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2023.2.8 Vol.040
井川さんの本音
神戸の有馬温泉で出会った菩薩。

今週は若いスタッフが慌てていました。

自主的にイベントを企画したものの、それが二転三転し、

お客に怒られたり、周囲のスタッフに呆れられたり。

バタバタ、バタバタとMAMEHICOは騒がしくて、

あっちで泣いたり、こっちで喚いたり。

それにボクも巻き込まれてましたが、

ようやく落ち着いたところです。

 

若いスタッフは、大人しいタイプですが、

いつもどんと構えて見えるせいで、

周囲は「肝が座っている、度胸がある、物怖じしないやつ」、

と頼りにしてたわけです。

「若いのに頼もしいわね」なんて感じで褒められ、

「いえいえ、特別なことはしてませんよ、うふふ」、なんてタイプだった。

 

評判に合わせ、どんどんと仕事を任せられたりしてきたわけですが、

うちに来て数年が経ち、そのメッキが剥がれてきたんです。

 

「どうもあれ、思ってたのとちがうんじゃないかしら」

ちっとも肝が座ってない、まったく度胸がない、

周りの反応ばかりうかがって物怖じばかりしている。

みんなで首を傾げるようになった。

その悪評を感じ取って、本人は最近、とりわけオロオロしている。

そんな矢先に、今週の失態があったわけです。

 

さて。意気消沈している若いスタッフに、どうかね?

と声をかけるのが、役割となっているワタクシなので、

「どうかね?」と聞いてみました。

すると彼女は、堰を切ったようにわーわーと泣き出したんです。

 

「すいません(泣き崩れて鼻をかむ)。

ほんとは、わたし極度の怖がりなんです。

怖がりがすぎて、怖がりだと認めることも出来なかったの。

(ワーワーと声を出し、泣く)

怖がりじゃないというキャラが小さいときに出来てしまってから、

それは学校でも家でもそうだったんで、

するともう、その役を演じてしまっていて、

いや演じているのかどうかさえ、つまり、ほんとの気持ちがわからなくなってしまって。

 

迷惑かけたくないって、思えば思うほど、まったく迷惑ばかりかけてしまって。

だから、だけど、ほんと、でも、だから、えっと

(、、、以下とても長いので割愛)」

 

こんなはなしがある。

 

漁船で海釣りに出かけ夢中になってしまって、

暗くなってしまった釣り人たち。

さて帰ろうと思ったけれど、はて、

いつの間に潮の流れが変わったか、

まったく方角がわからない。

慌てふためいて、必死になり灯をかかげ方角を知ろうとするも、ちっとも見当がつかない。

そのうち、知恵のあるものが「すべての灯を消せ」と言った。

不安の中、言われた通りにすると、真っ暗闇の海となった。

しばらくして、目が慣れてくると、

遠くに浜の町の明かりがぼぅーと見えてきた。

やっと帰るべき方角がわかり、みな無事に帰還した。

 

ボクは、そのスタッフに「ふーん。まぁ、もう起きたことはほっとくしかない、深呼吸でもして桜餅でも食べるんだね」と言いました。

しばらくうつむいて、

「そうですね、もはや見捨てられてもしかたないレベルですね」

と去っていってしまいました。

 

とまぁ、そんな一週間でございました。

みなさんはいかがでしたでしょうか?

メンバー登録の方法
ボタンを押すと説明サイトに飛びます。そこでメンバーになってください。
メンバーのご利用について

 

メンバーですが、メンバーではない家族や友人と一緒に利用できますか?

 

はい。メンバーのお連れさまは、メンバーではなくてもご利用可能です。皆さんでお楽しみください。

 

イベントは、メンバー限定ですか?

いいえ。どなたでも参加可能です。ただし、メンバーは割引価格が適用されるので、ちょっぴりお得です。

 

子どもは、入店することが出来ますか?

はい。年齢制限は特に設けていません。大人も子どもも居心地の良い場所を目指しています。ベビーカーも、コミュニケーションを取り合って、柔軟に対応したいと考えています。

 

会費の支払い方法を教えてください。

会費のお支払いはクレジットカード決済をお願いしております。
毎月1日に電子請求書をご登録のメールアドレスにお送りしますので、毎月8日までに当月分の会費のお支払い手続きを行ってください。
(Square請求書の決済システムを使用しています。)

 

メンバーを退会したいのですが、どうすればいいですか?

