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2023.2.28 Vol.043
井川さんの本音
銀座のキッチンから見える夕暮れ

「ずっと今まで、レールに乗ってここまで来たんだ。

傍から見れば順調に歩んでいるように映る人生かもしれない。

 

正直言えば、何も考えずにここまで来れたんだ。

 

だから。

自分が本当に好きなものってなんなのか、

君に聞かれても答えられない。

 

そんなこと考える必要もなかったし、

そんなこと考えるやつはくだらん馬鹿な連中だと思っていたのさ。

 

だけど、だけどだな。

いまは、とても虚しいよ。

そして、とても自分が滑稽だ。

 

自分が本当に好きなもの、

そんな簡単な質問にさえ答えられないんだからな。

 

いくら考えても、考えても、何も出てこない。

頭の中で、虫が飛んでいるような気分だ」

 

とある男性はそういうと、

目を伏せたまま、泣くことも出来ないという感じでした。

ただの冷たい鉛の塊のようで、近づくだけで、

ボクの気持ちまで沈むようです。

 

ずっと走っていられるヒトはいない。

そんなことでさえヒトは知ろうとしません。

どこかで、それはふと、ふいに、

立ち止まらざるを得ないときが来るのです。

 

挫折や悲しみを味わないと、

多くのヒトは自分を見つめることすらしないのです。

オー・ヘンリーの「最後の一葉」のように、病院のベッドで、

木の葉に自分の人生を重ね、すがったりするのがヒトなのです。

 

ただいまボクは絶賛、チェーホフの「ワーニャおじさん」の稽古中です。

生まれてはじめて、古典劇に挑戦しているのです。

 

自分を見失ったとき、助けになるのは、仕事をすることだと、

チェーホフは書いています。

 

仕事に限らず、手を動かしたり、様々な体験を通して、

頼りにされたり、頼りにしたりすることが救いになると、

ボクも経験を通して感じています。

 

社会人になってから、改めて自分を見つめる時間を過ごせる場所。

社会人として働いたあと、少し立ち止まって自分自身と向き合い、

改めてどう生きるかを考えられる場所。

 

様々な体験を通して、体を動かしたりしながら、

頼りにしたり、されたりするような場所として、

MAMEHICOは求められるでしょうか。

いまのMAMEHICOも、もしかしたら、誰かにとって、

そういう場所になっているのかもしれません。

 

豊かな自然の中、いろんな体験ができる、

そんなMAMEHICOが作れたらいいなと思っていますが。

メンバー登録の方法
ボタンを押すと説明サイトに飛びます。そこでメンバーになってください。
メンバーのご利用について

 

メンバーですが、メンバーではない家族や友人と一緒に利用できますか?

 

はい。メンバーのお連れさまは、メンバーではなくてもご利用可能です。皆さんでお楽しみください。

 

イベントは、メンバー限定ですか?

いいえ。どなたでも参加可能です。ただし、メンバーは割引価格が適用されるので、ちょっぴりお得です。

 

子どもは、入店することが出来ますか?

はい。年齢制限は特に設けていません。大人も子どもも居心地の良い場所を目指しています。ベビーカーも、コミュニケーションを取り合って、柔軟に対応したいと考えています。

 

会費の支払い方法を教えてください。

会費のお支払いはクレジットカード決済をお願いしております。
毎月1日に電子請求書をご登録のメールアドレスにお送りしますので、毎月8日までに当月分の会費のお支払い手続きを行ってください。
(Square請求書の決済システムを使用しています。)

 

メンバーを退会したいのですが、どうすればいいですか?

お問い合わせフォームよりご連絡ください。
恐れ入りますが、退会月の会費の日割精算はありませんので、ご了承くださいませ。

マメヒコの味噌について

前回の味噌仕込みの日に撮ったもの。ここから発酵が進み、味噌になります。

MAMEHICOのミカです。

ドライカレーに添える野菜のお惣菜の味付けに、

お弁当クラブの方向けのお味噌汁に、
と私たちの日常に味噌は欠かせません。

マメヒコではその味噌を自分たちで作っています。

 

味噌の材料は塩、大豆、糀です。
糀というのは、簡単に言うと「麹菌と呼ばれる菌の塊」です。

麹菌が日本の食を支えていると言っても過言ではないくらい、

日本酒、味噌、醤油といったお馴染みの発酵食品の「発酵」を担っている菌です。

 

味噌作りで一番大変なのはこの糀作りです。
なにせ温度と湿度を一定以上に保たないとできないし、

1週間くらい気が抜けません。

 

良い糀を使うことが味噌作りのポイントなので、

糀作りが味噌作りの中で一番ドキドキします。

 

蒸した米を材料に作るのですが、文字通り本当に花が咲いたように

白くホワホワとしてきたら糀の完成!

