州緊急支援を実施しました。現在、第二弾支援を準備中です。ミャンマー支援情報を公開することには危険を伴うため、活動の詳細報告はご寄付いただいた方のみにお送りしています。ご支援よろしくお願いします。

お宝商品で支援する

 
ご家庭に眠る「お宝」を、私達が暮らす社会を良くするために活動しているNPO団体様の活動資金として物品支援を集めることができるサービスです。査定額を、アジアの子どもたちの寄付として充てさせていただきます。
 

ふるさと納税で支援する

 

現在、盛り上がりを見せるふるさと納税。

佐賀県は、ふるさと納税を通じたNPO支援の仕組みがあり、地球市民の会をご支援いただけます! 手数料を除いた90%が、地球市民の会に寄付され、社会課題の解決に使われます。

地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ(http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

 

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