お問い合わせフォームよりご連絡ください。
恐れ入りますが、退会月の会費の日割精算はありませんので、ご了承くださいませ。

【井川さんの雑話会】レポート
こんにちは。昨日参加した井川さんの雑話会が面白かったので
勝手にレポートします😀
 
何が面白かったかというと、まず参加者の皆さんの自己紹介。
 
ひとりひとりの物語が面白い。
どんな街で生まれて、今まで何をしてきて、今何をしているのか。
8人の参加者がいたのですが、
ひとりひとりの物語をオムニバス形式にして連ドラにできそう。
 
そして、井川さんの雑話の中で印象に残ったのは
「自分を客観的にみる」ということ。

自分が思う「私はこういう人間です」という認識と、
他人から見える印象は往々にして食い違うことがある。
 
そしてそのギャップに苦しみ、孤独を感じる。
「どうしてみんな私のことをわかってくれないんだろう」

でも、認識が誤っているのは案外自分のほうで、
他人から見えている自分のほうが本当の姿だったりする。
 
そもそも、どっちが本当かなんて考えること自体が
おかしなことなのかもしれない。
 
人は他人と接して生きているので、
自分から見える自分も他人から見える自分もどちらも自分なのだ。
 
一枚の写真からは全体像がわからないように、
色んな角度、距離から写さないと自分がどんな人間なのかはわからない。
 
皆さんの自己紹介に話を戻すと、
自分が普通だと思ってやってきたことが他人からしたらめちゃくちゃ面白い。
 
「え、そんなの普通でしょ?」
「いやいやそんなことないですよ!笑」
 
そんなやりとりが自分を色んな角度、
距離から写す体験になるなあと思いました。
皆さんも是非雑話会にご参加を!
お弁当クラブ続々
最近、ほんとお弁当メンバー増えてます。嬉しい。

MAMEHICOのトモです。

 

今日はなんだか、朝から慌ただしい1日でした。

朝早くから、若いスタッフの子たちと集まってお弁当を作っていました。
おかずもほとんど出来上がり、そろそろお弁当箱に詰めはじめる、という時。

 

「ともちゃん、ごめん。ちょっと見てもらえる……?」と嫌な声。

 

見にいくと、玄米ご飯がべちゃ、っと。
柔らかく炊き上がっていました。

水の量を間違えたとしか思えない柔らかさ。

あーーーーーこれでは、出せない。
炊き直すしかない。

 

20分後には、お弁当を持って出発する予定だったけど…。。。
注文してくれた皆さんに連絡をして。

取りに来てもらう予定だったものを、
自分達で届けることで了承いただき、ご飯を炊き直しました。

 

ご飯炊きを担当していた子の暗い顔。
しょうがない。こういうのは、経験することでしか学べない。

 

お弁当でも、お食事会でも。
なんでもそうだけど、「ご飯炊き」っていうのは、一番緊張する仕事です。
どこかで間違っていたら、もう後戻りできない。

ミスなく計量できているか、念入りに確認し
火にかけ始めてしまったら、50分後、蓋を開けるまで、
もう、何もしようがない。

中を確認することができない。

 

その間何もできないんだけど、なんとなく、ずっと緊張感が続く。

ご飯は、本当に美味しくなくっちゃいけない。

 

私も、4年前くらいかな。
イベントで大きな失敗をしたことがあります。
牛丼をイベントで作ったことがあって、
前日から牛すじを煮込んで、本格的な牛丼を作っていました。
当日イベントには30人以上のお客さま。
 
イベントに人が集まる直前。
私は、その牛すじ煮込みを見張る係だったのに、目を離して焦がしてしまいました。
なんとか取り繕うとしていた私を井川さんはさっと察して、
味見をし。
 
「あぁ、当てちゃったのね。これね、もうダメ捨てるしか無いんだよ。
焦げたところだけ掬えばいいって思うでしょ?
ちがう。全体に焦げた味が回っちゃってるんだよね。
これはもう出せない。さっ、やり直し」
 
