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認定NPO法人地球市民の会のメールマガジン9月号です。今月も先月に引き続き、タイ・スリランカ/奨学金事業担当の山路が担当します。今月は、9月に実施されたスリランカ奨学生招へい事業「カタランカ~Cross Asia 2018」についてご紹介します。

◆今回は7人が佐賀へ! スリランカ奨学生招へい事業


 2年に一度、スリランカ・シショダヤ奨学金で支援する学生を佐賀に招き、交流事業をするカタランカ。今回は、学生6人、引率教諭1人の計7人が、9月14日~24日の日程で佐賀を訪れました。

 香港経由で福岡空港に到着したスリランカの学生たちは、佐賀に行く道中でも「日本はキレイ~!」と興奮さめやらぬ様子。

 到着後、簡単なオリエンテーション後に行われたウエルカムパーティで、ホストファミリーさんたちとご対面。スリランカの家族のことや日本で挑戦したいこと、佐賀で行ってみたいことなど、ホストファミリーさんたちとの会話に花を咲かせていました。

 そのまま、最初の週末は、ホストファミリーさん宅で過ごしました。過去に佐賀を訪れた先輩に聞いたのか、佐賀県立宇宙科学博物館(武雄市)に行きたいという学生が多かった様子。そのほか、学校の部活動に連れて行ってもらったり、陶芸体験をしたりなど、さまざまな体験ができたスリランカの学生たち。また、ホストファミリーさんには、持参したスパイスでスリランカカレーも振る舞いました。

◆両国の共通の社会課題を探る

 今回、佐賀で体験してもらう内容を考える中で、こだわったのは「ただ”楽しい”で終わるのではなく、大きな学びが得られる体験をしてもらい」ということでした。そこで考えたのが、日本とスリランカで共通する社会課題の現場を視察してもらい、これからの両国の若者がどんなことを考えてもらう、というものでした。
今回、佐賀市の清掃工場と、神埼市の高齢者施設を訪問。ごみ処理問題と高齢化問題について考えてもらいました。高齢化問題については、まだスリランカでも家族でお年寄りの面倒を見るという習慣が残っており、問題は顕在化していない様子でしたが、ごみ処理問題は本当に身近に感じているらしく、視察時にも熱心に質問が飛んでいました。

 視察を行った上で行ったワークショップでは、問題が起きている原因や解決方法について議論。まだスリランカの農村部ではごみの収集方法が確立されていないことから、「ごみを捨てないという意識づけを行う教育が必要」という結論に至りました。

 そのほか、当会側からは、ごみ処理や高齢化以外の問題にも目を向けてほしいと訴えました。その上で、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」を紹介。2030年までに、途上国も先進国も一緒に、2030年までの達成を目指すSDGsが、社会課題を解決するヒントになることを教え、「ぜひ12年後まで、一緒に考え続けていきましょう」と訴えました。

◆初開催・秋祭りで支援国の文化を紹介!

 2つ目の目玉が、22日に656広場(佐賀市呉服町)で開催した「地球市民秋祭り」です。こちらは、毎回カタランカの際に開いていたスリランカフェスティバルをさらにパワーアップ! これまで、定員を設けて開いていたスリランカの食や踊りなどを紹介するイベントを、今回は人通りの多い656広場で開き、さらにはスリランカに限らず、タイやミャンマーなど、地球市民の会が支援する国を紹介するイベントに拡大させました! 

 ブースではスリランカとタイの「カレー競演」に、2つとも購入して、味を食べ比べする方も。アジアの雑貨なども販売しました。ステージでは、スリランカの子たちの舞踊のほか、古賀空手道場の演武や大学生によるよさこいの演技、フラダンスなどを披露。お天気にも恵まれ、多くの来場者にお越しいただく一大イベントになりました!

◆伊万里集落での農泊や座禅体験など
 

 そのほか、伊万里市川内野地区での農泊体験は、今回で3回目。アスパラの収穫体験やそうめん流し、浮立の披露など多くの交流イベントをご準備いただいた同地区。集落のおじいちゃんおばあちゃんが、スリランカの学生たちとの交流を本当に楽しみしていただいているということを実感しました。

 また、今回の新たな取り組みとして、仏教国であり、紅茶の産地でもあるスリランカの人たちに、座禅や煎茶の体験をしてもらおうという交流イベントも行いました。期間中、本当に多くの方々と触れ合わせていただくことができました。

◆多くの「ありがとう」が飛び交った11日間

 「本当に皆さんにありがとうと伝えたいです!」

 スリランカの学生たちは、出国するギリギリまで、ホストファミリーさんや支援していただくさとおやさん、関わってくれたボランティアの実行委員さん、交流先の施設の皆さまなどへの感謝の言葉を繰り返していました。「本当に忘れらない、一生の思い出ができました」と。

 ありがたいことに、関わってくれたホストファミリーさんや実行委員さんたちからも「このような機会を与えてくださり、ありがとうございました!」というお声かけをいただきました。本当にありがたいことです。

 もともとは、優秀であるスリランカの学生にさらに国際的な視野を養ってもらおうと、2012年から隔年で行ってきた事業です。ただ、効果を得ているのは、彼ら学生のみならず、関わっていただいた佐賀の方々にも、多くの「感動」を届けることができたなら、企画をした事業責任者としては本当にうれしく思います。

 ホストファミリーさん、実行委員さん、助成金をいただいた佐賀市・佐賀銀行社会福祉基金のご担当者さん、交流プログラムを受け入れてくださった皆さん、秋祭りにご出演いただいた皆さん、そしてずっと笑顔で佐賀滞在を楽しんでくれたスリランカの皆さん、ストゥーティ!(シンハラ語で『ありがとう』)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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人間の翼の製作秘話も載った古賀武夫伝記本発売!

40年前、異国との関わりが珍しかった時代に佐賀で先駆けて英語道場、そして地球市民の会を設立。異風者(いひゅうもん、佐賀弁で『変わり者』の意味)と揶揄されながらも、地球市民育成教育、国際交流、国際協力、怒涛のボランティア人生を全うした男、当会創設者「古賀武夫」の疾風の如く駆け抜けた60年の人生を収めた伝記本が発売となりました!

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