(糀作りについて掘り下げると長くなってしまうのでそれはまたの機会に改めて!)

 

無事に糀ができたら、大豆を茹でて、材料全部を混ぜて潰して、

大きなガラスジャーに詰めます。

 

後は待つのみ。

 

味噌作りの大半は麹菌が働く時間なので、じっくり待つこと数ヶ月…で、

発酵が進んで味噌が出来上がります。

 

できたばかりの味噌は白っぽく、熟成されていくと

黒っぽい色に変化していきます。

味わいや香りもそれと共に変化するので、そんな変化も面白い。

 

ずいぶんと熟成が進んだ味噌は若い味噌と混ぜて

味や香りを調整しながら使ったりもします。

 

さて、今年は久々にマメヒコの味噌を作ろうと思っています。
「寒仕込み」というそうですが、寒いうちに味噌を仕込むと美味しくできると言われているそう。

というわけで、本格的な春の到来前に味噌会をやりたいと思います!
みんなで味噌仕込みをやりましょう!

『味噌会』
3/9(木) 19:00〜 MAMEHICO銀座にて

参加ご希望の方は、下記よりお申し込みください。

器のストーリー
MAMEHICO銀座で使っている器

こんにちは、イベントスタッフの坂本です。


MAMEHICO
銀座では、イベントのときでもメニューを絞らず、

通常のメニューをご用意しています。

カフェがやってるイベントだから、きちんとしたものをご用意しよう、

という気持ちです。

 

さて、今回は、MAMEHICO銀座のカップ&ソーサーのお話。


銀座で使われているカップ&ソーサーは、

岐阜の多治見にある小さなお店で買ったものです。

手作りの陶器を専門に扱っています。

通りすがりのお客さんも買うことが出来る、一見、普通のお店。


このお店の要は、店主のおじいちゃんが、

美濃焼の色んな作家や窯元と仲良し、ということにあります。

「あいつは今腰を痛めてるから数作れない、まぁお願いしてみるか」だの

「あそこに頼めば近い雰囲気で作れる」だの

「この形は今は作れないけどこう変えればやってもらえる」だの、

事情に精通しています。

 

井川さんが、このおじいちゃんに要望を伝えて、

MAMEHICO銀座のカップ&ソーサーを、

作家さんに作ってもらうことになりました。


でも、オーダーメイドの手作りの陶器が、

事務的に迅速に納品されるはずがありません。

 

OL歴が長くて電話が得意な私が、世間話のふりして、現況を確認したり、

催促を重ねることに。

 

余裕を持って発注したつもりが、銀座のプレオープン前日に、

滑り込みセーフでなんとか届きました。

危うくカップのないカフェのオープンになるところでした。

あー良かった。

 

そんなこんなで届いたカップ&ソーサー。

カップは3種類、ソーサーは2種類あります。

温かな白色のカップは粉引で、取手つきと取手なしの2種あります。


カップの表面をヘラのような道具で削って、かたちを作っているらしく、

その削り方にも色々あるようですが、

銀座のカップのようにやるのは難しいんだよ、とおじいちゃん。

確かに他所ではあまり見ない削ぎ方だなぁと感じます。


珈琲を頼むと、粉引の取手つきのカップ。

日本茶を頼むと、粉引の取手なしのカップで提供されます。


珈琲にこだわるお店ほど、その味に集中するよう、

カップはシンプルなものを使うことが多いなと感じます。

 

でも、粉引のカップは、口をつけたときにも、

器の輪郭をはっきりと感じるように仕上げてあるので、珈琲の味と一緒に、

カップの存在感も味わえます(笑)

 