呆然と立ち尽くす私。
 
怒りもしないで先輩たちはせっせと、
近くで牛肉を買ってきて、即席の牛丼作り。
会は、何事もなかったかのように終わりました。
 
お客さんたちは
「牛丼、美味しかったね〜!さすがマメヒコだな!」
とニコニコ帰っていかれたのです。
 
私は帰り道で泣きました。
「あぁ、本当は、もっともっと美味しいものを用意していたのに…。」
 
どんなに手をかけて作ったものも、
ほんのちょっとで全てが台無しになってしまうと知りました。
 
ご飯を炊くとき、檸檬クリームを炊く時。
「今、ここで、ちょっとの失敗もできないんだよ」
いつも、あの時の悔しい気持ちが、一瞬、私の中を通過します。
 
失敗すれば、成長するってもんじゃないけど、
失敗からしか学べないこともあるなと思います。
黒豆を作っていた頃の想い出
まだ、乾燥しきってなくて、赤紫色の黒豆。

MAMEHICOのミカです。

2/3は節分でしたね。
豆撒きといえば大豆!ってことで、大豆のことを。

大豆は日本人にとって最も馴染みのある豆ですよね。

 

青いうちに茹でて枝豆としても食べるし、

味噌や醤油、豆腐などに加工されるので

日常的に大豆を全く食べないって人は
ほとんどほとんどいないのではないでしょうか。

 

マメヒコのマメという名前は「日本古来の豆」の意味で、

開店以来、豆を使ったメニューを色々と作ってきました。

 

今は扱う豆の種類も豆を使ったメニューの数も

ずいぶんと減らしてしまいましたが、

今も残る豆メニュー、「クロカン(黒豆寒天)」と

「黒豆珈琲」は根強いファンがいます。


ここで使っている黒豆は「黒大豆」という大豆の一種。

(知ってる人からしたら当たり前なんですけど、

意外と知られていないんです…!)

 

北海道で10年続けてきたハタケマメヒコでは、

この看板メニューのクロカンを作るために、

主に黒大豆を作っていました。


北海道の短い夏が終わると豆畑は段々と枯れてきて、

畑の色は緑から黄色、黄色から茶色へと移っていきます。


茶色くなった鞘の中で豆がゆっくりと乾燥していき、

カラカラに乾燥した11月中旬のよく晴れた日に収穫して脱穀して、

私たちの手元にやってきます。

 

ある年の10月、茶色くなってきた黒大豆の鞘の中をたまたま覗いてみたら、乾燥する直前の黒大豆は深い赤い色をしていました。


これがとても綺麗でびっくり…!
黒大豆と言うけれど、元々の色素は赤で、

これが乾燥によって濃く黒くなっていく、ということなのですね。

 

この赤い色は豆が乾燥していく途中の

ほんの短い期間しか見ることのできないものなので、

自分達でハタケをやっていなければ知ることのなかったことだなぁ

と思います。

 

都会暮らしの中で教科書的な知識なら

調べてすぐに身につけることはできるけど、

ここまで知るのはなかなか難しい。


自分の手でやってみることの面白さはこういうところにあるように思います。

神戸からのお便り

1月最後の土日に、神戸御影の
面白可笑ひこと、喫茶エトワールに
ホールスタッフ&お客として、参加しました。

 

久しぶりに
なんだかよくわからない感動に包まれて
笑ったり泣いたり
カラフルなパズルが
頭の上からバラバラと降ってきたようで

 

感想も上手くまとまらず書けずにいました。

 

ですが
これからもマメヒコの皆さんと
ワイワイガヤガヤ面白可笑しくやって行くような
気がしています。

 

今朝、出かける前に急に
エトワール︎ヨシノさんを思い出して
描きたくなって

あの日の感動のまま描きました。
描かないと出かけられなかったので
仕事に遅れました。笑

これからもいろいろ色々楽しみです。

初春の食事会

初春の食事会をおこないます🌸

 

MAMEHICOの井川さんが季節に合わせた創作料理を作って食べる会です。

コロナ前は定期的に行われていた会が、ひさしぶりに復活です。

 

メニューは毎回変わり、当日のお楽しみです

 

MAMEHICO銀座
・2/10(金)18:00
・2/16(木)19:00
・2/24(金)19:00
5,000円(税込)+ドリンク代(お酒もあり)

 

※できれば、4名1組でお申し込みください。
※メンバー以外のかたもご同席いただけます。

日にちとお名前(代表の1名様)をお書きください。

あなたのことを教えてください

井川です。ボクたちもせっせと、ボクたちの考えていることを伝えます。

そして、どうかみなさんも、みなさんの普段考えていること、本当のワタシを、フォームまたは、info@mamehico.comまで送ってください。

匿名でも構いません。

 

雑話会をやると「ああみんなこんなに、胸のうちを話したがっていたんだ。聞いてほしかったんだ」と感じています。

 

ここで掲載できそうな話題は掲載します。
そのときは「掲載していい?」と確認します。

 

ぜひ、あなたのことを教えてください。

お待ちしています。

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