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認定NPO法人地球市民の会のメールマガジン4月号をお届けします。今月号は、タイ事業担当・山路がお送りします。

最初に、3月号で1点訂正があります。「介護事業の留学中止のおわび」として、「来日予定だった学生にビザが発給されず」としてお伝えしておりましたが、無事にビザが取れて今月5日に来日しました! 本人の書類の読み方を間違ったため、情報が錯そうしておりました。混乱をさせてしまい、申し訳ございませんでした。というわけで、今月はタイ介護留学事業「志学生プロジェクト」についてのお知らせです!

【4月号の内容】

①タイの新規事業「志学生プロジェクト」がスタートしました!
②日本で人生を変えるために
③2019年度奨学金さとおやさん募集が本格スタート!
④SDGsを学ぶ総会イベント(5/18)のお知らせ
⑤ミャンマー祭り(東京)へ地球市民の会が出店します。
来日したYuさん(左から3人目)

◆タイの新規事業「志学生プロジェクト」がスタートしました!

地球市民の会の国際協力事業の原点は、タイのソーシャルワーカーさんとの出会いでした。学校建設、スクールバスの寄贈、そして地球市民奨学金…。これまでタイにさまざまな支援をさせていただきました。しかし、経済発展に伴い、奨学金は2018年3月を持って終了。これからは、タイは支援する対象ではなく、「社会課題をともに解決する対等なパートナー」として、タイと日本にある課題に同時にアプローチをしていこうと考えています。そのようなコンセプトのもと、2019年度からスタートしたのが、介護留学事業「志学生プロジェクト」です。

志学生プロジェクトの面接を受けるYuさん(右)

志学生プロジェクトは、農村部出身のタイの学生が日本に留学して日本語と介護の技術を学び、将来的にタイに日本の介護技術を伝えるためのプロジェクトです。タイは現在、日本以上のスピードで高齢化が進んでいます(2022年には高齢化率14%を超えて高齢化社会に突入すると言われています)。一方で、まだ農村部ではおじいちゃんおばあちゃんの面倒を家族が見る文化があるためか、「介護」に当たる言葉はないそうです。

翻って日本に目を向けると、介護業界では人材不足が叫ばれています。この4月からは入管法が改正。新たな在留資格で外国人を受け入れています。私たちは、技能実習生として人材を受け入れるのではなく、留学生として日本で語学と技術を身につけることで、きちんと報酬を受けて貧困の連鎖から抜け出し、さらにはタイに日本の介護技術を伝える“パイオニア”に育ってほしいと考えています。同時に、日本における介護人材不足の解消にもつながることを期待しております。

事業は、介護事業所と協働で実施。留学生は日本語学校や短期大学の介護福祉士養成コースで学び、その間の学費を事業所に奨学金として貸与いただき、留学生はバイトをしながら返済をしていくという仕組みになっています。

◆「人生を変えたい」 21歳女性の挑戦

今回、志学生プロジェクトの第1期生として来日したのは、南部・ナコーンシータンマラート市出身のUranut Thanompolさん(21歳、ニックネームYuさん)です=写真右。

彼女は、幼くして両親が離婚。きょうだいとともに母親に引き取られたものの、母親は事業に失敗。多額の借金を背負ってしまいます。今は、タイの米粉麺、クイティアオを販売するも、1杯は20バーツ(約70円)。どんなに売っても、借金の利子が増えるばかりといいます。

「人生を変えたい」―。昨年10月に現地で行った面接で、Yuさんは力強く答えました。このままタイにいても変わらない。借金があることが何よりもつらい。介護事業所で働きながら、日本語と介護技術が身につけられるならば・・・。そんな覚悟を持ち、不安視する親戚の声を振り切って、彼女は日本へと来日しました。
現在、午前中は介護事業所でバイトをし、午後からは日本語学校で学ぶ=写真は入学式=というハードな毎日を過ごしています。言葉の壁、慣れない日本の生活、仕事と勉強に追われる日々。そんな中、彼女の希望は、少しでもバイト代から、タイに住むお母さんへ仕送りをすることです。