そして、お茶の熱さをダイレクトに感じるけど、

取手なしのカップはころころしててやっぱり可愛い。

お茶が熱いうちは、飲み口と底だけを持ってふうふうしながら飲み、

程よい温度になったら手で包むようにして飲むのが好きです。

カップが柔らかく素朴な触感で、落ち着きます。


もう1種のカップは、菊をモチーフにした和柄です。


大正時代からある美濃の名窯で作られています。

この柄であれば、湯呑みのかたちが一般的でしょう。

でも、洋のかたちでオーダーしました。

こんな柄なのに、あえての取手つき。

ソーサーも和に寄りすぎないように、縁だけに柄を入れました。

紅茶を頼むと、このカップです。


ポットには茶葉が入ってるので、

カップに注ぐときには茶漉し(オシャレにいうとティーストレーナー)を使います。

 

このゴールドの茶漉しにも合う、和洋併せ持つカップのバランス感が、

なんかMAMEHICOっぽいのです。


・・・カップとソーサーのことだけなのに、書き始めると、

前置き含めて長くなりました。

ひとつひとつにストーリーがあるなぁ。

和のような、洋のような、ちょっぴりおかしく、

印象的なカップとソーサーたち。

銀座でお茶するときは、ぜひ手でも味わってみてください。

 

企画の芽

MAMEHICOは、参加してるヒトたちが、
自発的に、実はやりたかったこと、やってみたかったこと、
を実現させていこうという場所です。

 

MAMEHICOは、多くのいろんな特技を持つメンバーがいるので、
みんなが「おっ、それいいね、手伝いたい」となれば、
利他的に動いてくれ、いろんなことが実現できます。

ただし、みんなの気持ちに火を点け、
その火を灯し続けていくことは、
容易ではないけれどね。

 

自分一人でやるんではないから、
いろいろと気を使うことはあるけど楽しいはずです。

 

さて、春めいてきたので、今年も、
MAMEHICO銀座と神戸でやってみたい『企画の芽』を募集します。

 

企画の芽とは、、、、

 

□ 企画とかにはいたらないかもしれないけれど、こんなことやってみたい。やってほしい。

□ わたしは実はこんな夢みたいなことを、小さいときからしてみたかった。

□ 知ってるヒトでこんなことしてるヒトがいます。そのヒトとMAMEHICOでなにかできないですか。

□ 家にこんなお宝が眠っている。それをなんとかしたい。

 

などなど。

 

衣食住、生活全般、
カフェ、飲食店、経営全般、
アート、クラフト、動画、演劇、音楽、イベント全般。

4月から年内の『企画の芽』なるものを3月末をめどに募集します。
ぜひ『企画の芽』を送ってください。
企画が実現したあかつきには、

MAMEHICO 2万円クーポン券を差し上げます!

 

また、『「企画の芽」ワークショップ』も開催します。
自分では企画をまとめられない、
みんなとワイワイやらないと考えがまとまらない、
そんなヒトは参加してください。

人数は何人でも。
古株メンバーも、新しいメンバーも。
友人を連れてきてもらってもいいし、
お子さんや旦那さん、奥さんを連れてきてもらってもいい。

とにかく春らしい『企画の芽』、募集しています。

『「企画の芽」ワークショップ』
◯銀座
3/4(土) 17:00〜

◯神戸
3/11(土) 17:00〜

ご参加ご希望の方は、下記よりお申し込みください。
お昼休憩

こんにちは!
MAMEHICOスタッフのサチコです!

 

マメヒコ、MAMEHICOともにお店は1時間お昼休憩があります。

三軒茶屋店は14時~15時まで、
MAMEHICO銀座店・御影店は
15時~16時まで。

 

休憩時間をはさむようになったのは、
コロナ騒動でちょうど社会の流れが変わり始めた頃、
3年前くらいから。

 

喫茶店でお昼休憩があるのは珍しく、みなさま驚かれます。

お昼休憩では、スタッフ同士でごはんを食べます。
最近は、お手伝いの方がお菓子を作ってきてくれたりして
デザート付きの日もあります。笑


その時の気分でお茶も変えたりね。

 

「今日のご飯、ふっくらしてていいね」
「青菜、おいしいけどもう5秒茹でるとよさそう」
「この味付けどうやったの?おいしいね」

そんなことを、ワイワイ話しながら食べます。

 

ご飯のことだけじゃなく、日々のこと、お店でやりたいことの方針、
いまモヤモヤと抱えていること、スタッフと、
腰を落ち着けて話せる大切な時間でもあります。

 

こういったご時世だからこそ、関係を築く上でも、

この時間は貴重だなと感じています。

 

とあるお客さまから、こんなことを言われました。

 

「お店は休憩時間があるの?そうか!マメヒコは、シエスタなのね!」

 

日照時間が長いスペインには、
「シエスタ」というお昼休憩があるそうです。

そう!そう!

