◆子どもの居場所づくりへの関わり
以前のメルマガでもお伝えしましたが、2017年度から佐賀市内の校区を対象に子どもの居場所づくりを佐賀市と連携して行ってきました。昨今、子どもの貧困の問題や昔のように遊びに行く場所が少なく、地域内や子ども同士でも関係の希薄化が危ぶまれています。そこで、地域の子どもは地域で育てることを目標に、地域の子ども支援に関心のある方や町づくりを行っている方々と実行委員会をつくり、地域+学校+行政+NPOの連携事業を展開しています。
◆毎回60名程度のこどもが参加
居場所づくりの活動は、校区の子どもたちで主に小中学生の子ども達を対象にして行っています。昨年の11月からスタートした居場所は今年の11月で1年を迎えました。だれでも気軽に来ることが出来るようなオープンな居場所になっており12月の開催を含めて全10回行いました。毎回約60名程度と多くの子どもたちが来ており、1回目からリピーターで毎回楽しみに来てくれているこどもたちが多くいます。
イベント当日は民生児童委員さん、実行委員の皆さんが朝早くから100人分の食事の準備をして下さっています。大学生も毎回10名以上がボランティアとして参加してくれており、学生にとっても子ども達にとっても、人とつながる居場所になっています。昨年のスタート時から参加してくれている学生も多くおり、子どもの居場所でのボランティア経験が将来教育関係の仕事につくきっかけになった学生もいます。
この誰でも受け入れている居場所の活動を行っていく中で、特にサポートが必要だと思われる子ども達に対しては、少人数制の放課後の居場所づくりを週に1回程度行っています。
こちらの活動では一緒に料理をしたり、話を聞いたり、本人が好きなことをしています。どんな状況にある子ども達にとっても安心して自分らしく過ごせる場所になるように努めています。