ただ、かなり厳しい生活が予想されます。彼女の生活費を少しでも手助けしていただくためにも、夏用の衣類などをご寄付いただけませんでしょうか? どうぞよろしくお願いします。
お問い合わせ=0952‐24-3334(担当・山路)
また、彼女の生活支援や、交流イベントの開催、第2期生の募集のためのタイ渡航などにかかる事業予算が必要です。現在、地球市民サポーター(月単位で事業をご支援いただけるマンスリーサポーター)を募集しております。タイの貧困の連鎖を止め、日本の介護人材不足の解消、タイ農村部への介護技術移転など、あらゆる可能性を秘めた事業です。ぜひとも応援をよろしくお願いします。

◆奨学金さとおやさんの募集が本格的に始まりました!

いよいよ4月より、2019年度の奨学金事業のさとおやさんの募集が本格的に始まりました! 2019年度も、ミャンマーとスリランカの2か国をご支援させていただきます!

今回、大きく変わったのは「ミャンマー・シャン奨学金」(2年間、月2000円~)。現地の「パラヒタ」と呼ばれる僧院をご支援させていただくことになりました。僧院は、孤児や両親が離婚して面倒を見てもらえなくなった子、学校が遠くて学校に通うことができない子どもたちが、生活しながら学ぶ場です。泊まる場所は雑魚寝=写真下。檀家さんからの寄付で賄われていますが、それも単発ばかりで、決して裕福とはいえない状況です。その中から、さらに支援の必要な子をお坊さんに選んでいただき、奨学金で支援をしてきます。


そのほか、経済的に貧しい子たちの寮生活をご支援いただく「ミャンマー・タンボジ奨学金」(2年間、月1000円~)と、女性の社会進出を支える「スリランカ・シショダヤ奨学金」(4年間、月1000円~)も継続して募集。

さらに本年度より、ミャンマーやスリランカなどの国を超えて、「奨学金事業を応援したい」という方向けに、支援期間に関係なく単発でご寄付をいただける「奨学金サポーター」という支援の仕組みもつくりました。

2019年度奨学金さとおやさんの募集期間は9月30日まで。ご興味のある方は、当会までお問い合わせください!

◆奨学金お申込み状況

【ミャンマー・タンボジ奨学金】 33口/80口(残り47口)
【シャン奨学金】 5口/30口(残り25口)
【スリランカ奨学金】 3口/10口(残り7口)

◆SDGsを学ぶ総会イベントを実施します!

2015年国連で採択されたSDGsは世界中で広がりをみせています。
国連持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)のSDGs達成度ランキングの発表によると日本は156か国中15位になり、アジアでは最も達成されている国となっていますが、日本国内でのSDGsに対する認知度は全国民の15%程度と低い数字です。
これは、SDGsに特化した活動や関係者の周りぐらい程度の数字となっており、国連採択後4年経過しますが、まだまだSDGsを意識して取り組む行政、企業、団体や個人が少ないことを意味します。2030年のSDGs目標達成するためには、今後ますます普及活動が必要です。
そこで、今回は多世代の方々を対象に、SDGsとは?SDGsをどう活かしていこうか?より自分たちでできるSDGsを考えるための講演会+ワークショップを行います。
【特定非営利活動法人地球市民の会総会イベント】
日程:2019年5月18日(土)
時間:14:45~17:15
場所:佐賀商工ビル7階大会議室A・B
対象者:会員、一般(企業・行政・CSO、学生)50名程度
参加費:無料(事前に申し込みが必要です)
スケジュール:
14:45~14:50(5) 
開会および挨拶
14:50~15:50(60)
【第一部】講演会「未来をつくる、SDGsとソーシャルデザイン」
講師 一般社団法人Think the Earth 理事 上田壮一 氏
15:50~16:00(10) 
会場転換および休憩
16:00~17:10(70) 
【第二部】ワークショップ「私にできるSDGs」
2030年の「自分」と「社会」を想像し、その未来に向けて
いまからどんな行動ができるか、を考え、参加者同士話し合いを行います。
17:10~17:15(5) 閉会およびアンケート