シエスタほど長くはないけれど。笑

マメヒコには、シエスタがあるのです!

 

お客さまにはご不便おかけいたしますが、
「あ、マメヒコさんはシエスタ中ね~」と思っていただければ幸いです。

なんて。

ハンバーグ定食

みなさん!ごきげんよう!いかがお過ごしですか。
MAMEHICOの日野です。

 

MAMEHICOのメニュー表に、ひっそりと記載されている定食メニュー。
お弁当クラブにご参加いただくと特権で予約できる、メンバー限定メニューです。

お弁当クラブのお弁当は、メインのお料理もお野菜のおかずも名もなきおかずたちが詰まっていますが、定食のメインのお料理は、みんな大好きおかずの代表選手!


唐揚げ、しょうが焼き、ハンバーグの3種類。

ハンバーグ定食は、最近メニューイン!
試作を重ねて、満を持しての登場です。
食べたことのないハンバーグができあがりました!

ほぼ、牛もも肉を使ったハンバーグ。


お肉はかたまりを買ってきて、

自分たちでミンチにして粗さを調節しています。
これぞ、お肉!!という食感。

 

MAMEHICOハンバーグのおいしさの秘訣その一です!
アクセントに豚バラと長ねぎを。
かなりの名脇役として、下支えしてくれています。

ハンバーグは、じっくり焼いて仕上げています。
お肉を焼いたら、そのフライパンでソースも作ります。
これがおいしさの秘訣その二!
ちょっとの肉汁が、いいお出汁となって、味に深みが出ます。


ソースの味つけは、おしょうゆとみりん、お酒、赤ワイン、バター。
和のような、洋のような、複雑な味わいのソースです。

 

ソースが仕上がったところに、焼けたハンバーグを戻して、

フライパンで一緒に火にかけ、ソースを馴染ませます。

これがおいしさの秘訣その三!

 

食べごたえ十分なハンバーグ定食です。
食感を楽しんでいただきたいので、人目を気にせず、
がぶがぶっと、
かぶりついてほしい!笑
もちろん、定食メニューにも、

名もなき野菜のおかずたちがたっぷりと乗っています。

 

定食メニュー食べてみたい!という方は、

ぜひお弁当クラブの仲間入りを〜!

届いたお便り

神戸のメンバーからこんなおたよりが届きました。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

MAMEHICOに関わるように数ヶ月。
9月に初めてお茶を飲みに行った時、たまたま井川さんにお会いしました。


その時、オマエみたいな「暇なやつ」、「寂しいやつ」は

ここで何か手伝えと言われました(なんか違ってたらすみません)。


その時の私は、「暇なやつ」は合ってるけど、1人で楽しくやってるし、

別に寂しくないねんけどなーって思ったんです。

 

団体行動も苦手、人と会うのも面倒やし、

ひとりバンザイ♪…って感じでした笑


ただの音楽好きというところからイベントに関わって、

色んな人と知り合って、いつのまにかチームができていて…

この状況にとても驚いています。
そして気づいてしまったんです。

 

『私、今までず〜っと寂しかったんや』と。

 

少し前までの私は「仲間」とか「団結」なんていうものを

ちょっと冷ややかに見てました。

 

今思うと、ただ臆病で拗ねてただけですね。

 

そして、こんな人見知りでマイペースで変なやつを受け入れてくれる人、

場所があることがすごい。

 

皆さん、いつもありがとうございます。

朝から恥ずかしい胸の内を語ってしまいました笑

あなたのことを教えてください

井川です。ボクたちもせっせと、ボクたちの考えていることを伝えます。

そして、どうかみなさんも、みなさんの普段考えていること、本当のワタシを、フォームまたは、info@mamehico.comまで送ってください。

匿名でも構いません。

 

雑話会をやると「ああみんなこんなに、胸のうちを話したがっていたんだ。聞いてほしかったんだ」と感じています。

 

ここで掲載できそうな話題は掲載します。
そのときは「掲載していい?」と確認します。

 

ぜひ、あなたのことを教えてください。

お待ちしています。

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