初春の食事会をおこないます🌸
MAMEHICOの井川さんが季節に合わせた創作料理を作って食べる会です。
コロナ前は定期的に行われていた会が、ひさしぶりに復活です。
メニューは毎回変わり、当日のお楽しみです✨
MAMEHICO銀座
・2/20(月)19:00
・2/24(金)19:00
5,000円(税込)+ドリンク代(お酒もあり)
※できれば、4名1組でお申し込みください。
※メンバー以外の方もご同席いただけます。
※日にちとお名前(代表の1名様)をお書きください。
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MAMEHICOの坂本です。
食べることが好き。
そんなヒトはきっと世の中にはそれなりの数がいるはずで、
「じゃあどんなものを美味しいと思う?」と尋ねれば、
尋ねたヒトの数だけ答えがあるだろうと思います。
私の場合、両親ともに料理があまり得意ではなかったため、
外食で育ったようなもので、食事とは、家の外にあるものでした。
美味しいものを食べることが好きだけど、
家の外にこそ美味しいものはあると信じていた私は、
自分の好き勝手にできる年齢になったとき、日本国内に留まらず、
台湾の地元民が通うような屋台をはしごしたり、
半世紀も三つ星であり続けたリヨンのレストランに行ったり、
北イタリアの秘境にあるポルチーニのコース料理を食べたり、
アンテナを張って、まぁ随分と、色んなところに足を運んでいました。
そりゃあどれも美味しいには美味しい。
でも同時に感じる、少しの虚しさと違和感。
きっとこんなものなのだろう、と思っていたあるとき、
マメヒコの食事会に参加する機会がありました。
マメヒコの食事会では、井川さんが旬の食材をたっぷり使って料理を作ります。
レストランで言ったら、シェフのおまかせのコース料理一択、という感じです。
この食事会で気づいたのは、旬の食材を、センスあるヒトが料理すると、
どれもこれも本当に美味しいということ!見た目も味も、
レストランのように肩肘張ったものではなく、でも家庭料理にしてはとても洗練されていて、なんというか、過ぎたるもなく及ばざるもなく、中庸の美しさがあるのです。
そして、みんなで「わぁ美味しそう〜!」と大皿から取って食べること。
どんなものを美味しいと感じるかは、そのヒトの嗜好もありますが、美味しそう!と盛り上がりながら食べれば、本当により一層美味しくなるのです。笑
きっと、かつて、私が感じていた虚しさや違和感の正体は、
あまりにもお金の文脈で成り立っている料理が世の中に多いことだったのでしょう。
過度な手間や希少性で演出された料理をかしこまって頂くよりも、味のバランスを楽しみながら和洋中のジャンルを超えた創造性のある料理のほうが楽しいのです。
今月は、MAMEHICO銀座で、メンバー向けの食事会が何回か開催されます。
食材も料理も空間も居心地も、なんというか、全てのバランスの良さこそが、この食事会の伝わりにくくも、素晴らしいところだよなぁ、と思います。難しいこと抜きに、美味しい食事が並びますので、ぜひご一緒しましょう。