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心の奥の本音とは?
〜意識と無意識〜
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まず、今回は心の大前提について、お話ししていきますね。
知っているよ、という方は復習だと思って、読み進めてくださいね。
さんにはこんなことはないですか?
- 人と親しくなりたいのに、親しくなると距離を置きたくなる
- やらなければならない仕事があるのに、気がついたらネットに没頭していた
- パートナーに優しくしたいのに、怒りをぶつけてしまう
ここに挙げたのは、頭では、「こうしたい」と思うのに、思うように行動できないことです。
Aの行動をしたいのに
気づいたら
Bの行動をとっていた
というようなことですね。
こういう時
「どうしてこんな矛盾した行動をとってしまうんだろう」
「私っておかしいのかな…」
「俺ってダメなやつだ」
そんな風に、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、これは決しておかしなことではありません。
思うようにできないのは、
人として能力が劣っているからとか
心が弱いからだとか
そういうことではないんですね。
でも、自分のことなのに、自分のことがわからないと、不安になったり、自分を責めたくなりますよね。
それが、問題をさらに、複雑で苦しいものにしていきます。
ーどうして、このような矛盾したことが起こるのでしょうか?
人の心には
「意識」と「無意識」
の領域があります。
意識できることは、氷山のほんの一角、心の全体の約3%
無意識は、なんと約97%にも及ぶとも言われています
無意識の方が、影響力が圧倒的に大きいのです。
意識していないことが、私たちの感情や、気分、行動を大きく動かしているんですね。
先の例でいうと
・人と親しくなりたいのに、親しくなると距離を置きたくなる
→
意識では、「人と親しくなりたい」
無意識では「人と距離を置きたい」
・やらなければならない仕事があるのに、気がついたらネットに没頭している
→
意識では「仕事に向き合いたい」
無意識では「仕事に向き合いたくない」
・パートナーに優しくしたいのに、怒りをぶつけてしまう
→
意識では「パートナーに優しくしたい」
無意識では「パートナーに怒っている」
と、いうことです。
(わかりやすいよう、単純化してます)
無意識が、現実化しているんですね。
よくみると、意識と無意識のベクトルは、バラバラ。
これでは、問題を抱えてしまうのも納得です。
さらに、無意識を掘り下げていくと
・人と距離を置きたいのは、過去に人に傷つけられたことがあって怖いから
・仕事に向き合いたくないのは、親の期待に応えて就いた職業で、本当にやりたい仕事ではないから
・怒りが吹き出してしまうのは、自分の気持ちは我慢しているけど、本当は自分も優しくしてもらいたいから
といった、行動の原因となる、過去の経験、心の傷、習慣、社会からの期待、感情、感覚、生理反応などが
無意識に行動を支配していることがわかります。
心には、自分にとって脅威となることや、今ここの自分に必要ないことは「抑圧」して、無意識に押し留めておこうとする働きがあるのです。
心を守るために、あるいは、効率的に生きるためにも、意識に上ってこないようにしているんですね。
これらの、「無意識で起こっていること」を、私は「心の奥の本音」と表現しています。
この無意識で起こっていることを
→安全な中で意識にあげていき
→自分を理解していくことが
「自分の本音とつながる」
ということ。
思うようにはいかない自分のことを、心の奥深くから理解して、迎え入れられるようになっていくと
バラバラだった意識と無意識のベクトルが同じ方向に向きはじめ、それが安心や自信につながっていきます。
問題だったことが、問題ではなくっていくのです。
そうして、大切なエネルギーを、シンプルに一方向に使っていけるようになると、人生をより豊かに、自分らしく生きることができるようになります。
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心の奥の本音(=無意識)
とつながる切符
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それでは、この無意識領域には、どうやってアクセスしていけばいいのでしょうか?
意識とは、思考で認知できること。
(主に前頭前野という脳領域が司っています)
無意識とは、感情、からだの感覚、生理反応とつながっています。
(主に大脳辺縁系と脳幹という脳領域が司っています)
つまり、「感情や、からだの感覚、生理反応」にフォーカスすることが、無意識とつながる切符になります。
私の心理カウンセリングでは、いかに、感情やからだの感覚、生理反応を介して、無意識とつながっていくか?ということを大切にしています。
ところが、現代人は、生活環境は都市化し、情報に溢れ、ただでさえ感覚から離れた思考優位の生活をしています。
これに、トラウマや傷つき体験が重なると、感情や感覚にフォーカスすることがとても難しくなってしまうのです。
私たちは、どちらかというと、思考優先に生きることに慣れていて、自分の気持ちや、感覚、からだは後回しになっていることが多いのです。
例えば、過労で突然倒れてしまう…というのも、自分の気持ちやからだの声よりも、周囲の声やねばべき思考を優先してしまうがために起こること。
自分の気持ちがキャッチできていれば、疲れを感じて休むこともできますし、ねばべきと自分を大切にする境界がわかります。
まずは、感情や感覚、からだとのつながりをよくして、思考とのバランスをよくしていくことが問題解決の近道になります。
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感情、感覚、からだと
つながる方法
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それでは、感情、感覚、からだとはどのようにつながっていけば良いのでしょうか?