上田壮一氏:一般社団法人Think the Earth 理事/プロデューサー
東京大学大学院工学系研究科修了。広告代理店勤務を経て、 2001年にThink the Earth 設立。以来、コミュニケーションを通じて環境や社会について考え、行動するきっかけづくりを続けている。主な仕事に地球時計wn-1、携帯アプリ「live earth」、書籍『百年の愚行』『1秒の世界』、プラネタリウム映像「いきものがたり」など多数。2017年に「SDGs for School」をスタートし『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』を編集・発行。グッドデザイン賞審査委員(2015-2017)、多摩美術大学客員教授。

◆ミャンマー祭り2019@東京に出店します!

毎年6万人ほどのミャンマー関係者・ミャンマーファンが集まるイベント、ミャンマー祭り2019が、5月25-26日に都内にある大本山増上寺にて開催されます。今年は地球市民の会も初出店します!

ブースでは、当会のミャンマー事業の活動を紹介しつつ、シャン州とチン州の可愛いミャンマー雑貨を販売します! 当日のボランティアも募集中。お近くの方はぜひ会いに来てくださいね☆

<ミャンマー祭り2019について>

日時:2019年5月25日(土)10:00~18:00
   2019年5月26日(日)10:00~16:00
場所:浄土宗大本山増上寺(東京都港区芝公園4-7-35)


<当日ボランティアのお問合せ>
特定非営利活動法人 地球市民の会
TEL: 0952-24-3334(平日9:00~17:00)
E-mail: isayama@terrapeople.or.jp
担当:諫山

ふるさと納税を通して国内外の社会課題解決の応援をしませんか?

 
地球市民の会では、ふるさと納税の「佐賀県NPO支援」を活用し、国内外の社会課題の解決に取り組んでいます。

 皆さまからいただいたご寄付は、例えば、困窮家庭などの子どもたちに対する学習支援や食事支援、居場所づくりに活用したり、日本の寮が閉鎖され、帰国を余儀なくされるタイ人留学生のホームステイ事業に充てたり…。「世界中のすべてのものの幸せを自分の幸せと感じられる社会」という当会の理念のもと、一つでも社会課題を乗り越えるために活用させていただいております。

 創設者である故・古賀武夫の言葉を借りれば、「世直しの会」である地球市民の会として、取り組みたい、いえ、取り組まなければいけない課題は数多く残されています。ふるさと納税を通じて、一緒により良い世界をつくっていきませんか?

 ※総務省からの通知により、佐賀県内にお住まいの方からのご寄付に対し、返礼品等をお届けすることはできません。ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

【クレジットカード・ビットコインで500円から寄付できます!】

インターネット上で簡単に、ワンコインから地球市民の会に寄付していただけます!

人間の翼の製作秘話も載った古賀武夫伝記本発売!

40年前、異国との関わりが珍しかった時代に佐賀で先駆けて英語道場、そして地球市民の会を設立。異風者(いひゅうもん、佐賀弁で『変わり者』の意味)と揶揄されながらも、地球市民育成教育、国際交流、国際協力、怒涛のボランティア人生を全うした男、当会創設者「古賀武夫」の疾風の如く駆け抜けた60年の人生を収めた伝記本が発売となりました!

* 地球市民の会は、国税庁から認定された認定NPO法人です。皆さまからいただいたすべてのご寄付は税額控除の対象となります。詳しくは当会ホームページ(http://terrapeople.or.jp/main/73.html)をご覧ください。

 

認定NPO法人地球市民の会
〒840-0822 佐賀市高木町3-10
Tel:0952-24-3334
Fax:0952-26-4922
Mail: office@terrapeople.or.jp
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